液晶モニター/液晶ディスプレイの消費電力を比較

 

 

液晶モニター(液晶ディスプレイ)の消費電力について

 

一昔前はCRTモニター(ブラウン管)が主流でしたが、もう見かけることさえなくなってきました。今となってはPC用のモニターと言えば、液晶モニターのこと。薄くコンパクトになり、消費電力も大幅に減りました。当初、15インチが主流だった液晶モニターも次第に大画面化が進み、ワイドが登場してからはその傾向に拍車がかかったように思えます。しかし、その大画面化もそろそろ頭打ちになってきたような気がします。画面が大きい方が良いと言っても限度がありますし、それを設置するスペースの問題も出てきます。また、当然ながら消費電力も大きくなってしまいます。

最近は省エネが注目され、省電力で効率の良い家電が人気です。この流れはすでにCPUやグラフィックカードなどのパソコンパーツでも主流になりつつありますが、(大画面のものはパソコンと同じくらい電力を消費してしまう)液晶モニターの消費電力にはあまり注目が集まっていませんでした。

ところが近頃、低消費電力な液晶ディスプレイ云々というニュースをちらほらと見かけるようになりました。大画面化で付加価値をつけるのが苦しくなってきた今、一社が省電力な液晶モニターで成功すれば、他社も一気に追随し、省電力競争になることは目に見えています。小型で低消費電力なものではなく、大画面かつ低消費電力な液晶モニターがメインとなるのではないでしょうか。これからは液晶モニターの大きさや価格だけでなく、消費電力にも注目する人が増えそうです。

2008/11

 

 

 

 液晶モニター(液晶ディスプレイ)の消費電力を測定

 

FlexScan L367-BK

ナナオ 「FlexScan L367-BK」

サイズ:15インチ

液晶パネル:TN

(公称の)消費電力:28W

発売:2002年11月

もう5年くらい使っている15インチの液晶モニター。購入当時は標準的な大きさでしたが、今となってはかなり小型の部類です。ワットチェッカーで消費電力を測定してみると、15Wでした。さすがに小型だけあって消費電力も小さいです。

 

液晶モニターは輝度(明るさ)によって消費電力が大きく変わるため、輝度別の消費電力も細かく測定してみました。

 

輝度(ブライトネス0〜100%)による消費電力の違い

0%

(9〜)10W

1%

10W

3%

10W

5%

11W

10%

12W

15%

13W

20%

14W

30%

15W

40%

17W

50%

19W

75%

19W

100%

19W

 

普段、輝度は30%前後で使用。輝度を一桁まで下げると結構暗くなるものの、使い物にならないほどではないです。それから、50〜100%の間は消費電力が変わっていませんが、画面上の明るさにも変化はなく、50%と100%は同じ明るさに見えました。

 

続いて輝度(ブライトネス)以外の設定(色温度・色の濃さ等)を色々変えて消費電力を測定してみましたが、消費電力に影響なし。

 

次に画面に表示される色別での消費電力を測定してみます。

 

画面に表示される色別での消費電力

通常(ブライトネス50%)

19W

白(ブライトネス50%)

19W

黒(ブライトネス50%)

19W

 

ブラウン管テレビのように画面の色による消費電力の違いは無し。

 

最後に前面にあるスイッチを押して電源を切った状態での待機電力を測定。待機電力は1Wでした。

 

 

FlexScan L367-BK

 

L367は2008年2月に生産を終了。現在は後継のS1501が販売中。公称の消費電力が25Wと(L367よりも)3W下がっています。

 

FlexScan S1501

 

 

 

 

 

 液晶モニターの消費電力をサイズ別に比較

 

[液晶モニター]

ナナオ

Acer

BenQ

三菱※

27インチ

115W

-

-

-

26インチ

-

110W

-

135W

24インチ

45〜58W/95〜110W

60〜100W

55W/95W

90W/110W

22インチ

51W/75W

45〜55W

45〜49W

52〜65W

21インチ

70W/75W

58W

-

-

20インチ

60W/64W

49〜50W

45W

42〜56W

19インチ

45W/40〜50W/54W

37〜45W

38〜45W

39W

17インチ

38W/38〜42W

40W

35〜38W

36W

15インチ

25W

28W

30W

-

メーカーの公式サイトに記載されていた液晶モニターの最大消費電力をまとめてみました。青い数値はVAパネル、黄色の数値はIPSパネル、黒い数値はTNパネル(未記載/不明も含む)。ワイド、スクウェアの区別なし(基本的に22インチ以上はワイド、21、20、19はワイドとスクウェアの混在、17、15インチはスクウェア)。メーカーによって基準が異なっている(※三菱は最大消費電力ではなく、標準消費電力)ことや、多少のチェックミスなどもあると思うので参考程度に。

 

個人的な推測ですが、実際に輝度を実用レベルまで下げての使用だと、この数値の4〜6割程度の消費電力になるのではないかと思います。

2008/11

液晶パネル方式 TN/VA/IPS

の特徴

 

TN…応答速度が速く、低消費電力で安価。欠点は視野角が狭いこと。一般的な液晶モニターはほとんどがこれ。

 

VA…視野角が広く、IPSよりも高コントラスト。応答速度、消費電力、価格ではTNに劣る。

IPS…視野角がVAよりも広く、色の変化が少ない。応答速度、消費電力、価格ではTNに劣る。

 

液晶モニター/液晶ディスプレイ

 

ナナオ

 

Acer(エイサー)

 

BenQ(ベンキュー)

 

三菱

 

 

TNとVAの違いについて

おすすめの液晶モニターは?

家電量販店にて三菱の24インチの液晶モニター(TNとVA)がちょうど並べて展示(同じ動画を再生)してあったので、じっくり見てきました。

色の鮮やかさも違うように感じましたが、それ以上に視野角が全然違います。

特に下から見上げたときなどは、TNはほとんど見えなくなっていたのに対し、

VAははっきりと見えました。ここまで違うとなるとVAが欲しくなってしまうものの、販売価格もかなり違うので難しいところです。

個人的には今までTNの液晶モニターしか使ったことがなく、特に不満もないため、消費電力と価格を考えれば「TNでいいか」となってしまいそうですが…

 

VAパネルの液晶モニター(※要確認) IPSパネルの液晶モニター(※要確認)

 

消費電力、価格の面でみると、BenQの液晶モニターがおすすめです。実測の消費電力もかなり低いと評判です。

消費電力、価格を気にしないのならば、評価の高い三菱の24インチ(VA)、または25.5インチ(IPS)が良いと思います。

 

BenQ(24インチ以上)

 

三菱(22インチ以上)

 

 

 

 

 

 CRTモニターの消費電力をサイズ別に比較

 

三菱のサイトにCRTモニター(ブラウン管)の消費電力が多数掲載されていたので、これもサイズ別にまとめてみました。

やはり液晶モニターと比べると消費電力はかなり大きいようです。

 

[CRTモニター]

三菱(最大消費電力)

三菱(標準消費電力)

Acer(通常時)

-

22インチ

-

125〜140W

-

-

20〜21インチ

140〜175W

-

-

-

19インチ

130W

100〜120W

-

-

17インチ

90〜150W

70〜96W

-

-

15インチ

70〜100W

63〜75W

75W

-

メーカーの公式サイトに記載されていたCRTモニター(CRTディスプレイ)の消費電力です。三菱は最大消費電力が掲載されたものと標準消費電力が掲載されたものがあったため、2つに分けました。三菱はすべて生産終了品。他社ではかろうじてラインナップに残っていたAcerの15インチが1種掲載されていただけでした。

2008/11

現在販売中のCRTモニター

 

 

 

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