| ● Prologue (顛
末記)未 |
私のフィッ
シングライフで、最も永く続けているのが友釣りです。私は琵琶湖のほ
とりの田舎育ちで、子供の頃自宅近くの小川に小鮎がたくさん遡上してくるのをよく網ですくって遊んでいました。それで鮎自体のことはよく知っているつもり
だっ
のです。しかし、初めて友釣りをして掛かってきた野鮎を見
た時は、そのスマートな面構えと美しい魚体に
見とれ、少なからずの興奮を覚えたのを記憶しています。
それは1977年のことで、その年の初夏、高野山のふもとの丹生川でのことでした。釣行することになった日の2〜3日前に、勤め先の会社の
上司のSさんからお誘いを受けました。社会人1年生の私としてはプライベートでも上司の誘いは断りづらく、おまけに道具一式も貸していただけるとのことで
ありました
ので、とりあえずお付き合いさせていただこうかなという程度の気持ちでした。
ところが、これが友釣り病の感染のはじまりとなってしまった訳で、この後1
週間もしないうちに友釣りの道具を買い揃えてしまい、毎週と言っていいほどあっちこっちの川へ通うこととなってしまいました。それからは2005年のシー
ズンまでは毎年何日かは必ず友釣りをして川に浸かっていました。清流かと見えた川は実は泥沼だったということに最近やっと気がつきました。
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