ぷに小話・生き人形

灯里ちゃんが公園で見かけるおじいさん。きょうはフランス人形が見当たりませんが・・・?

真夏の日差しが降り注ぐ公園。

おじいさん「おや、この前の水先案内人さん。また、ご一緒にどうですか」
灯里「あ、おじいさん・・・その節はありがとうございました」
おじいさん「いいえ、お礼なんて何も。年寄りの無駄話につきあわせて、恐縮していますよ」

木陰のベンチに腰かける二人。ゆったりと流れる時間。

灯里「ところで、おじいさん」
おじいさん「何でしょう」
灯里「いつものお人形さんは、きょうはお持ちになっていないんですね」
おじいさん「ああ、骨董品屋で新しい人形を見つけましてね」ほら
灯里「・・・あれ?」

おじいさん「この子達が気になりますか?」
灯里「摩訶不思議・・・・というか、何というか」
おじいさん「貴方がそう違和感を抱くのは当然かもしれません」
灯里「いえ、違和感じゃなくて・・・」
おじいさん「人形は普通みな無表情に作られているのです・・・しかしこの子たちは違う」

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