スバル・レガシィB4
| レガシィB4 RS
typeB(AT) 。 RSは2.0Lノンターボ、typeBはビルシュタインダンパー採用車です。 2000.3月納車、5月のマイナーチェンジで RS typeB は特別仕様車からカタログモデルに格上げされました。 車を選ぶ条件として、安全性、ハンドリング、室内トランクともに広い、デザイン、 5ナンバーの順で重視しました。 日本車、外車問わずにいろいろ見た結果としてこの車になりました。 現在走行距離1800km程度ですが、細かく書いてみました。 総評として、非常に気に入っています。車としてのバランスが良く、走るのが楽しく、 同乗者も満足という素晴らしい車です。 【装備】 購入時はフッ素クリア樹脂塗装とフロアマットを追加したのみ。 CD/MDオーディオ、MOMO革巻きステアリング、パワーシート、アルミホイール、 ビルシュタインダンパー、助手席エアバッグ、リアワイパー、ABS など、必要な装備は純正でほとんど全てついている、お買い得車です。 【足周り】 ビルシュタインダンパーを含めたバランスの良い足周りは秀逸です。 固いという表現はあたらず、しなやかかつしたたかというのが適当です。 細かい振動はダンパーが全ていなしてくれ、それでいてコーナーでは踏ん張ります。 特に高速コーナーが得意で、ロールも僅かです。 ヘアピンではロールの入りが若干早いので、がちがちに固めたスポーツカーとは違いますが、 乗り心地とハンドリングを高次元で両立しています。 4駆という特別な感覚はハンドリングには感じられません。ニュートラルステアで、 いざというときに頼もしい、完成度の高いものです。 驚いたのが強風・降雨時の安定性です。FRに乗っていた頃に、 大自然の恐ろしさを感じつつ運転していたのが嘘のように、淡々と走れます。 【エンジン】 NAエンジンはレスポンスの良さが最大の美点です。とにかく良く回ります。 5300rpmで高回転側のカムに切り替わるらしいのですが、まだ馴らし段階(5000rpmまで) で未体験です。振動は若干あり、スバルの言う水平対抗の理想とはちょっと違うかも。 不満点はトルク特性。20.0kg/3200rpmと、 ピーク値は十分なのですが、フル乗車の2500rpm以下は、 1.4tという車重もあって、少し頼りないです。ただ、馴らしが進んで徐々に 改善されてきているようです。 もう少しフラットなトルク特性にするか、4ATを見直した方が良いと思います。 2,3速のギャ比をもっと低くするか、5ATにすると使い易いと思います。 B4に2.5LNAエンジンを載せればとも思うのですが、車重が増えるので B4向きではないかもしれません。 【その他操作系】 ・パワステ…RSは車速感応式ではありません。重さも自然で、普通のパワステです。 ハンドルは、径をもう一回り小さく、革をもう少し上級のものにして欲しいところです。 ・ブレーキ…普通です。タッチはいまいちですが、効きは問題ありません。 ・ゲート式AT…使いやすいです。シフトノブはマニュアル用の革製のものに換えました。 ゲートパターンは改良の余地ありと思います。Nと1に間違って入れてしまうことがあります。 【ボディー】 剛性感がかなり高いです。特にドアの開閉音は「ドスッ」とまさに高級車です。 デザインも良くまとまっており、特にリアのデザインが秀逸です。 運転席からボンネット先端が見切れて、取り回しが楽です。 一方後方視界はトランクが高く あまり良くありません。衝突試験で内外から高い評価を受けているのもポイントです。 トヨタ車に比べると、使われている鉄板が薄いようです。 【室内】 ・デザイン…インパネ、シート他、質実剛健な好感の持てるデザインです。 最初素っ気無く見えますが、使い込むほどにその良さがわかります。 ・静粛性…非常に高いです。エンジン音はわずかでロードノイズの方が大きいです。 140km/hを超えてもうるさくなりません。 ・広さ…5ナンバーなのに室内は非常に広く、 特に後席の膝元は不思議なくらい余裕があります。 後席ヒップポイントが高いせいかヘッドクリアランスは不足気味。前席は余裕あります。 フロアトンネルの張り出しが大きく、ペダル周りは日本車なのにちょっと窮屈です。 ・シート…デザイン、生地とも◎。パワーシートはやはり必要ないので、 もう少し長時間座っても腰が痛くならないシートであればと思います。 ・一部に安っぽい部品…カードホルダー、サンバイザー、ハンドルコラム。 インテリア全体に高級感があるためかえって目立ちます。 【トランク】 トランク容量は、ベースにワゴンを持っているレガシィならではの強みと言えそうです。 タイヤハウスの張り出しも小さく広々と使えます。 深さは普通ですが、奥行きがすごいです。後席膝元の余裕といい、 秀逸なパッケージングです。 マットと非常用タイヤの間に三角表示板などがしまえて重宝します。 三本さん流に言うとトランクリッドが旧式で×です (プリメーラのようにパンタグラフ式にしてほしい)。 【燃費】 街乗りで7〜8km/l程度、高速のみは未計測。高速4割くらいで9.0km/lまで行きました。 常時4駆、車重1.4tを考えればむしろ良いのではないでしょうか。 【その他】 ・純正オーディオCD/MDは音質に不満があります。オプションのマッキントッシュCD/MDは 迷わず選択すべきでしょう。(私が買ったときは選べなかった) ・HIDヘッドランプは明るすぎるくらいで、Hiビームが頼りなく思えるほどです。 ・最小回転半径が5.4m(RSKだと5.6m)というのは、ちょっと扱いづらいです。 ・納車後1週間くらいでリアサスペンションからギシギシと異音があり、 グリスアップしました。現行レガシィでは有名な不具合で、 対策部品が出ているという話です。 【総評】 B4はスポーティで快適なセダンという条件を高次元で満足させてくれます。 唯一の不満は低回転トルクで、その他の細かいことは、運転する車としての 良さで補って余りあります。馴らしが進めばさらに印象が良くなりそうです。 8年間乗った前の車に思い入れがあっただけに、良い買い物をしたと思います。 末永く付き合っていこうと思います。 |