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信州塩田平の古塔巡り(京大美研OB会例会)(1/4ページ)

2010.10.26〜27 京大美研OB会60周年記念例会で信州塩田平の古刹を巡った。

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2010年10月26日〜27日の間、京大美術研究会OB会の60周年記念行事として計画された信州塩田平を巡る旅に参加した.。 8時22分新幹線「あさま」で上野駅出発。 ktn_1.jpg
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長野駅からタクシーで約30分、松代町の「龍燈山清水寺」に着く。 写真は9月に下見に来た時に撮影したもの。
 
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寺伝によれば大同年間(806年〜810年)、征夷大将軍坂上田村麻呂が東北出征の折、戦勝祈願のため建てたものという。その後塔堂伽藍はことごとく焼失したが平安初期の作である本尊初め諸像は焼失を免れた。 ktn_3.jpg
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本尊千手観音立像。桜の一木造り。天平時代の面影を残す。保存状態極めてよい。 金箔は後補。
 
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観音菩薩立像。平安時代初期の作。 桂の一木造り。 翻波様式の刀法がとられている。 ktn_5.jpg
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地蔵菩薩立像。一木造り。平安時代前期作。
 
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バスに乗り南へ一旦上田市に入り山の中の道を西に向かい青木村の「大法寺」に着く。 古くは「大宝寺」とも書かれた。 奈良前期の大宝年間(701〜704)、藤原鎌足の子僧定恵によって創建された。 下って平安初期の大同年間(801〜810)坂上田村麻呂の祈願で僧義真によって再興されたとなっている。 ktn_7.jpg
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参道脇の苔むした石仏。様々なポーズ、表情である。 坂道を登ったところに観音堂があり、三重塔は更にその上にある。
 
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国宝三重塔。桧皮葺き。室町時代の創建。桧皮葺きの面と四隅の曲線の柔らかさがまず目にとまる。
一重が大きくなっているのが特徴である。これはこの塔の他には興福寺の三重塔があるだけで極めて珍しい。
こうすることで形に変化が付き落ち着いた感じが生じる。
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二層と三層と九輪と水煙。
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装飾や彩色がされず簡素である。 まことに生真面目な手法をとっている。 四天王寺大工四郎某ら中央の工匠によって造営されたことが墨書から分る。 ktn_11.jpg
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塔は塩田平を見おろす中腹に樹木に囲まれている。
 
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水煙、塔頂部。 ktn_13.jpg
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塔のシルエット。
 
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「観音堂」。三重塔の直ぐ下にある。 十一面観音を祀る。 ktn_15.jpg
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観音堂。 本尊「木造十一面観音立像」を拝観する。フックラした頬と細い目が特徴。藤原中期の作と推定される。桂の木に一木造りされている。