Home
-->
Yellowstone
-->Gray Wolf
斜面を駆け上がるアルファのオス(Cottonwood pack)
雪解けの冷たい川も気にせず渡るアルファのオス(Canyon Pack)
川渡りに躊躇する黒い若いオス(Druid Peak pack)
唯一近距離で撮影できた灰褐色の若いオスと黒いアルファのオス(Canyon Pack)
リサーチの首輪を付けた個体(Canyon Pack)
エルクの死体を食べる(Leopold pack )
撮影地:全てイエローストーン国立公園
タイリクオオカミ(ハイイロオオカミ) 英名:Gray Wolf 学名:
Canis lupus
食肉目 イヌ科
体長0.9〜1.3m 肩高0.7〜0.8m 尾長0.3〜0.5m 体重25〜70kg
北半球に広く分布し、多くの亜種に細分化され、近年の研究では現存13亜種、絶滅2亜種へ統合されている。環境破壊と人間との軋轢で、大半の地域で数が減少し、絶滅が危惧されている。イエローストーン国立公園では、絶滅したオオカミをカナダより再び移入し、繁殖と生態系の回復に成功を収めた。日本においても同様の試みを提唱する人々もおり、知床半島であれば2つ程度の群れは十分可能とのことである。
大きさはイヌ科のなかで最大で、高緯度ほど大きくなる傾向がある。雌は雄の体重より10〜20%程度小さい。体色は灰褐色が多く、個体により白から黒まで多彩であり、群れの中でも様々な体色の個体が混じる。体毛は二層に分かれ保温や防水に優れ、夏毛と冬毛がある。
オオカミは雌雄のペアを中心とした2頭から20頭ほどのパックと呼ばれる社会的な群れを形成する。それぞれの群れは縄張りをもち、広さは食物量に影響され、100〜1000平方キロに及ぶ。群れはたいてい繁殖ペアの子孫や兄弟で血縁関係にあることが多い。縄張りの外から来た他のオオカミは追い払われることが多い。群れは雌雄別に順位があり、通常は繁殖ペアが最上位で、優先順にアルファ、ベータと呼び、最下位の個体をオメガと呼ぶ。ボディランゲージ、表情、吠え声などで群れの内外とコミュニケーションを取るとともに。儀式的な順位の維持にも使われる。遠吠えは、群れの仲間との連絡、狩りの前触れ、縄張りの主張などの目的で行われ、合唱のように共同で遠吠えすることもある。
オオカミは肉食で、シカ、ヘラジカ、イノシシから、齧歯類などの小動物も食べる。シカなど大きな獲物を狩るときは群れで行動し、長時間の追跡い、獲物の群れの弱い個体(病気、高齢、幼体)を捕まえることが多い。最高速度の時速70kmなら20分、時速30km前後であれば一晩中獲物を追い回すことができる長距離ランナーなので、走り疲れた所を襲うことが多い。 狩りの成功率は10%以下で、何日間も食べられないことが多いため一度に大量の肉を食べることが可能で、捕らえた獲物を先に食べるのは上位の個体である。
2009年の5月に訪れた時はガーディナーのノースエントランスからラマーバレー(Lamar Valley)にかけてすむ群れに何度か出会えた。3回は道路の近くで観られたので、結構満足している。贅沢をいえば黒い個体ばかりだったので、一見オオカミに見れないかもしれないと思う。実物は迫力のある鋭い眼光と大きな体、群れでの遠吠えと、とても印象深いものであった。
Home
-->
Yellowstone
-->Gray Wolf