住民はコスト削減のための実験台?
荻窪郵便局のワンネット方式は誰のため?
郵政民営化に反対する宣伝やりました
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住民はコスト削減のための実験台?
荻窪郵便局のワンネット方式は誰のため?
〒 郵政事業の民営化。年末年始にかけてニュースや新聞で話題になっていましたね。「民営化ってどうなるんだろう」、「自分たちの生活に何か関係あるんだろうか」と思ったことはありませんか。そして、その民営化が、荻窪にすむ皆さんの利用する郵便に影響しているって知っていましたか。
〒 昨年10月から「サービス向上」をうたい文句にして荻窪局に導入された新しい郵便集配方式−−ワンネット方式によって、逆にサービスが低下するという状況になっています。ワンネット方式とは、郵便配達員が受け持ちエリアのすべての郵便物の集荷・配達に責任を持つというものです。これまで普通郵便、速達、小包など郵便物の形態別に、配達員が配置されており、郵便物の収集も別な系列でおこなっていました。これをワンネット方式にしたことで、郵便の配達業務に混乱がもたらされました。
〒 郵便局にとって一番忙しい年末年始に、ワンネット方式の導入に伴う混乱やコスト削減のための人減らしが加わり、「元旦の年賀状が届かない」「3日になってやっと届いた」「誤配が多い」などという住民からの苦情が例年になく荻窪郵便局に殺到しました。
〒 郵便局はなぜ、このような無理な方式を導入したのでしょうか。それは冒頭にもお話した民営化と関係があるのです。政府は2007年から民営化を開始しようとしています。全国の郵便局を統括する郵政公社は、民営化による民間他社との競争や利潤を上げるためのコスト削減を進めてきました。
〒 郵政民営化を推進する竹中平蔵担当大臣は、民営化によって「サービスが向上する」といいます。しかし彼の言う「サービス」の中身とは、民営化された郵便局をコンビニとすることで便利になる、ということなのです。しかし本業である郵便の集配業務がおろそかにされてしまって、何がサービスの向上なのでしょうか。
〒 郵便局のサービスの向上とは、私たちの生活に欠かすことのできない公共サービスとしての郵便事業を向上させることに他なりません。それはコンビニ化を目指す民営化や人員削減によっては実現できないものです。よりよいサービスは、利用者や郵便職員が、お互いに公共サービスの向上について忌憚ない意見を交わしながら作り上げていかなければなりません。
〒 ワンネット方式はこの3月いっぱいで打ち切られるとのことです。民営化とコスト削減によって尻に火をつけられたように場当たり的にすすめられたこの方式によって、実験台になり犠牲になったのは、ほかでもない利用者と職員でした。サービス低下を引き起こすコスト削減政策と、公共サービスとしての郵便事業を破壊する民営化はいりません。