| 銅版画家 石田智美 |

(インディアンに仮装した)いしだ ともみ
| 1970年 1990年 1996年 1998年 1999年 2001年 2003年 |
広島県安芸郡下蒲刈島生まれ 広島文化女子短期大学卒業 長谷川富三郎の版画「ガイド」に感銘を受ける 銅版画を始める manos にて初個展「版展」 ギャラリー・バザレにて個展 ギャラリー・バザレにて個展 |

石田さんにお気に入りの作品を尋ねたところ、ネコの顔を
描いた画を推されました。平凡な作品だなと思ったのです
が、よく見るとネコの目が魚になってるではありませんか。
飼い主からもらった魚はよほど美味しかったのでしょう。また、「収穫」と題する作品は、湯来町の喫茶店「麦浪」の
皆さんが、自家栽培した麦を刈り入れている風景を描い
たものですが、これも刈入機はいつのまにかライオンの顔
になり、脱穀機となった象さんの鼻からは麦殻が勢いよく
吐き出されているのです。さらに、ピアニストの演奏に感動した石田さんには、十本
の指だけで演奏したとはとても思えなかったのでしょう。描
かれた画の中ではピアニストが十数本の指を縦横に駆使
しているという具合なのです。こんなに楽しい夢のような発想はいったいどこから沸いて
くるのでしょうか。 これらの作品はかって週刊新潮の表紙
を飾った叙情画家谷内六郎を私に彷彿とさせるのです。
この詩情あふれる感性を大事にして、ファンタジックな世
界を彫り続けて欲しいと願わずにはおれません。