登場した人々1P/2P

バナナ先生の『ギャグで女にモテる法』
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ウイットのさりげなさ、そしてペーソスにあふれ、それでいてパンチのきいたユーモアは、
若い女子のあいだで大流行!
このチャンスを逃すともうニ度と手に入りません!!
今まで騙され続けたアナタ、押し入れの中は山と積まれた役立たずグッズで
いっぱ〜いでしょう。
もう、心配はいりません!
-ひとりぼっちの寂しい夜とはもうさようなら。-

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というわたしの企画は、またもやボツった、、、この会社に入って早、二十年。またクレーム処理班に
戻されてしまう。      しかし、企画班に来たのだってもとをただせば元、班長の尻拭い。
当の班長は宴会班に御栄転。チクショウ!ちくしょう!畜生〜!!
クレーム処理班長ったって、クレ−ム班は、わたし独り。
「ハイ、申し訳ございません。」 「ハイ、カタログのパンティが、十歳お若く見えるというのは、あくまでも
平均値でございまして、、、個人差というのは、、、ハイ、お申し訳ありませ、、、、」
ち・く・しょ・う〜

        2000-7-24



 今日、本多宣伝係長にトイレに呼び出された。
どうやら社長秘書のリナちゃんをデートに誘いたいらしい。
「バナナくん、あのコなんてったけ、ホラあのキューピーちゃんのような顔の、、、」
キューピーというより、宇宙人のグレイが 驚いたような顔をしてる。
「、、、って訳でさ、、、、、といてくれよ。たのんだヨ。」
と、何かいってたが、その間中、切れないションベンの音が気になって、何も覚えて無い。
しかし長いションベンだった。
四十を越えてから急に長くなった、、、
この分だと五十才になる前にギネスに乗れそうだ。 頑張ろう、、、

         2000-7-25



 昨日の件で本多宣伝係長に叱られた。
わたしより二十歳も若い小僧にこっぴどく叱られた。
ちくしょう!絶対リナちゃんへのお使いなんてしてやるもんか。
強くなって帰って来てやる。
チクショウ〜!
、、、こうして、わたしの胃潰瘍がまた育っていく、、、
お〜きくな〜れぇ〜

       2000-7-26

 半年もかけて作ったホーム・ページ。
作ったはいいが、どーやってもアップできない。アップ、アップとはこの事だ。
一週間、自力で頑張ってみたがどーにもならない。しかたなく会社の側のネットキャフェへ行き、
詳しそうーなお兄さんにお願いしてみた。
たった5分だった。
5000円もとられてしまった、、、
更新の仕方を1時間かけておそわった。
さらに1万円とられてしまった、、、
あげくに、「オッサンむいてないよ。」と結構なアドバイスをいただいた、、、
 家へ帰って早速ひらいてみた。
「ヤッター!やっぱり頑張ってよかったぁーわたしの城だぁー」
ふとカウンターを見た。
アップのときの自爆の回数のまま、、、、
そんなもんか、、、、誰も見ないページの更新。

 だぁ〜れも しらない すがおの ちん ばななぁ〜 ♪

やっぱ、歌手になろうかな、、、

2000-7-28




今日は土曜日。
休みの日だからといって特にうれしくはない。
行くとこがある訳でもなし、誰が来る訳でもない。しいていえば
休みの日は誰にも怒られずにすむのがホっとするぐらいか、、、
休日の電車はいい。
女子高生にキタナイものでも見る目で陵辱されずにすむ、、、
銀座のホコテンにやってきた。
昔からここが好きだった。
家族を待つお父さんのフリをしてみる。
デートに遅れてくる彼女を待ってみたりもする、、、
時々イライラしながら腕時計を眺め、急に笑顔で立ち上がり、
遠ーくに向かって手を振りながら走り去る、、、

そんな事をしなくても、ただベンチに座っててもいい。
隣に人がいる。
その人が帰っても、次の人がまた座る、、、
ここに居ると一人じゃないよーな気がして、、、
休日はここに来ます。

        2000-7-29

草木も眠る丑三つ時
夏の寝苦しい夜、その電話はかかってきた。
初日、二日目と盛況だったわたしのページに調子にのってしまったわたしへの
天罰が下った。
やはり、出る釘は討たれる、、、
『オイ!女房をだせ!』ではじまった。
『そこに居るのはわかってんダ!はやく出せ!』
「はぁ?どちらにおかけですかぁ?」
『なにトボけやがって、いいから出せ!』
「あのぅ、、、おかけまちがいですよ、、、」
『わかってんダよ!調べはついてるんダァ!今出せ!すぐ、トシコだせ!!!』
「勘弁してくださいよ、ホントにまちがいなんですから。」
『オマエ、本多だろう!』
ほ、ん、だ、、、?
「確かに、03×877××69ですが、ちがいますよぉ。」
恐くて、疑わしくて、情けなくて泣きだしそうだった。
『今から行ってやる!そこはどこだ?!』
「いえいえ、本当にお間違えですってば、、」
それからえんえん3時間もおなじ問答が続いた。
そして、
『また明日電話する。トシコはかえしてもらうからな!』と
第1幕はおりた、、、

       2000-7-30



本日、時期外れの辞令が出た。
わたしへのものだった。 やはり、クレーム処理班へ戻された。
どうせたった一人の班なのだから、せめて班長にでもしてくれればよかったのに、、、
会社の近くにティールーム『凛』というのがある。
食事が咽を通らぬ日はそこか屋上でお昼を過ごす。
どちらも会社の人間と顔を会わさずに休める。
ところが今日はカウンターに見知らぬ美女がいる、、、
優雅な立ち振舞い、憂いを秘めたその表情、長い髪を束ねた襟足に気品が漂う。
わたしの心もあっという間に漂ってしまった、、、
『あれぇ、今日、ママは?』わたしの声は、うらがえってクワイヤボーイのソプラノより高かった。おまけにヴィブラート入り、、、ママなんてどーでもいいのに、、、
聞くところによると、ムスメらしい。似ても似つかぬとは、、、
「どーして、今日は?」
『ええ、おはずかしい話、離婚いたしまして、、、』
「えェ〜、みのもんたがぁ?いやいや、、おかあさまが?」
『いえ、わたくしが、、、』
わたしの頭の中で花火大会がはじまった。夏だ!
『、、、、で、帰国してまいりましたの。』
ひとの不幸は、我が希望。、、、バツイチ、、、傷心、、、帰国したてで、交友少なし、、、
しかし、、、
急に忌わしい過去が走馬灯のように駈けめぐる。数々かけられた罵倒に嫌味、無視の嵐、、、
花火大会は終わり祭りのあとがやってきた

それでも、わたしは優しい瞳に恋をした、、、

           2000-7-31



昨夜のことがくやしい、、、
部長が企画班の五人を3000円のしゃぶしゃぶ食い放題に連れていってくれた。
わたしもお情けで参加させていただいた。
ただ、そこでわたしが箸をはこぶ度に、部長がいうのだ。
『珍くん、肉はうまいだろう。ふだん肉なんかくわんから。ワッハッハ、、』
二度や三度じゃない一時間はいいつづけた。
『どーだ、久しぶりの肉は?』
『女を肉食いに連れていった事はあるか?珍くん。』
「えぇ〜、お正月にいただいたのが最後でして、ありがとうございます、、生きててよかったなぁ、、、」
、、、、相槌をうってしまうわたしが悔しさに拍車をかける、、、
部長は領収書をもらっていた

お昼前、
用もないのに、本多宣伝係長がやってきて、
『昨日はいいもん食べたんだって?』とニヤニヤしてる。
「急ぎますので。」と会社を出た
『凛』に行った
ふたたび、恋に落ちた、、、
目もあわせられず、顔がほてった

夜、帰ったとたん電話がなった
5回、10回、、、30回、
出る勇気がなかった
そして、電話は一晩中鳴っていた、、、、

2000-8-1

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