電源の変換効率を比較「玄人志向 KRPW-J400W」レビュー

 

 

KRPW-J400W 箱

玄人志向の電源KRPW-Vシリーズは非常に評判が良いので、ずっと気になっていたところ、この上位となるKRPW-J-シリーズが発売されました。

やや価格は高いものの、80PLUS、オール日本メーカー製105℃コンデンサ、ボールベアリングファンと隙のない作りです。この性能なら意外と安いかも、という訳でKRPW-J400Wを購入。

普通の電源と高効率な80PLUS電源では、どの程度消費電力に差がつくのか、ワットチェッカーを使って比較してみたいと思います。

 

 

 

 PC用ATX電源 「玄人志向 KRPW-J400W」の紹介

 

KRPW-J400Wは『80PLUS BRONZE』を取得。(J500W・J600Wは『80PLUS STANDARD』)

80PLUS…? BRONZE? STANDARD? という方も多いと思います。

私も80PLUSは変換効率80%以上の証くらいの知識しかなく、明確な基準がよくわからなかったので調べてみました。

 

80PLUSとは?

 

 

電源に20%、50%、100%の負荷をかけた際、それぞれの変換効率と力率が規定の基準(効率80%以上、力率0.9以上)を満たしていることを示す認証。グレードが4つある。

 

80PLUS STANDARD(負荷20%,負荷50%,負荷100%時にそれぞれの効率が80%以上)

80PLUS BRONZE(負荷20%,負荷100%時に効率82%以上、負荷50%時効率85%以上)

80PLUS SILVER(負荷20%,負荷100%時に効率85%以上、負荷50%時効率88%以上)

80PLUS GOLD(負荷20%,負荷100%時に効率87%以上、負荷50%時効率90%以上)

 

 

 

 

KRPW-J400Wの12Vの最大電力は348W(29A)。

標準的な構成のパソコンならば十分でしょう。

 

 

 

KRPW-J400WはSATAのケーブルが1本(SATA電源コネクタが2つ)とやや少なめなので注意。

6ピンのPCI Express電源コネクタも1つです。

 

 

 

 

エアパッキンの粒がかなり大きめ。

結構重たいのでケーブル等を含む電源の重量(電源コードを除く)を量ってみるとおよそ2kgありました。

 

 

 

玄人志向 KRPW-J400W

 

本体だけでなく、コネクタ類、電源コードもすべて黒で統一されています。

 

プレミアム電源ということで多少高級感を演出しているのかも。

 

 

  

 

 付属品は電源コードのみ。説明書やネジ等の付属品はありませんでした。

 

 

 

12cm静音ボールベアリングファン。 12cmファンは8cmファンと比べるとやはり大きくて迫力がありますね。

しっかりとファンコントロールされれば、静音性も十分なはずです。

また、ボールベアリングファンは長寿命とのことなのでその点にも期待。

ファンの隙間からコンデンサが見えます。拡大してみましょう。   

↓                     

ちゃんと105℃コンデンサが使われているようです。

 

 

 

 

 

KRPW-J400Wの静音性は?

CPUファンを止めて、じっくりと音を聞いてみたところ(※これは真似しないでください)、起動時に少し音が聞こえましたが、すぐにファンコントロールが効いて静かになりました。

負荷のかかっていない状態では、電源に耳を近づけなければ、ほぼ音が聞こえないというレベルなので、静音性は◎だと思います。   

CPUファンを止めたままパソコンを起動すると、故障の原因になります。今回は短時間だったので大丈夫でしたが、

以前CPUファンなしでそのままにしたところ、画面がフリーズし、マザーボードから嫌な臭いが漂ってきたことがあります。

(通常は勝手に電源が切れると思いますが…)

 

 

 

 電源本体の背面。中がよく見えるくらいなので、排気も問題なさそう。

 

 

 

電源の変換効率を比較

 

 

パソコンの消費電力で検証したパソコンを使って、どの程度消費電力に差が出るのか試してみます。

まずは電源交換前の消費電力を確認。

 

電源 FSP300-60ATV

FSP300-60ATV ラベル

 FSP300-60ATV

FSPの300W電源。2004年に購入したPCケース付属品で、ほとんど使用せずにとっておいたもの。変換効率は最大負荷で最小時65%, 通常時70%。古い電源なので変換効率はいまいちのようです。

 

通常時 88W

(アイドル状態:起動15分後)

 オフ 4W

(電源オフ状態での待機電力)

 

 FSP300-60ATVのラベル(シール)

 

 

 

電源をKRPW-J400Wに交換しました。

さて、どの程度消費電力が下がるでしょうか。期待してしまいます。

電源 KRPW-J400W(ENP-5140GH)

 

KRPW-J400W(ENP-5140GH) ラベル

KRPW-J400Wのラベル(シール)

 

 

 KRPW-J400W(ENP-5140GH)

Enhance製の400W電源。

 

80PLUS BRONZEを取得した際の変換効率

・20%出力時 83.59%

・50%出力時 85.07%

・100%出力時 82.09%

・平均効率 83.58%

80PLUS BRONZE(負荷20%,負荷100%時に効率82%以上、負荷50%時効率85%以上)

 

BRONZEの基準ぎりぎりですが、この数字通りならば、かなりの高効率です。

通常時 80W -8W

(アイドル状態:起動15分後)

 オフ 2W -2W

(電源オフ状態での待機電力)

 

 

 

結果は8W減。 

事前に調べたデータでは、変換効率に1割強の差があったのでもう少し差がつくと予想していたのですが、

よく考えてみれば電源の出力が違いました。(電源は50〜80%程度の出力時に一番効率が良くなるようなので

今回はKRPW-J400WよりもFSP300-60ATV[300W]に有利な条件)

電源の出力差、個体差などを加味すれば、ほぼ妥当な結果と言えると思います。

 

 

まとめ

・変換効率について

今回の検証だけでは細かなことはわかりませんが、変換効率の違いによって消費電力が変わってくることは間違いなさそうです。今使っているパソコンの電源をわざわざ交換するほどの差はないものの、電源の違いだけで1割程度消費電力が下がるのならば、新規にパソコンを自作する方には高効率な電源をおすすめしたいです。

・KRPW-J400Wについて

KRPW-J400Wは多くの方が不満を持つことなく使える優秀な電源だと言えるのではないでしょうか。高効率、静音、長寿命と三拍子揃っており、更にはこの性能の電源としてはかなり安価です。個人的には待機電力が

 

2Wと少なく、電源オフ時でも省電力なのが気に入りました。(KRPW-J400W 販売店一覧

 

・メーカー別で選ぶ80PLUS電源

 

エナーマックス(ENERMAX)   アンテック(Antec)   サイズ(Scythe)   80PLUS電源[その他]

 

 

 

 

玄人志向 ATX電源(150×86×140mm・24pin/20pin両対応) 一覧表

[Vシリーズ] 特徴:オール105℃コンデンサ、12cm静音ファン

 型番

 出力

ActivePFC

変換効率

KRPW-V300W

300W

なし

78%以上

KRPW-V350W

350W

なし

80%以上

KRPW-V400W

400W

なし

82%以上

KRPW-V460W

460W

なし

79%以上

KRPW-V500W

500W

搭載

78%以上

KRPW-V560W

560W

搭載

82%以上

[Jシリーズ] 特徴:オール105℃コンデンサ(日本メーカー製)、12cm静音ボールベアリングファン、80PLUS

 型番

 出力

ActivePFC

変換効率

KRPW-J400W

400W

搭載

85.07%

『80PLUS BRONZE』

KRPW-J500W

500W

搭載

84.11%

『80PLUS STANDARD』

KRPW-J600W

600W

搭載

85.70%

『80PLUS STANDARD』

 

KRPW-Vシリーズの販売価格をチェック     KRPW-Jシリーズの販売価格を比較しよう

 

※105℃コンデンサ=他社85℃搭載品に比べ、4倍の長寿命とのこと ※ボールベアリングファン=長寿命なファン

※ActivePFC搭載=高力率 ※変換効率は50%出力時/Vシリーズは製造メーカ調べ

各電源の詳細は公式サイトにてご確認ください。(玄人志向 - kuroutoshikou.com

 

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