光ふたたび 再生への道
前衛書 ・・・「08 - 甦」 
 
クリックすると大きくんなるよ。
 
・・・ はじめに ・・・                                                   
 
このページは、管理人が視力を失くし、暗闇の世界を漂ったかも知れない日々の記録です。

人は、それを運命と言うかも知りませんが、諦めず 出来ることを模索し、

挑戦する事によって開けてくる道があること、今 成す術もなく思い悩んでいる、

あなたの心の一助になればと思い、このページをつくりました。

もちろん 私が辿ったプロセスが全てではなく限定的で、

どうにも出来ない現実のある事も、重々存じております。

でも 現実を直視し、何が可能か?、何をしたら良いのか? を考え、

その可能性にかける。これも 価値あることではないかと考えております。

こんな体験が、何かのご参考になれば幸いです。

☆ なお この記述は、医学的に知識のない管理人が思うがままに記述しているものであり、
記述内容に適切でない表現・説明が含まれていることもあるかと思いますが、
治療にあたっては、ご専門の医師に相談して頂きますよう御願いいたします。
病名 ・・・ 続発性緑内障 
 処  置
発症年不明 - 眼圧の上昇と外科的処置
 眼圧の上昇により、視神経の損傷を防ぐためには、薬物治療のほかに、外科的処置による治療があります。これは判りやすく言うと、何らかの理由で詰まった排水路を、手術によって房水の流れる道を作ってやることですが、私の場合、折角作った排水路が術後の炎症(ぶとう膜炎?)により、すぐ塞がってしまい、眼圧コントロールができなくなってしまいました。
 この繰り返しでの手術をしたのですが結果は同じ、このままでは
暗闇の世界です。
2003年07月 右 ・ 繊維柱帯切除術
左 ・ 繊維柱帯切除術
2005年09月 右 ・ 繊維柱帯切除術
2005年10月 右 ・ ニードリング   
年  月 眼圧 左 眼圧 右 視力 備    考
05年10月12日 16 16 -- O P
05年11月04日 16 - O P
06年01月13日 14 18 - 炎症有り
06年03月10日 18 19 - 炎症なし
06年05月11日 17 - 炎症有り
06年06月23日 17 15 - 右 角膜細胞500
06年07月31日 15 15 右 1.0 ダイナモックス
07年02月01日 - - - K病院外来(角膜)
07年03月02日 18 18 右 0.3
07年04月23日 21 28 -
07年06月14日 16 19 右 0.3 S病院外来
眼圧の推移
 左の表は、私の眼圧の推移の抜粋です。これは、数種類の点眼薬、内服薬を使用し、何回かの外科的処置をしての状況です。この表でわかるように、眼圧が高いレベルにあります。
 この間、少しでも眼圧を下げるため、点眼薬・飲み薬の他に眼マッサージ(眼球を圧迫して房水を外に流す)を行なっていました。
 07年2月、検査の結果、角膜細胞(正常値 ・・ 2500?位)が減っはていると診断、しばらくすると、1.0あった視力が段々と落ち、角膜の混濁が見られるようになっていました。例えると、鮮度の悪い秋刀魚の眼です。
 視力回復には、角膜の移植以外にはありません。担当の先生に、K病院をご紹介頂いたのですが、移植を行なうためには、眼圧が、15以下にあることが絶対条件でした。現状は程遠い数値です。
 かねてから担当の先生とは、私のようにすぐ炎症で閉塞してしまう眼の処置について相談していました。この中の1つが房水が流れるチューブの挿入です。この処置は、関西では実施できる医療機関があるとの情報を得ていたのですが、関東での情報はなく、それも 技術的な完成度は、わかりませんでした。それが思わぬ所からO病院に繋がり、ここでShunt挿入手術を実施して頂けることになりました。幸運でした。
2007年08月 Shunt挿入手術 Shunt挿入手術
 
07年8月にShunt挿入手術をO病院で実施しました。この手術は、房水の流れる水路を、人工のパイプ(シリコンチューブ?)を入れて流路を確保するもので、私のように術後の炎症を起こして、水路が閉塞してしまう体質には、最適な施術ではないかと考えました。手術時間はおよそ1時間、事後の右眼圧は、順調に下がったかに思いましたが、3ヶ月ほど経過したある日急な眼圧上昇があるのを診察でわかりました。原因は、Shunt出口に茶目がかかり、出口が塞がったためです。07年12月、Re OPの実施ですが、その後 結膜からの漏れが止まらず。08年1月再び、挿入場所を変えてShunt挿入を実施しました。その結果は、左図のとおりです。どうにも方法の無かった右目の眼圧コントロールが、完全に出来ていることがお分かりになると思います。 
 この方法が、私がお話ししたかった
緑内障の眼圧コントロールのもう1つの方法です。正確な知識もなく、このようにお話してもよいのか迷う所ですが、眼圧コントロールの外科的処としては、我が国での現在の位置づけとして、マイナーな方法であるのかも知れません。しかし どうにもならなく、視野狭窄のため失明するかも知れない所まで追い込まれた私の目が、後にお話しする角膜移植まで辿りつけたのは、このShunt挿入手術のお陰です。
年  月 眼圧 左 眼圧 右 視力 備    考
07年09月15日 17 - Shunt挿入
07年10月24日 14 23 - Shunt詰まり
07年12月07日 15 - Re OP
08年01月11日 17 - 結膜から漏れ
2008年01月 Shunt挿入手術(挿入位置変更)
年  月 眼圧 左 眼圧 右 視力 備    考
08年01月30日 16 - Shunt位置変更
08年02月11日 16 - 結膜 漏れなし
08年05月19日 16 - Shunt機能正常
2008年06月 右 角膜移植手術  角膜移植手術
 08年06月、念願の角膜移植の手術がK病院で実施できることになりました。といっても 角膜は、アメリカからの輸入角膜です。(この時点で、アイバンクに登録はさせて戴いたものの、順番が来るまでに3年位は必要といわれました。現在は、関係されている方々のご尽力で、6ヶ月〜1年位とお聞きしています)。見え方の経過は、左の表のようにけっして順調ではなく、再度の移植を必要とする現状ですが、眼圧コントロールのためのShuntは、しっかりし機能しております。
年  月 眼圧 左 眼圧 右 視力 備    考
08年07月14日 13 18 0.1 角膜細胞 2200
08年10月27日 14 11 矯正0.4 Shunt閉塞なし
09年06月24日 16 13 矯正0.15 拒絶?  視力低下
角膜細胞 測定不可
年  月 眼圧 左 眼圧 右 視力 備    考
09年07月22日 15 14 少し炎症あり?
09年10月28日 17 11 矯正0.1
10年02月18日 16 17 角膜移植手術
10年03月03日 16 15 矯正
0.04
角膜綺麗
Shunt閉塞なし
** * * * * * * * * * * * * * * *
12年04月   Shunt挿入手術が厚生で正式に認可されたとの事です。お困りの方は、掛かり付けの医師にご相談ください。
 管理人のその後
 2012年07年現在、管理人元気です。
視力は、左矯正1.0 右0.1ですが、視力のある方の左の視野は、非常に狭く、特に下りの段差がわからずに時々こける時も(笑) 車の免許の更新も諦めました。でも 日常はとても忙しく、仕事に PC作業に そして 写真教室、 また 一時中断していた弓道にも励んでおります。これからもこのスタンスは崩さずに前を向いて行こうと思っております。
  経験を通して学んだことは、情報をより多く集め、その中で少しでもいいので可能性を探る。そこから開けてくる道もあるかも知れないということです。  ・・・ 合掌 ・・・
  角膜移植手術
 かねてより御願いしてあった、角膜の移植手術の順番が来ました。手術日は、2月18日に決まり、17日の入院です。手術時間は約1時間、先生方や関係するスタッフ方々のご尽力により無事終わりました。手術の翌日には眼帯もはずれ、外の明るさにとても感激いたしました。改めて見えることの喜びを実感したものです(感謝)。
 献眼というご好意により、見えなかった物が見えるようになる。ご提供戴いた方、ご家族の皆様方に、心から御礼を申し上げるものです。とは申せ 現在 関係される方のご努力により角膜を提供してくださる方が増えて来ました。でも 手術をして戴くまでには長い時間が必要です。献眼登録に1人でも多くの方のご理解ご協力をせつに御願いするものです。
 角膜の移植は、拒絶反応は起こりにくいと聞きいておりますが、術後管理は
、とても大切です。前回のようにならないように最新の注意をするつもりです。
※参考資料:医薬ジャーナル社より
眼球の構造
 用語の説明
緑内障とは ・・・  眼内で作られた水(房水)が、眼球の外に流れる抵抗が異常に大きく、房水が流失しにくくなった状態です。 眼圧が高いため眼の神経が障害され減少し、視野狭窄視力の低下が起こり、失明に至.ることがあります。房水とは、角膜と虹彩のあいだ(前眼房)と、虹彩と、水晶体のあいだ(後眼房)を満たす透明の液体のことです。 房水は、毛様体でつくられ後眼房から瞳孔を通って前眼房に流れ,虹彩付着部と、角膜のなす角の部分(前房隅角)から、シュレム管に吸収され眼球外に排出されています。 この房水は,いつでも一定の量で排出され,水晶体や角膜に栄養を与えています。
眼圧とは ・・・・  房水の圧力のことを言い、時間や季節によって多少変動しますが、ほぼ一定の値を保っています。正常値は、10 - 21 mmHgと定義され、これを診断上の正常眼圧とされています
繊維柱帯切開術とは ・・・  房水の流出路における抵抗部分(繊維柱帯)を切開する手術。
繊維柱帯切除術とは ・・・  房水が目の外(:結膜の下)へ流れるバイパスを作る手術。
バイパスは、生理的な治癒のため、つぶれてしまうことが多く、それを防止するために繊維芽細胞抑制物質(抗がん剤の1種)をバイパス部分に塗布する。