【アクアの日常あるいは平穏な日々・輝く夏の夜の夢】

アクアに欠かせないのは、夏の怪談ですよね・・・

灯里「大ニュースです、アリシアさんに晃さん、アテナさん!」
アリシア「なんなの、灯里ちゃん?」
灯里「サン・ミケーレ島で第1回納涼肝試し大会。優勝者には豪華賞品ですよ!」
晃「なんだと思ったら、肝試しとはバカバカしい」

藍華「私は気が進まないんだけど、みんなが行くならいいかなって」
アリス「私は断固拒否したいのですが、灯里先輩がどうしてもと・・・」
灯里「絶対素敵だよ、アリスちゃん!主催者は噂野キミさんだって! ぜひ、みなさんと参加しようと・・・」

晃「すわっ!夏の旅行シーズンに、3大妖精が休めると思っているのか?親兄弟の葬式だって、行けるかわからない時期なんだぞ」
アリシア「灯里ちゃん、この時期は常連のお客様でいっぱいよ。信用問題になるわ」
アテナ「私の歌を楽しみにしているお客様を裏切るなんて、絶対できない・・・」
藍華「ほーら見なさい。無理に決まってるでしょ?」
アリス「やめましょう、灯里先輩!ね、ね?」

灯里「確かに、そうでした。あーあ、優勝賞品は限定高級ビール1年分と、くるみパン1年分と、ドジが治る薬1年分なのになあ。ま、必要ないか」
3大妖精「・・・え」

灯里「どうしたんですか、アリシアさん?お客さま名簿を持ち出して」
アリシア「上から10人、キャンセルの電話よ!失礼のないようにね」
灯里「えーーーっ!」
晃「藍華、日曜はイトコのハトコのイトハトコの13回忌だ。予約は全部、あゆみに押し付けてしまえ」
アテナ「アリスちゃん、2人の公休届はもう記入済みなの。 事務が嫌と言ったら、労働基準監督署に訴えるって伝えましょう」
3人娘「変わり身、早っ!!」

かくして6人は日曜日に休暇をもらい、舟でサン・ミケーレ島に出発しました・・・
灯里「そういえばキミさんって、誰だろ?あ、がばいばあちゃんってやつかな?」


<先鋒・アリス・キャロル>

 サン・ミケーレ島の肝試し大会に参加した6人。桟橋に紙が張ってあり、「肝試し参加者は、1人ずつ島内を一周すること」と書いてありましたが・・・

アリス「・・・何でうちが1番やねん!うち、くじ引き弱いねん。怖いと方言が出るねん!」
まぁ社長「まぁ」(あんた、隠れ関西か?)
アリス「お墓がぎょーさん並んどるたい。でっかいたまらんなも。おーまいがーっと」
まぁ社長「まぁ」(あんた、ほんまはどこ出身なんや?)

灯里「ねーねーアリスちゃん」
アリス「ぎゃああああああ!出た出た出た出たああああああ!」
灯里「後輩ちゃん、しっかり!私だよ、灯里だよ!」
アリス「あ、あか、あかかかり先輩の死霊やああああ」
まぁ社長「まぁ」(アリス、それ先輩に超失礼)

灯里「アリスちゃん、私は死んでないよ」
アリス「ちゃうの?ほんま?ほんなら生き仏や!ぎゃああああああ」
まぁ社長「まぁ」(日本語、間違っとるわボケ!)
灯里「生きてもいないから、足ないけどね。けけけけけ」
まぁ社長「まぁ」(げっ。ほんまや。足、ないで!)

アリス「先輩、でっかい子供です。ふざけるのもいい加減にしてください」
まぁ社長「まぁ」(そこ!驚く場面やろ!真面目にツッコミいれてどないする!)
灯里「あの・・・えと、驚かないの?足、ないんだけど」
アリス「・・・おー。じーざす・くらーいすと」

アリス、卒倒。


<次鋒・藍華・S・グランチェスタ>

藍華「私は全然、怖くないわよ。墓場もへっちゃらなんだから」
まぁ社長「まぁ」(大変や!アリスが黒服の女に連れてかれてもうた)
藍華「あれ、まぁ社長。はぐれたのかしら」
まぁ社長「まぁ」(ちゃうねん、ちゃうねん!)

アリシア「こんばんは、藍華ちゃん。一緒に歩かない?」
まぁ社長「まぁ」(出た出た出たああああ!)
藍華「あーーんアリシアさん!私、怖くて怖くて。手をつなぎましょ?」
まぁ社長「まぁ」(さっきと言ってることが違うやんけ!)

藍華「あれアリシアさん。手がとても冷たいですね」
アリシア「うふふ。冷え性なの」
まぁ社長「まぁ」(ちゃうねん、ちゃうねん!)

藍華「あれアリシアさん。ちょっと髪型が違いますね」
アリシア「うふふ。少しイメージチェンジしたの」
まぁ社長「まぁ」(髪の毛全部、蛇やーーー!)
藍華「とてもお似合いです。私も真似しようかなー」
まぁ社長「まぁ」(アリシアなら何でもいいのか、藍華ーーーっ!)

藍華「あれアリシアさん。いつもとメイクが違いますね」
まぁ社長「まぁ」(一つ目や、一つ目―――っ!)
アリシア「うふふ。気づいた?」
藍華「気づきますよー。私アリシアさんのことなら、何でも気づくんだから」
まぁ社長「まぁ」(だああああ!もっと根本的な問題に気づけよ!!)
アリシア「うふふ。それより私、本当にアリシアなのかしら?」
藍華「え?・・・おー。あんびりばぼー」

藍華、卒倒。

まぁ社長「まぁ」(気づくのが遅いわ、ボケっ!)


<中堅・アリシア・フローレンス>

アリシア「あら、まぁ社長。アリスちゃんはどうしたの?」
まぁ社長「まぁ」(大変なんや!二人とも連れて行かれてもうた!)
灯里「こんばんは、アリシアさん」
まぁ社長「まぁ」(出たあ、のっぺらぼうや!)

アリシア「あらあら灯里ちゃん。きょうのお化粧は変わっているわね」
灯里「そうなんです。実は首も伸びるんですよ」でろーーーん
アリシア「素晴らしい才能だわ、灯里ちゃん!迷っているお客様も、すぐに呼び止められるわね」
まぁ社長「まぁ」(それで呼んだら逃げるで普通・・・)

灯里「じゃあ一つ目なら、どうですか?」べろべろばー
アリシア「大きな目ね。お客様へのアピールポイントも高いわよ」
まぁ社長「まぁ」(だから、お客様逃げるやろ!)

灯里「じゃあじゃあ、三本足なんてどうでしょう?」でろん
アリシア「すごいわ灯里ちゃん!舟を両足で支えながら桟橋に足を乗せて、お客様を誘導できるわね!帰ったらプリマの昇格試験を受けさせてあげる」
まぁ社長「まぁ」(いいのか、そんなんがプリマでーーーーっ!!)

灯里「あの・・・驚かないんですか?」
アリシア「灯里ちゃん、人にはみんな個性があるわ。それって素敵なことなのよ」
まぁ社長「まぁ」(水先案内人って、アホの集まりちゃうか?)

灯里「くっ、手ごわい・・・聞きしに勝るマイペースだわ」
アリシア「あらあら、もうすぐ一周よ。これで優勝ビールはいただきね」
まぁ社長「まぁ」(その調子や、その調子や!)
灯里「そうだアリシアさん!最近太りましたね!みんなビールBARAカンパニーとか、メタボ妖精って呼んでますよ!」

アリシア「メタボ妖精・・・私がメタボ妖精?!灯里ちゃんの間違いでしょ?」
まぁ社長「まぁ」(みんな灯里に失礼やな・・・)
アリシア「ひょっとして先月の2キロばれた?・・・メタボ妖精・・・メタボ妖精・・・2キロ増!うふふふふふふふ」
まぁ社長「まぁ」(あかん!アリシアはんが壊れていく・・・)

アリシア、卒倒。


<副将・アテナ・グローリィ>

まぁ社長「まぁ」(アテナはんアテナはん、えらいこっちゃ!)
アテナ「・・・」

アテナ、卒倒。

まぁ社長「まぁ」(1人ですっ転んで自爆すなーーーーっ!!)


<大将・晃・E・フェラーリ>

晃「よ、まぁ社長!ははあん、さてはアリスも藍華もぶっ倒れたな。どうせアテナは自爆だろ。しょうがない奴らだ、くるみパンは私に任せな」
まぁ社長「まぁ」(すごい読みや・・・うち初めてプリマを信用したで)

灯里「べろべろばー」
晃「すわっ、失せろ!」どかっ!
灯里「ぎゃーーー」
まぁ社長「まぁ」(秒殺や!これはいけるで!)

ゆらり。
噂の君「ふふ、威勢がいいわね・・・さすがは真紅の薔薇、褒めてあげるわ」
晃「誰だ、お前?私のくるみパンを邪魔する気なら、許さないぜ?」
まぁ社長「まぁ」(ラスボスや!油断すな、晃はん!)

ケット・シー「・・・」
噂の君「うッ・・・また、お前か!」
まぁ社長「まぁ」(よっしゃあ、援軍や!これで勝ったで!)

晃「ぎゃああああ!化け猫!てめえ怖すぎるぞ!さては黒幕だな!」ドカっ
ケット・シー「にゃあああああん!!」
まぁ社長「まぁ」(アホか晃ーーー!味方蹴ってどうする!)
ケット・シー「にゃにゃにゃにゃにゃーーー!」ばりばりばり
晃「痛い痛い痛い!くそー、てめえを先に片付けてやる!」
ケット・シー「にゃにゃああああっ!」
ぼかっ。ばきっ。

晃、ケット・シー、卒倒。

まぁ社長「まぁ」(あかん、最悪や・・・灯里、ほんまにお前だけが頼りやで!)


<敵前逃亡準備中・水無灯里・上>

灯里「さてと、みんな出発したし・・・そろそろ家に帰りますか」
まぁ社長「まぁ」(待てゴルアアアアア!あんた、言いだしっぺちゃうんか!)
灯里「だって怖いもーん。夜の墓場を好き好んで歩くわけ、ないじゃないですか」
まぁ社長「まぁ」(あかんあかん!すぐにみんな助けにいかんと!)

ゆらり。
噂の君「そうよ。私、今度こそあなたとお友達になるために、あなたを呼んだのよ」
灯里「ウソ・・・信じられない・・・噂野キミさんの正体が、噂の君だったなんて!」
まぁ社長「まぁ」(灯里。自分で何しゃべってるか、わかっとるか?」
灯里「がばいばあちゃんじゃなかったの?!なぜ?!」
まぁ社長「まぁ」(がばいばあちゃん、関係ねえからっ!)

灯里「お客様。アリシアさんたちをどうしたんですか?事と次第によっては、私だって許しませんから」
まぁ社長「まぁ」(よーし灯里、その調子や!)
噂の君「でも来たのは変な人ばかり・・・あなた、引き取ってくれない?」
灯里「はひ?」

アリシア「メタボ妖精〜、メタボ妖精〜、2キロ増!うふふふふ」
アリス「うちシャボンの国の生き仏なんや!でも悪い子だから炭なんや〜」
アテナ「私は魔女っ子べファーナ。秋田では、なまはげ兼務です」

アリシア「メタボ妖精〜、メタボ妖精〜、2キロ増!うふふふふ」
晃「この化け猫!晃様が成敗してくれる!とりゃとりゃー」
ケット・シー「にゃにゃにゃにゃー!!」
藍華「ああアリシアさん!一つ目だって私はついていきます・・・」

噂の君「お願い。今すぐこいつら、全員引き取って」
灯里「お断りします。知人は1人もいませんので」
まぁ社長「まぁ」(なあ・・・気持ちはわかるけどさ、引き取ってやれよ)

・・・灯里は無事、身元引受人(?)を承諾するのでしょうか?


<敵前逃亡準備中・水無灯里・下>

噂の君「そう。いいわ、ならもっと恐ろしい目に・・・」
藍華「ちょっと灯里!さっきから黙って聞いてりゃ、私たちを売って自分だけ助かる魂胆ね!そうはいかないんだから!」
灯里「ち、違うの藍華ちゃん!敵を油断させる作戦なの!シンボーエンリョなの」

アリス「そう言いつつ、後ずさりしながらこっそり舟に乗るとはどういう了見や、この桃色カメムシ女!」
灯里「か、カメムシ女?私がカメムシなら、あんたはでっかいミドリムシよ!その緑髪、植物か動物かはっきりしなさいよ!」きーーっ!
アリス「言うたなー、この素敵変態!」やるかーーっ!
ぼかぼかぼかぼか!

噂の君「あの・・・ちょっと暴力は・・・誰か話、聞いてくれない?」
アリシア「メタボ妖精〜、メタボ妖精〜、2キロ増!うふふふふ」
藍華「やっちまえー、後輩ちゃん!そこ、右アッパーだ!」
晃「ぐえー。尻尾で体を巻くとは卑怯な!このこの!」
ケット・シー「にゃおんにゃおんにゃにゃにゃー!!」
アテナ「泣く子いねがー。泣く子いねがー」
まぁ社長「まぁ」(ああ・・・もう何がなにやら)

噂の君「うるさーい!!もう結構!!帰って帰って!!みんな帰っておしまい!!」
しゅごごごごごご・・・
一同「うわああああ!」


<輝く夏の夜の夢・エピローグ>

蒸し暑い夏の夜。ARIAカンパニーで6人娘が、ゆっくりと目を覚まします。

アリア社長「ぷいにゅーっ!」(涙)
まぁ社長「まぁ、まぁ!」
灯里「うーん・・・あれ?私、悪い夢を見ていた気がする」
アリス「私も・・・まぁ社長が、妙な関西弁をしゃべっていた気がします」
アテナ「アリスちゃんも関西弁だったわ。おかしな夢ね」

晃「あたた、寝てたのに何で体中が痛いんだ?・・・ていうかアテナ、お前どうして最後なまはげだったんだ?その展開、必然性ないだろ」
藍華「晃先輩は、おっきな猫と戦っていたような気がします」
晃「え、そうなの?」
一同(うーん、よく思い出せない・・・)

アリシア「みんな、目が覚めた?実は私も悪い夢を・・・」
一同「あ。メタボ妖精だ。2キロ増」
アリシア「・・・」

アリシア、卒倒。

(2007年8月)


●ぷに絵

勧君更尽一杯酒(王維)

・・・アリシアさん、至福のひと時。
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