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灰谷健次郎。1934年10月31日、兵庫県神戸市生まれ。彼は大阪学芸大学(現・大阪教育大学)学芸学部を卒業し、神戸市内の小学校教師を17年間勤めた。母や兄の死などが元で退職、その後沖縄やアジア各地を放浪し、1974年に「兎の眼」で児童文壇デビューを果たした。この作品は日本児童文学者協会新人賞を受賞し、ミリオンセラーとなった。83年には教師時代の同僚等とともに「子供が中心」を理念とする太陽の子保育園を神戸市北区に開設した。
そして1997年、神戸市連続児童殺傷事件が起きた際、新潮社の写真週刊誌「フォーカス」が少年法に違反し、当時中学3年生であった加害少年の写真を掲載し、公開した。これに対し、加害少年も保護されるべき存在であるとし、灰谷は抗議の為執筆拒否を宣言した。そして、新潮社との間で、彼の代表作「天の瞳」や「兎の眼」を含む全作品の出版契約を解消した。これらの作品は後に角川文庫から再刊行されている。この他にも、社民党の議員等と交友が深く選挙協力を行ったりピースボートに加わったりという積極的な政治活動も行っていた。
そして2006年11月23日、食道がんにより72歳で他界した。
<受賞暦>
| 年 | 受賞 | 受賞作 |
|---|---|---|
| 1978 | 小学館文学賞 | 「ひとりぼっちの動物園」 |
| 1979 | 第1回 路傍の石文学賞 | 「太陽の子」 |