アウディA3 1.8Tスバリストさん

◎車種
アウディA3 1.8T

◎年式、購入年月
 2002年型同年4月19日納車

◎グレード
 1.8T(1.8リッター180馬力/24kg/m2000〜5000rpm)

◎平均燃費
 新しいのでまだはっきりわかりませんが市街地7KM/L、高速巡航のみ14KM/L(ドライブコン
 ピュータ値)市街地半分高速半分で9.5KM/L、高速区間のみ慣らし巡航で14KM/L(満タン
 法)といった所で満足しています。

○走行距離
 900KM

○色
 シルバー

○エクステリア(外観)の評価
 とてもよい。ゴルフWの兄弟車ではあるけれど、かっこいいです。何たってトヨタ得意の露骨な物まね
 の対象となる程です。(ランクスの事)
 リヤに限るとシビックも物まねしたような感じ。きっとこのスタイルは10年ほどたっても古さを感じ
 させない(陳腐化しない)と思います。

○インテリア内装の評価
 シートは大変良い。ドイツ車共通の堅めで長く乗る事を想定した良いシート。
 インパネは最高。質感が国産とは別物。セルシオも運転した事あるけれど質感、剛性感はA3の勝ち!!
 (当然装備内容は別ですが)
 夜間のライトはおしゃれだし、”機能は機能であってカタログスペックではない!”という哲学があち
 こちに感じられる。
 ステアリングも、皮巻きで質感にあふれるもの。
 収納面は、少し物足りない。ドアポケットと蓋付きのポケット、蓋無し照明付きのポケット以外は使え
 ない。但し、それらの内部は起毛の内装であったり、滑り止めのしっかりしたゴムがついていたり、こ
 の辺も、”機能は機能であってカタログスペックではない!”をよく表現している。(さすが、アウデ
 ィ〜)
 ラゲッジスペースはこのサイズとしては充分な大きさがあり、深さもOKでとても良い。又、ドイツ車
 の使用条件をよく表しているのがラゲッジ下の予備タイヤがフルサイズのアルミホイール(つまり使用
 中4本のタイヤと同じもの)付きであること。そのタイヤを収めてタイヤ内部に工具を入れるあたりは
 ドイツ人気質といえるでしょう。
 その他あちこちが日本車のコスト意識に毒された”とりあえずつけたよ”の印象とは異なる、かけ離れ
 た質感にあふれているのものでとても満足です。    
    
○居住性
 前席は余裕充分です。特にシートのハイト調整の範囲が広くどんな体型の人で正しいシートポジション
 をとれると思われます。
 但し、ベストポジションはシートを引いて高さを抑えても、シートを前にして高さを高くしてもとれる
 反面どこに基準をおいていいのか迷う場面もあります。また、このシート調整は助手席も同じ調整がき
 く(助手席も高さ調整出来る)のもびっくりです。当然頭上空間も充分すぎる程の余裕があります。
 後席に関してはやや狭く、というよりも前後空間が少ないのが欠点です。特に乗降時にBピラーに足が
 ぶつかるのは考え物。但し横方向は充分な余裕があるので実際に後ろに乗ると意外と広さを感じるとい
 う不思議な感覚もありますが、この車は前席優先のくるまのようです。
 このあたりは、後席に人を乗せる場合、前席ではアップライトに座って後席空間を広めに取る事で解決
 出来そうではあります。(助手席側ハイトアジャストは、この為にあるのかな?)
 両親を後席に乗せたところ、”しっかりしている”、”シートの座り心地が良い”とちゃんとこの車の
 特徴をつかんだ発言をしていたので、やっぱり国産車との違いは大きいなと感じました。
 ただドアが段階的にオープンしその都度大きな力がいるのも問題です。母親は”ドアがこれしか開かな
 いんじゃないの。外人はやせてるんだね〜”と一段目だけ開けて叫んでいました。これは無段階に停止
 するゴルフとは大きな違いです。

○走りの性能
 エンジンはターボ付きで大変力強く信頼出来る性能を持っています。現在慣らし中なので大きなスロッ
 トル開度を与えていませんが、その状態では、大排気量のエンジンの様なフィーリングがあります。重
 厚でスムーズで力強い印象です。これは2000〜5000回転まで最大トルクを発生する(24Kg
 /m)低回転型のトルク特性によるものです。以前乗っていてレガシーGT−Bは260馬力でしたが、
 低回転のトルクに弱く通常一般的な運転をする範疇の加速力はA3が明らかに上です。高速の料金所か
 らの100KM/Hあたりまでの加速は2000回転前後で繰り返されるシフトアップが落ち着きを見
 せると”あれ100KM/H越えてる!”という感じでまさしく静粛で重厚で大排気量車の雰囲気です。
 
 高速安定性は充分です。直進性、コーナリングでの舵の正確性はGT−Bの方に軍配が上がりますがど
 っしりとしっかりとして、安定感があるので、このあたりも一般的な国産車とはひと味もふた味も違い
 ます。この車は4月15日より追加された車種でN/Aバージョンのサスとシートがついて内装もウッ
 ドパネルがついておりターボのラグジュアリー仕様という構成です。従ってワインディングをカリカリ
 に攻める様な仕様ではありません。そのため、きついコーナリングは得意ではありません。高速のきつ
 いレーンチェンジではロールもでますが、前後のバランスがとれたロールですので怖さは全くなく、と
 ても安心感があります。この辺もドイツ車の良い点がかいま見られます。
 
 ATは5速でシフトレバーにティプトロニックがついてスポーティです。一速のギャ比が極端に低く設
 定されていますが、これは、ターボの出足の鈍さを補う物と理解できます。特に3車線ある道路で渋滞
 に遭うとたいがい隣の車線が早く流れいて自分の車線が遅いか停止していて隣の車線にでたいという状
 況に遭遇します。こんな時GT−Bは初期加速が遅く回転の上がりをまつ間、冷や汗をかいたり、移る
 のをためらっていましたが、この車ではそんな時も低い一速のおかげで焦らずにジェントルに流れに乗
 れます。但し、ティップトロニクスはあまりレスポンスがよくなくステアリングにSWがついていたと
 してもまり使う機会は無いかもしれません。せいぜいが、通常ゲートでシフトする場合ギャポジション
 が希望位置よりも飛び越す事がありますが、それを防ぐ程度の効果があるくらいです。それよりも、頭
 の良いDレンジに任せた方が安楽でかつ操縦性にもよいので、滅多にティップトロニクスを使う事はな
 いです。Dレンジはシフトダウン制御、エンジンブレーキ制御、急加速制御が上手であり、充分にスポ
 ーティに走る事が出来ます。ただ5速1500回転(55キロくらい)登り坂にかかった時にターボが
 効かず加速がもどかしくなった時にアクセルを少し踏み込むと4速にシフトダウンされターボが効いて
 急加速に陥ってしまう点だけが惜しいマイナスポイントです。しかし、全体的には良く出来たATとい
 えるでしょう。(比較がGT−Bの古い酷評されている4ATなので最近のATはみんな良い評価とな
 るかもしれません。^^;)

○乗り味
 乗り心地もドイツ車の美点でロードインフォーメーションはしっかりとつたわりますが、不快な”ドッ
 シンバッタン”的な低級なノイズはありません。50KM/H〜100KM/Hあたりは、静粛でかつ
 重厚かつ柔らかくで甘美という表現が適切です。GT−Bではこのあたりは”トルクが出ないからスト
 レスたまるしレスポンスが悪いからもっとスピードだそう”と思ってしまいますが、この車の場合は
 ”トルクがあるし、一定速度を守りやすいしずっとこのスピードでいよう”と思うのです。GT−Bも
 こんなセッテイングを狙ってTWINTURBOに拘っているとおもうのですがもっと頑張らないとい
 けません。エンジンのセッテイングにより乗り心地や運転スタイルに大きな差が出るという良い例です
 ね。
 
 一方超高速域では風切り音が耳に付きだしますが、空力の効果か地面に張り付く様な印象があります。
 また、不整路面ではショートホイールベースの悲しさかいやなピッチングが出ることもあります。この
 辺は、基本的なディメンジョンの問題ですが、もっとホイールベースを長く取るべきです。VWグルー
 プピエヒ会長のコストダウン意識の弊害かと思います。(マガジンXの読み過ぎだ(爆))

○運転しやすさ
 幅が広くグリーンハウスが絞られた結果左右の見切りはよくありません。それでも取りまわしにくろう
 はしませんが、両ショルダーの見切りは要改良です。毎々GT−Bとの比較になりますがワゴンボディ
 のGT−Bの方が360度の視界に死角が少ないように思われます。それでもAピラーが右折の際に邪
 魔だと感じる他の国産車とは違い、右折での確認性の良さはサッシュレスドアーでAピラーが細いGT
 −Bと同様です。ちゃんと走る為の機能において手抜きはないのはドイツ車の面目をたてています。

○騒音
 低速では、静かです。試乗したN/A版で感じたエンジンノイズもそれを嫌って選んだターボ版では予
 想通りごく静かです。
 高速でもぬえわキロを超えるあたりで風切り音とタイヤノイズがきになりだしますが、基本的には静粛
 です。
 雨天でもあまり変化なく、静粛です。

○外装/装備・オプションの評価
 ヘッドランプはHIDもオプションできたのですが、納車が3ヶ月先になるときいて諦めました。プロ
 ジェクタータイプのハロゲンで心配でしたがGT−Bのプロジェクターとは比べ物にならない程の明る
 さがあり、満足です。しかもロービームは内側の2灯、車幅灯ONで外側のリング部分がほのかに点灯
 ととってもおしゃれです。この辺ドイツ人の機能優先からくるのか、それとも似合わないおしゃれ感覚
 (ドイツ人の方ごめんなさい!)なのか、さだかではありませんが個性があってとっても良いと感じま
 す。
 アルミホイールは、5スポークで光沢があります。これはクリア塗装されているらしく洗車時にもブレ
 ーキダストが簡単におちるので美しさを保てる良いできです。

○内装/装備・オプションの評価
 イモビライザが標準でつきますし、助手席エアーバッグ、サイドエアーバッグ、衝撃感知式ドアーロッ
 ク解除、バキューム式ドアロック、内溝タイプキー、二段階解除式リモコンドアロック(一回目は運転
 席のみ、もう一回押下で全ドア解除、防犯対策)、ドアーキー連動ウインドークローズ、リヤゲートの
 単独ロック等々、防犯、安全面は国産高級車に勝るとも劣らない機能が満載です。
 
 さらにESPなる車両動態制御装置により、ABS、EDB、トランクションコントロール、アンダー
 /オーバーステアコントロール、電子式LSD機能が付いており、GT−Bの4WDによる直接的な安
 心感とは違いますが、心理的な安心感をアクティブセーフティの面でも与えます。
 また、ドーアーカーテシーランプも国産車とはちがい、ドアの厚みの部分に追突防止の赤いランプ、ド
 ア底部分に乗降時の路面確認用の白いランプがつくなど気張りが完璧です。
 室内灯も前席用と後席用と2つあり、それぞれに2コづつスポットライトがついています。ちゃんと赤
 いSW照明があり、夜間はさながら旅客機室内のようです。(フライトアテンダントは自前です。爆)
 
 カーステレオも8スピーカ+ウーハーが標準です。(音はGT−Bの標準の方が良かった。こちらは8
 スピーカ)

 それから、それから、ドライブコンピュータも便利です。現在の走行状態で後何キロガソリンがもつ
 か?、今の瞬間燃費はどうか?、平均速度は、平均燃費はどうかなど、何となく知りたい情報がメータ
 ーナセルのLEDパネルに表示されます。LEDパネルにはATのシフトインジケータや、ドアオープ
 ン時にはどのドアがオープンしているかがグラフィックで表示されます。又、2つの自由に設定出来る
 速度警告機能もここに表示されます。それらが、それぞれ必要なタイミングで同じパネルを用いて表示
 されるので、いろんなLEDが雑然と並ぶ状態とはならないのもいいですね。(国産車ではこういう情
 報をショールームでのわかりやすさの為いろんなLEDをつけて表示する所が”機能は機能であってカ
 タログスペックではない”と考えるドイツ人(アウディ?)との大きな違いです。)

○これまでのトラブル
 まだ無し。

○ディーラーの対応
 まだわかりませんが、納車時に白紙の契約書にサインさせられたけど(契約時にちゃんと書いたのに、
 ”社長が替わったので”といわれて)なんかおかしような。特に最近ヤナセの会社そのものの存続が危
 ないなんて風の噂を耳にしたので...

 まあ、それでも満足です。メンテナンス3年間フリーの契約もついていたのでまっいいかなと流して契
 約書の件は流してしまいました。

○購入顛末
 自分はスバリストで、この車を購入するときトラビックとフォレスターを試乗しました。(レガシーは
 来年FMとなるので妻用のブルーバードの乗り換え時に購入する予定)トラビックはさすがドイツ車で
 した。はっきり言ってトルクの出し方、操縦の一体感、中でもエンジンのスムーズさ静粛性の面では、
 A3を凌駕するものでした。その後、妻がいいというフォレスターにも乗りましたがこちらは一言で
 ”雑”な印象でした。(ドイツ車には国産車の中では最も質実剛健な印象のスバル車もかないません)
 自分の押すトラビックは妻が”いや”フォレスターは自分が”いや”でどうしたものかと思っていると、
 スバルセールスは”トラビックは絶対に売らない”といいたげに、ドイツ車で癖がある、ワイパー/ラ
 イトSWが逆、OIL交換はスバルディーラ以外では出来ない”、等々と言いだしたのです。
 
 妻のトラビックに対するという印象は”絶対乗りたくない車”になってしまい、その上でもスバルセー
 ルスはフォレスターも売る気はみせず、”買いたいならどうぞ”という対応です。自分は過去3代レオ
 ーネ、レガシーに乗り継いだスバリストですがそれに対してこの対応です。
 
 あきれた二人は”いっそ”本物のドイツ車”はどうよ”とヤナセにいって”お客様は神様です”の対応
 で紹介されたA3に試乗しぞっこんとなりました。

 フォレスターとトラビックを試乗すると希望した時点で最初にフォレスターを試乗させて、それからト
 ラビックの試乗にしていれば”雑”な印象もカバーできたと思うし、トラビックでドイツ車の良い面を
 感じさせてしまっては、スバルの車を売る機会を減らしてしまっていると思うのです。
 ”スバルは熱狂的信者がいるからセールスはそのお手伝いをすればいいや”なんて思っていたら大間違
 いです。スバルのイメージに憧れるのは、ドイツ車という質実剛健さに憧れを持っているからである事
 も忘れてはいけません。確かに水平対抗+4WDの技術はすばらしく、独創性のあるものですが、同じ
 価格でその憧れが手に入るのですから、油断してはいけないですよ。スバルセールスさん。トラビック
 を試乗させてしまった時点でトラビックを売るべきであったといいたのです。それとも”売ると損する
 のでたとえ他のメーカへ客がにげてもトラビックは売らない”というのですか?(怒)あんたのような
 人が自分の会社にいたら叩き出す!!(怒怒怒怒)

○総評(国産車とドイツ車)
 国産車には、スバル車以外も試乗しましたが、車の出来はすくなとも5年は先をいっているのがドイツ
 車といえるでしょう。このA3よりもトラビック(OPELザフィーラ)の方が全体の仕上がりは上を
 いっています。
 どちらも20世紀後半に世に出た車ですが、ごく最近世に出た国産車よりもA3の方が車のまとめは上
 手です。
 トラビックに至っては完全に上に行っています。また、インテリアの質感はA3を高級車とするなら国
 産車は似非高級車と呼ばれてもしかた無いといえます。
 良心あるスバル開発者が”ライバルに追いつこうと努力したがライバルはさらにその先へ行ってしまっ
 ています。”とインタビューでいっているのを雑誌の記事で見ました。たぶんBMWの事をいっている
 のかと思いますが、その言葉を聞いたとき”B4はBMWよりも上でしょう”、” 何を謙遜して..”
 と思いましたが、実際ドイツ車のオーナーとなるとその言葉に重みをはっきりと実感しました。

 来年7月のブルーバード(9年落ちとなる)の車検切れでレガシーのFM版を購入するつもりですが、
 その出来によっては、もしかしたらドイツ車を購入する事になるのではないかと思っています。
 
 ドイツ車は金持ちの自己満足の車と思っていましたが、それなりの価値と実質性能を備えた車であるこ
 とがよくわかりました。
 スバルも頑張ってそれなりのプレミアムメーカになって欲しいと思います。いいものには金を出す人は
 たくさんいるのです。


トップページへもどる