| 【参加者の感想】 郵便局の内部を利用者の立場でじっくりと見学できたことは貴重な体験だった。民営化や アクションプランなど、さまざまな思惑が交差する郵政事業改革だが、現場ではなにが起 きているのかをぜひ見てみたいと思っていた。局内にはあちこちに「見える化」(仕事量 などを視覚で把握するための管理ボードなどを設置すること)が実施されている。「職員 からの意見の吸い上げが進んだ」など、JPS導入による変化を説明された。しかし残念で あったのは、天井のあちこちから吊り下げられているボードや業務管理のためのホワイト ボードを使って公共サービスを利用者に提供し、JPSによって「意見の吸い上げが進ん だ」とされる職員の姿がほとんど見られなかったことだ。またJPS導入による変化を尋 ね、資料の提供を求めたにもかかわらず、具体的な数値は一切示されなかったが(配布資 料もなかった)、本当に利用者のためのJPS導入であれば、この資料こそを「見える化」 するべきであろう。「利用者の見学は原則認めていない」などといわず、どんどん見学を 受け入れるべきだろう。局の説明では「JPSと民営化は関係ない」と言っていたが、JPSが 「民間手法を取り入れた」というのであれば、それは民営化の先にある公共サービスの解 体とそう違わないのではないだろうか。(I) |