女性の五人に四人は冷え症と言われていますが、冷え症で病院にかかる女性はほとんどいません。体質と思ってあきらめているのでしょう。冷え症は西洋医学では病気として扱われません。冷え症ではなく冷え性とも言われます。冷え症とは簡単にいうと、血行不良(抹消血管の血行障害)です。手や足の先の部分で血行が悪くなっている事です。人の体は寒いと感じると体の表面の毛細血管を収縮させ体温が外へ逃げないようにします。そして今度は血液を送り込み体の表面の温度が下がりすぎないように調節されます。しかし、そのように調節されずいつまでも血管が収縮しているため冷たくなってしまうのが冷え症なのです。この血管の収縮と拡張を受け持っている神経が自律神経といわれる神経です。つまり自律神経が上手に働いていないのが冷え症の原因の1つです。このような状態になりやすいかどうかは、体質でもあり女性に多いと言われています。女性ホルモンの変動やバランスもその自律神経の調節を狂わせてしまう原因になっています。また女性は男性に比べて筋肉の力が弱いのもありますし、なぜか低血圧も女性に多い。つまり女性の体はとても冷え症になりやすいのです。
また今はエアコンがかなり普及しているため人間の体温調節機能がうまく働いていないというのも原因の1つと言われています。
更年期障害とは閉経前後における女性ホルモン(エストロゲン)減少を主原因とする様々な症状の事をいいます。
症状としては、月経異常、ほてり、急な発汗、動悸、不眠、うつ、精力減退、またその他にもエストロゲン低下による高脂血症、動脈硬化などがあります。
ほてりやのぼせと言うのは代表的な症状でエストロゲン欠乏により脳の自律神経調節機能が変化するために起こると考えられています。また閉経による女性性の喪失感、パートナーとの一体感の喪失などにより不眠、うつ症状が起こります。そして膀胱やその周辺の筋力低下のため、排尿の回数の増加、粘膜の萎縮や分泌物の減少により性欲も減退します。