■■■着物トラブルあれこれ■■■

  母や祖母がたてつづけに亡くなってから10年程経って傷も癒え、やっとこさ彼女たちの形見の品を
  お手入れしだしました。
  そしたらいっきに着物好き脳の遺伝子が開花…!して良かったのですが、 それと同時に数々の
  着物の傷みのひどいのを次々に発見してガッカリ…。

何でほっといたのよと怒ってるに違いない。 さて私はどんな処置が必要だったのでしょうか。
最後にトラブル対処のためのお値段も書いてるのでチェックしてみて~


 

         ■胴裏のシミ : 古い着物のトラブルのほとんどがこれ。

         ■虫食い : 今のところないかな。

         ■着物の保存方法 : 胴裏のシミも虫食いも予防法はこれしかありません。

         ■身丈や裄の長さ不足

         ■値段表

         ■着物の寒さ対策

 

 

 

■胴裏のシミ

着物の袷の裏地は【胴裏ドウラ】と言い、表地と同様に正絹なのが殆どです。

お洋服の木綿やポリエステルと違って、動物性たんぱく質の塊である正絹や
ウールはどうしても虫食いやカビが発生しやすいのが運命です。

そのうえ昭和初期以前に作られた着物は、この胴裏に、あろうことか栄養たっぷり
のお米性の糊を通して“ピシッ”とさせるのが“粋”だったのです。

なので、残念ながら一度も袖を通してないものや、着ても仕立てなおして糊づけ
しで新品のように見える着物に限って、このようなトラブルがある事が多いんです。

どうかしばらく見ていない着物タンスがあったら、くまなく裏地までチェックして
見直してみることをおすすめします。

 
↑シミが広がってしまった友禅、恐ろしいことに、このまま放っておくと、なんと表地にも汚れが広がってしまうんですって…!  

もし、“シミ”がこのくらい「薄め」で表地も似たような色(シミの黄色が表地に出ても
バレなそう)だったら、いちばん安価な方法は、とりあえず胴裏についた糊をとるために
①クリーニング がおすすめです。

定期点検は必要ですが(シミが大きくなっていないか)、とりあえず普段着に使用する
なら、これ以上広がらないようにするだけで着ててもいいのではないでしょうか。

 

この着物なんて一度も来ていないのにシミが…!!

こうなってしまったら業者さんに ②胴裏取替 をお願いしましょう。

 

 

 

 

■着物の保存方法

さて上記の胴裏のシミや虫食いを防ぐための方法、それは乾燥防虫に限ります。

最低年に春秋冬の3回、前日からお天気の続いたような乾燥した日に、着物を桐ダンスから出し、ハンガーにかけて
お日様の出ているあいだ陰干しにしましょう。

そのついでに着物ダンスの防虫剤・乾燥剤を入れ替えましょう。

一番よい時期は【寒干し】といって1~2月の晴れた日が、虫の卵も殺すことになるので最適だそうです。

それが大変なら、私が【新聞紙干し】と呼んでいるのですが、お部屋の床に新聞紙を敷き詰めて、その上に着物が
見えるようにたとう紙を広げてごザックリ並べ、お日様の出ているあいだ陰干しにする。

それから、時間がないけど洗濯日和の日は着物たんすを開けっ放しにする。

梅雨の時期や雨の日は着物ダンスを触らない(湿気を入れない)のがいいです。

私は1月の寒干し以外は着物たんす開けっ放しぐらいしかやりませんが、今のところトラブルはありません。

 

 

 

 


着物をきて、お出かけしよう♪

 

 

 

■身丈や裄の長さ不足

前出の梅の友禅の着物はもうひとつ問題があって、祖母のものだったので、
背が高い私には、どうしても丈が足らないそうです。

もう本当に、いろんな着物やさん呉服店、近所の高島屋とか回ったのですが
どうしてもだめなのです…。

ふつう着物には“のりしろ”の部分に余裕を持たせておいて、⑤身丈を伸ばす
ことができるそうです。

 


ところが私の場合、昔の人と比べて予想もしないほど背が高いので(これホントそのまんま言われましたが…?)それを
つついっぱい出して縫い直しても足らない物がほとんど。

そんな時は ⑥帯で隠れる部分に布を足すそうなのですが、なんとそれでも足りないらしいのです…残念!!

さてこの着物は前述のように胴裏のシミもあったのですが、非常に濃く出てしまっているうえに表地は白なので 通常の
①クリーニング
 
では済みそうにありません。

そこで裏地を取り替えるだけの ②胴裏取替 をお願いしようと思ったのですが、これだけだと結局この着物は、身丈が
足らないのだから自分は着ることはできないのです。

だから、たとえば私より背の低い娘に着せるにしても、その人の身長や手の長さを測って改めて ⑤仕立て直し なければ
ならないのですが、これがまた50000円くらいかかるそうです。

結局一番安く上がって、生地をいためずに、丁寧に洗うことができるということで ③洗い張り をやってもらいました。

洗い張りは、【反物】の状態にしてしまって、裏地を取っちゃいます。

エエなんとも寂しい感じです。

上の写真のような寂しい感じで戻って来ました…(ガックリ!!)

でも、着物というのは、洋服のようにデザインがあるわけでもなく仕立てが決まっているので、昔の人は洗うたびに【えり芯】
というのを入れ替えて洗ったり、襟や裏生地を取り替えたり、背が伸びたらのりしろを出したりするようなニュアンスでとにかく
しょっちゅう縫ったり解いたりしていたので、そんなに寂しがることはないのよと店員の方に笑われました。

あとはおうちに帰って、着物用シリカゲルと一緒に桐ダンスにていねいにしまい、反物といえど大切に扱うことです。

余談ですが、私のようにまだ娘もいないし、自分はもはや着れない振袖などがあって、保存のお手入れが大変なとき、着物の
⑩真空パック サービスなんていうものもやってくれるところがあります。

 

 

 

■値段表(2007年6月現在) 私が調べた中で一番安いところ(…のはず)
 
たんす屋
鈴乃屋
クリーニング店
①クリーニング
3150円
②胴裏とりかえ
31500円
(胴裏・八掛ふくむ)
③洗い張り
7800円
 
④仕立て直し
27250円
(胴裏・八掛ふくむ)
(うちの近所の値段です、
ごめんなさい)
⑤身丈を伸ばす
24800円
(つきだし代ふくむ)

⑥帯で隠れる部分に布を足す
⑦絵挿し
50000~70000円
⑧真空パック
 
 

 

 

■寒さ対策

着物・洋服に限らず私はすごく冷え症ですが、着物の絹って想像以上に暖かいですよね。

着物を知らないうちは、着物のコートの薄いのにびっくりしてこれだけで真冬外に出るのは考えられませんでした…。

でも今はコートの上にさらにストールを肩がけ、さらには普通に首にマフラーを巻いてしまっても可愛いと思います。
(正装のときは禁止ですが)

それから雪の日などはそれでも寒いこともありますので、私は毛糸のレッグウォーマーを

 
←こんなふうに手に履いてしまっています。
ちょうど着物の腕部分って袖に風が入り込むのでこれはかなりあったかいですよ!

ですがくれぐれもアレンジになりますのでよそゆきにはNG、先方へ赴くならその道すがらだけにしましょう♪
それからみなさん足袋はどうしていますか? 足袋1枚のキレでだけでとっても寒くない?

着物の場合は裾が床すれすれまであって、補正のためタオル等で下半身は思ったより暖かい。

しかし私は異常なくらいの末端冷え性なので、その寒そうな感じだけでもだめなのです、、、 

そこでおすすめなのは、足袋の下に“足指くつ下”を履くのです♪

そして猿股というのを(ェ?バカボンのパパのような分厚いタイツの足首から下のないもの)の端を足の甲までかぶせ、
甲の部分にミニカイロを当てて、上から足袋を履く。

これでお正月とかお花見の夜も大丈夫!

 

最後まで読んでくださってありがとう。ええ~っと、私の今後の目標なのですが女友達と着物を着ることです。
年中行事や慶事に着せてもらう、もしくは若いい時はヘタクソに浴衣着て花火だ祭だと遊んだことはありますが、
ちょっと買い物、ちょっとお呼ばれって女の子同士のときに着物着ていく度胸はありますか?
同世代の女性の眼は厳しいですがそれだけ勉強にもなります。
ご妙齢の方のご意見ばかり伺っていては、今風の着物道から外れてダサくなるのがオチですよ。
だからまずは女友達同士で一緒に着物着てくれる人を探してるのです~★

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