【アクアの日常あるいは平穏な日々・伝説の大妖精

これは、3人娘が臨時に夏休みをもらって、今はもう引退したグランマに会いに行った時のお話です・・・

<伝説の大妖精・1>

高砂村〜高砂村〜
藍華「さてと!アリシアさんの話だとグランドマザーが駅まで迎えに来てくれるはずなんだけど・・・」
灯里「うわあーーーっ素敵な場所!絶景・・・かな?」
藍華「はいはい、あんたにかかったら何でも素敵よ。ただの古風な屋敷町じゃない」
アリス「どうやらこの村は、地球の日本の古き良き下町・・・両国をベースに作られたみたいですね」
灯里「両国!?」


<伝説の大妖精・2>

グランマ「灯里ちゃんに藍華ちゃん、アリスちゃん」
3人「!」
グランマ「ようこそ水先案内人の娘さん達 アリシアから話は聞いてますよ」
灯里「ひょっとしてグランマ・・・って、でかっ!」
アリス「でっかい身長2メートルはあります・・・しかもちょんまげ

藍華「こりゃ灯里、アリスちゃん!初めまして偉大なるグランドマザー。お目にかかれて光栄です」
グランマ「あらあらそんなに畏まらずに・・・
私は朝青龍51世明徳。気軽に親方って呼んでちょうだい」

アリス「朝青龍っ!?」
灯里「親方っ!?」
藍華「わかりました、親方!」
灯里・アリス「いいのかっ、藍華!!」

アリス「後にして思えば、この時でっかい間違いに気づくべきでした・・・」


<伝説の大横綱・3日目>

灯里「いつのまにかタイトルが変わっている気がする・・・」
藍華「灯里、ムダ口禁止!実は私ども怠惰な日常を打破し 可及的速やかに立派な一人前になるべく 恐れ多くもご指導いただきに参上した次第であります」
親方「ほっほっほ」

アリス「藍華先輩、そのへんでやめたほうが・・・後の悲惨な展開が、でっかく目に浮かびます」
藍華「どんなに過酷な修行もこなしますので ビシバシしごいてやってくださいっ」
アリス「ああ、言ってしまった・・・」
親方「ほっほっほ そーねえ じゃあさっそく荷ほどきしたら
まわしを締めて四股を踏んでもらおうかしら」
アリス「まわしっ!!」
灯里「シコっ!!」
藍華「はっ、了解であります!!」
灯里・アリス「だからいいのかっ、藍華−−−っ!!!」


<伝説の大横綱・4日目>

どすこい、どすこい、どすこい・・・
藍華「どうやらこれは・・・内股を鍛えて瞬時に最高の出足を繰り出す相撲の基本の修行のようね!」
アリス「でっかい恥ずかしいです・・・それに水先案内人とどう関係が?」
藍華「これで並居る巨体の力士から、白星を奪う能力を培うのね」
アリス「間違ってないんですが・・・根本的な部分ででっかく間違っている気がします」

親方「いっぱい四股踏んだかい?」
藍華「親方っ。いっぱい・・・ですか?」
親方「ええ、遠慮せずにたんとお踏み・・・1日200回」
3人「200回!!」

親方「その後、すぐにぶつかり稽古だからね」
灯里「わーーい」
アリス「うれしいんですか、灯里先輩!?」
灯里「いいんじゃないですか、楽しいしっ」
アリス「えっ、楽しいの!?」


<伝説の大横綱・5日目>

3人「ごっつぁんでしたー!!」
灯里「とっても美味しかったです、ちゃんこ鍋」
親方「ほっほっほ それはよかったわ。じゃあ3人とも親方についてきて」
藍華(・・・いよいよ伝説の生きた講習会が始まるのね)

灯里「おお」
アリス「この大きな柱は一体?」
親方「てっぽうと言ってね。この柱に向かって押し相撲をするの」
3人(・・・だから、水先案内人と何の関係が??)
親方「それじゃあお休みなさい。朝稽古は早いから、寝坊しないようにね」

藍華「ああ・・・結局立派な一人前になる秘訣を聞き出すどころか 単に相撲の稽古をするだけの旅行になっちゃった」しくしくしく
灯里・アリス「あんたが一番やる気だったろうがーーーっ!!」


<伝説の大横綱・6日目>

親方「あらあら まだ起きていたの?」
灯里「親方・・・何ですか、それ」
親方「相撲甚句のCDよ。これで安心して眠れるわよ」
灯里・アリス(・・・いらない)

藍華「あの、グランマ・・・じゃなかった、親方!お願いがあります!」
親方「はい?」
藍華「どうか私たちが立派な一人前になれるよう、親方の貴重なご助言をお与え下さいっ」

親方「あなたたちの目から見て、アリシア関はどう?」
藍華「アリシア関?!えっと・・・軽やかな舵さばき 変幻自在な・・・」
親方「突き押し、突っ張り、がぶり寄り。本当に何から何まで超一流。あの子は、相撲を楽しんでしまう名人なのよ」
灯里「がぶり寄り・・・アリシアさんが」(絶句)
親方「とっても素敵なことなのよ、土俵に生きるっていうことは。がんばっている自分を素直に褒めてあげて、角界がくれるすべてのものを楽しむことができれば、この火星で数多(あまた)輝く力士の横綱になることも夢じゃないわよ」
3人(火星の横綱・・・なりたくねえよ)

アリシア、実は関取だったのか?!ついに親方の正体が・・・


<伝説の大横綱・千秋楽>

灯里「あの、立派なお話ですが・・・本当にアリシアさんって、関取だったんですか?」
親方「ええ、そうよ。朝潮」

アリス「・・・アリシア?」
親方「ええ、朝潮」
灯里「・・・アリシア・フローレンス?」
親方「朝潮太郎。元大関、現ネオ高砂親方。私の師匠」

藍華「ぎゃぴーーーーっ!!アリシアとアサシオじゃ、ぜんっぜん違うだろうがあああああッ!!!」
親方「あらあら・・・あなたたち、誰?」
3人「こっちの台詞だあああああッ!!!」

・・・。
アリシア「もしもしアテナちゃん?今グランマから連絡があったんだけど、3人まだ着いてないそうなの。頼んでおいた連絡、大丈夫よね?」
アテナ「うん。アリスちゃんに地図渡して、アリシアちゃんからの伝言をグランマの留守電に・・・あーーーっ!!!」
アリシア「どうしたの、アテナちゃん?もしもし?もしもーし」

アリシア、痛恨の失策。

翌日、3人は無事グランマの元に着いたが、その日に何をしていたかは後日、一切語らなかったそうである。

(2007年3月)


●ぷに絵

かわいがり。

<伝説の大妖精・後日談>

灯里「屋形船の定員は私達を入れて10名だって言ってたよ」
藍華「まずアリシアさんと晃さんは外せないわよね」
灯里「んーとねんーとね 郵便屋さんに暁さんにウッディーさんに朝青龍51・・・」

藍華・アリス「最後の、却下っ!!」
灯里「はひっ!?」


●ぷに小話

アリス「さてお客様 ご希望の観光スポットがございましたら お気軽にお申し付けください」
アテナ「そうですね ではお言葉に甘えて・・・」

アテナ「きょうのネオ隅田川、絶好のピクニック日和ね」

アリス「ピクニックはよいのですが・・・なぜ両国??

・・・その理由は「昇格試験」で。


ホームに戻る