〜1993年、あなたは何をしていましたか?〜

 
     想 い 出 甲 子 園




心に残るあの球児
〜from1991to1993〜


ブラウン管の向こう、球場、グランドで
たくさんの高校球児を見てきました。
ここでは甲子園出場選手に限定して(番外あり)
私の心に残った選手を
少し紹介させてください…






 心に残るあの球児@ 佐賀学園・若林隆信投手

 若林投手が初めて甲子園に姿を見せたのは、彼が2年生の夏。
 2年生ながらエースで4番。
 けれど、初戦の甲府工業戦で、7−12の完敗。

 その悔しさから立ち上がった若林投手は、
3年生の夏に一回り大きくなって、甲子園に帰ってきました。

 初戦を延長でモノにして、2回戦では優勝候補・天理を相手に1失点完投と
大会ナンバーワン投手・谷口投手からのスリーラン。

 ただただすごいな、と思いました。





心に残るあの球児A 長岡向陵・竹内正人投手

 竹内投手が在籍していた長岡向陵は、甲子園初出場。
けれど、初戦の対戦相手は、
なんとあの松井選手を擁する星稜高校!

大会2日目、竹内投手は、その星稜相手に真っ向勝負。
結果は、松井選手の三塁打をきっかけに11点という大量失点で完敗。
けど、精一杯の勝負のすがすがしさに心打たれました。





 心に残るあの球児B 倉敷商業・瀬口栄治投手

92年夏、2回戦の東邦戦で瀬口投手は初めて甲子園の土を踏みました。
強豪・東邦相手にまずまずのピッチング。

けれど、2回に相手打者の打球が軸足に当たるというアクシデントに見舞われ、
その後、瀬口投手は、「チームの迷惑になる」「チームに悪い影響を与える」と
痛さをこらえて力投。
結局、5回までで5失点。
マウンドを2年生投手に譲ります。
試合は、4−7で敗戦。

相手チームの選手と握手するとき、泣きながらその手をしっかり握っていた。
スタンドに礼をしに行ったときに座り込んでしまった…。
そんな姿がただ切なくて、じっと見入ってしまいました。





 心に残るあの球児C 鳥取西・長谷川裕城投手

長谷川投手は、1年のときから鳥取西のエースでした。
いつも惜しいところで甲子園を逃していましたが、
ついに3年生の春に念願が叶いました。

初戦の秋田経法大付戦では勝利を収めましたが、
2回戦では腰痛というまさかのアクシデントに見舞われ、1回で降板。
チーム完敗しました。

 そして、長谷川投手は、その悔しさをバネを胸に夏も甲子園に戻ってきました。
初戦を大差でモノにし挑んだ京都西戦。
気持ちいいピッチングを見せてくれましたが、
8回に2点を取られ、逆転負け…。
控え室での泣き顔が印象的でした。





   心に残るあの球児D 浜松商業・橋爪勝海投手

 橋爪投手の登場は、93年春の開幕戦の知内戦。
再三のピンチをしのいで、勝利。
次の岩国戦では、調子が悪く、21安打12点を取られながらも勝利投手に。
その上、この試合では172球投げたのに、翌日が3回戦。
連投だし、どうなるのかと思っていたけど、当の本人はあっけらかんと好投。
強豪・大宮東(この大会の準V校)相手に6回まで0点に抑えた。
けれど、8回に同点に追いつかれ、
延長10回でサヨナラ負け…。

 前日、あれだけ打たれながらも次の日は好投してしまう。
そんな橋爪投手の開き直りというか意地みたいなものが
いっぺんに気に入ってしまいました。
野球はセオリーなんかじゃないんだと
改めて教えてもらったように思います。





   心に残るあの球児E 三重海星・広田庄司投手

 初めて広田投手を知ったのは、報知高校野球のカラーページ。
他の選手みたいに派手さはないけど、
その地味で落ち着いた雰囲気が気に入って、
甲子園でも注目しようと思いました。

 初戦は春のセンバツ・東筑紫学園戦。
広田投手は重い速球をコントロール良く投げ、4回までパーフェクトピッチング。
けど、5回にランナーを出してから、投球がおかしくなり、7回で降板。
試合も負けてしまった。

 夏も宇和島東に5点を取られ、6回で降板。
春も夏も本領が発揮出来ずに終わってしまいました。
「精神的に甘かった」、「仕方ないです」
淡々というその声が切なかった。

 大学に進学して野球を続けるという。
神宮で勝って欲しいな。





   心に残るあの球児・番外編 桃山・石橋正光投手 
 

 石橋さんを初めて見たのは、1991年夏。
京都大会2回戦でのこと。
この試合、この年甲子園に出た北嵯峨との対戦だったのですが、
延長戦で1−2xで惜敗。
泣きじゃくっていた石橋さんに心打たれました。

 その後、新聞などで石橋さんのチームの勝敗を気にし出すようになり、
ついにはともきちを振り回して、桃山高校のグランドに足を運ぶこと十数回。
途中からは一人でも行っていました。
女子高生が一人行動するということは、よほどのこと。
会えたのはたった1回(話はしていません!)でしたが、
めちゃくちゃ感激でした!

 春季大会は、準々決勝で1安打に抑えながら、2点を取られて、敗戦投手に。
そのとき、悔し泣きをしている石橋さんを生で見て、
またまたはまっていくばかり…。

 けれど、夏の大会で応援している東山と4回戦で対戦。
延長11回、4−7で石橋さんの夏が終わりました。
このときばかりは少し複雑な気持ちでした。

 10月にオーストラリアとの親善試合に石橋さんが出ると聞いたので見に行きました。
試合終了後、出待ちをして、握手をしてもらいました。
甲子園の出ていないから、そうほどでもないだろうと思っていましたが、
ファンの女の子がわりとたくさんいました。