日産・ミストラル★バンブー(このサイトの管理人)

ミストラルはテラノをベースとしたクロカン4WDで、ヨーロッパにて
テラノUとして生産されています。日本に導入されたのは1994年から1999年?
くらいまで。日産合理化のラインナップ統廃合により、今では日本のディーラーで
新車を購入することはできません。

ミストラル(タイプX)、1994年10月納車、只今の走行距離10万7千キロ。
東京都内在住。当時の価格279万円。色はブルーグリーン、
2.7リッターディーゼル・ターボ(インタークーラーなし)。
100ps、トルク24.5キロ。

実績あるTD27ディーゼルターボエンジンは、改良され低速トルクがアップ、
街中で使いやすいです。当時発売された「ミストラルのすべて」にも、
「踏んだだけ前に出る」と評価されていました。つまりそれまでディーゼルは、
踏んでも前に出なかった(笑)

2300回転くらいで最大トルクが発生し、そこをキープするとパワフルに
走れます。しかしそこはディーゼルですから、ガソリン車のような加速感は
得られません。

燃費は7〜9キロ。平均で8キロをコンスタントにマークします。
燃料タンクの容量は80リッターで、残り10リッターで警告灯がつきますが、
このとき満タンからの走行距離は約600キロ走っています。長距離ドライブなら
リッターあたり9キロはいきますので、どこへ行くにも大抵ノン給油で往復できます。

走りのほうはクロカンですのでそれなりです。乗用車のような乗りごこちは得られません。
好きな人は好き。人を選ぶ癖のある乗り味。重たいクルマですが、ガッチリとした
剛性感と安心感があります。

高速コーナーを速く走りぬける性能はありませんが、たとえば街中のカーブなどでは、
まったく躊躇することなく曲がれます(笑)。ショックアブソーバーは、純正が
消耗したので現在ランチョRS5000を付けています。
タイヤはブリジストンのデューラーAT。

恐る恐るセブンイレブンの駐車場に入るエアロ・クルマが多い中で、そういうことをまったく
気にする必要なし、ということを長所として上げておきます(笑)


このクルマの良い点
○視界、見晴らしがたいへん良い。左右の窓も大きい。ウエストラインが低い。
アップライトなポジションは好みの分かれるところですが、気分がいいです。
このポジションは、特に助手席の人は楽しい。

○車幅が1755ミリで大きすぎない。

○ヨーロッパサイズの大きなシート。そして、クッションがたいへん硬く
出来ています。これにより長距離で疲れません。どんなクルマに座っても
やわらかく感じて、他ではどうしてもシックリきません。織り生地でよれず、
丈夫です。そして見た目も悪くない。

○姉妹車のD21テラノにくらべて室内が静か。ディーゼルらしい音がしません。

○ヨーロッパ・デザインの洗練されたエクステリア(自分ではそう思う)。

○折りたたみの3列シートで7人乗り。イザっていうとき重宝します。
1列目より2列目、2列目より3列目のほうが座面が高く、視界がいい。
3列目はオマケなので別にして、2列目の開放感はバツグンです。

最近のミニバンなどにこの「段々畑」手法が取り入れられていますが、
ミストラルがお手本になったのでは?

○パートタイム4WDは評価の分かれるところ。私的には使いたいときだけ四駆
にできるパートタイムのほうが燃費が経済的だし、構造もシンプルでいいと思う。
雪道走行が多いのですが、そのときが一番このクルマに乗っていてよかったと
感じる瞬間です。

○クロカン走行は年に一回たしなむ程度。ダート走行は少々。オフ性能は姉妹車
であるD21テラノに準ずると思います。ハシゴ型ラダーフレーム構造をもち、
足が短いですが、その道のポテンシャルは秘めていると思われます。


不具合など、
●少し左に流れる傾向がある。調整が狂っているんだと思うのですが、なぜか他の
多くのミストラルユーザーも同様の症状を訴えており、一番データを持っているハズの
ディーラーでやってもらっても改善しないと聞いています。もしかしたら、このクルマの
癖かもしれません(そんなことがあり得るのかわかりませんけど)。

そして一般的なことですが、タイヤが片減りするので年に一度程度、タイヤの
ローテーションを行ったほうがいいです。片減りすると更に流れる症状が悪化しますので。
流れるといっても運転にまったく支障ありません。慣れます。

●ヨーロッパ製(日産モトロールイベリカ、スペイン工場生産)のせいか、電装系が
弱いと思う。まず、現地調達のスペイン産バルブはすぐに切れた。メータ内の照明
など。これは国産に交換することで解消。日本製のクオリティの高さをあらためて
感じた。

モーターも弱い。たとえばワイパーモータも故障し一度交換した。オートアンテナも
壊れた。でもこのパーツがどこの製品だったのか知らないので何とも言えない。

●内装デザインそのものは気に入っているが、たてつけが悪い。グローブボックスの
つなぎ目なんかはヒドイ。しかし実用性に問題なし。

●どのオーナーも経験するという、標準装備のサンルーフのビビリ音、および雨漏り。
これは修理対応することで改善し再発を防止できます。マイチェンまでの初期モデル
に頻発した不具合、かもしれません。

●この時代、このクルマ最大のウィークポイントは「ディーゼル」であることです。
TD27エンジンは一世代前のユニットであり、振動と音が大きい。
室内では静かですが、外ではうるさい。またメンテナンスを怠ると黒煙を発生さ
せます。

ヨーロッパ車に似た不具合が多いミストラル。しかしどれも細かい内容であり、
現在7年目、走行10万7千キロ。まだまだ快調です。17万キロ走行している
知り合のミストラルもありまして、丈夫で息の長いお得なクルマです。

ミストラルと出会って、クロカンの楽しさと、そしてヨーロッパ車の合理性を実感でき、
クルマの見かたが変わりました。


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