| すっかり記憶を無くしてしまっていた、、、 また2ヶ月近くもたってしまったようだ 尻すぼみの人生、、、まるでそれを象徴するかのような日誌、、、、 休まず書き続けた10ヶ月、、、 気を取り直して1ヶ月、、、、あきらめて1週間、、、、 きっと思い出したように1日になるにちがいない 、、、、、 、、、、、、 一体誰が読んでるっていうんだ!?こんな日誌!! 、、、、、 、、、、、 そうか! 誰も読んでないに決まってる、、、、 、、、、、 よし!じゃぁホントウの事を書いてやれ! わたしはそう決意した、、、 、、、、、 ホントウの事、、、、ホントウの事、、、、 、、、、 よく考えたらいままでだってホントウの事を書いていたことに気付いた 2001-10-30(火曜日) |
| 「バナナちゃんデジカメ持ってたよね」 お見合いセンターで仕事をする中山さんから電話があった 「今日ちょっと写真とってもらっていい?これからそっちへいかせるから」 小1時間ほどして二人のそう若くはない女の子が坊主の男性とやって来た お見合いセンターって聞いてたのにどう見てもお見合いをする人たちには 見えなかった、、、、 二人の女の子は我が家を一瞥して嫌な顔をしながらしぶしぶ入ってきた、、、 ふたりはモノに触れないように廊下の真ん中を慎重に歩き、椅子にティッシュを 重ねて敷いて座った 狭い我が家の真ん中でゴミとホコリとゴキブリの死骸をよけるように 坊主の男性はお化粧品をテーブルの上に広げるとふたりにお化粧をはじめた 『これがね、今、流行の髪型なの』 坊主の男性はヒゲづらなのにブラシを持つ手の小指がたっていた ふたりの女の子はそれぞれ女優とモデルだといいはって仕事のハナシを大声で 話し出した、、、 『ねぇねぇ、ニューヨークの○○ちゃん、大丈夫だったかしら』 『うん、電話したらね、釣り堀行っててビルが燃えてるの知らなかったのよぉ』 『ホント、ハワイって危険よねぇ』 、、、、 ふ〜ん、、、、ニューヨークに知り合いかぁ、、、 やっぱりカッコいいんだなぁ、、、、わたしは素直に感心した 『それはそうとアナタのうちの、、、ダックスフンド元気ぃ?』 『それがね、お医者様通いなのよ、、、水曜日はポリマーのとこだし』 、、、、 うちにいるのはネズミだ、、、、 わたしがボ〜っと見ていると片方が大袈裟な「めくばせ」をしてもう片方に 合図を送っている、、、 送られた方はおもむろに胸元をこれまた大袈裟に合わせて閉じた、、、 、、、、、 どうせそんな目で見られるのならちゃんと見ておけばよかったと思った、、、 しばらくの間、高級な話題を聞かせていただいてるうちに話題はなぜか10年前に よく聞いたようなお話ばかりのような気がしてきたが、きっと気のせいに違いない、、、 だって、芸能界の人たちなんだから、、、 そしてお話に聞き惚れてるうちにお化粧は終わった エレベーターを降りて外へ出る間中、二人とも周囲を気にしてる様だったのでわたしは ふたりをビルの裏側へと案内した ゴミの集積所のわきにわずかな隙間がある、、、、 ひとりづつその3m四方の空間にお立ちいただいてデジカメで撮影することにした、、、 『音楽とかないのぉ?ちょっと調子出ないわねぇ、、、』 モデルさんはそういいながら大胆なポーズを次々に披露してくれた 、、、、カッコよかった、、、、、 こんなパチンコ屋のポスターみたいにカッコよくポーズを作れるなんて やっぱりモデルさんは違うなぁって心底思った、、、、 その横では坊主の「お化粧する」男性の目をかすめて女優は必死でお化粧の 上塗りをしていた、、、、、 またもや「これこそプロ根性なんだぁ」って感心させられた、、、、 デジカメのバッテリーが切れるまで二人の上等な女性の写真を撮れるチャンスなんて これっきりだろうなと思いながら、わたしは必死でシャッターを押し続けた、、、、 |
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| きのうのモデルさんが忘れていった雑誌があった 何気なく開いたうしろの広告ページにあの顔があった、、、 美容整形の『手術前』の丸い写真の中にいた、、、、 「手術後」の写真は別のおんなの人だった、、、 2001-11-1(木曜日) |
| 『眠れないの・・・』 メールが来た、、、 たったひとこと、そう書いてあった 「眠れないの・・・」 「眠れないの・・・」 差出人は、、、、名前が書いてない、、、 090-○×86-△×53@npp.docodoco.ne.jp、、、、 携帯メールだ、、、しかも番号そのまま、、、、 あぁ大変だ! どこかで誰かに恋をされてる、、、、 誰だろう、、、、いつだろう、、、、 どうして?、、、なぜ?、、、、 そんな、、、、、だから、、、、ボクだって好きなのに、、、 、、、、、 誰だか分からないままわたしを好きでいてくれる誰かを好きだと確信した 気になった、、、、 でも、誰からのメールかを確かめる勇気が出ない、、、、、 悶々と夜はすぎた、、、、 結局、『眠れないの・・・』につきあって眠れなかった、、、 愛を確信した 2001-11-2(金曜日) |
| 鏡を見たら目は真っ赤に充血していた、、、 知り合いの全ての電話番号を照合してみたが誰も違っていた、、、 ますます愛は膨らんでいく、、、 「何だって出来る、、、どんなことでもしてあげよう、、、」 そう決心した ラヂオからわたしの好きなリチャード・クレイダーマンの曲がかかった、、、 曲名を忘れたのであわてて勝手につけた、、、 『メールde SOS 愛の満ち潮』 紫色に霞む砂浜をふたりは手をつなぎ裸足で走っていく、、、、 霞みにかかった彼女の顔はよく見えない、、、、 「あははは、、、あははは、、、、」 ふたりは笑いながら波打ち際を走る、、、 薄いコットンのワンピースの彼女、、、 長い髪が潮風で揺れる、、、 いつの間にかふたりの回りをはしゃぎながら着いて来る薄茶色の犬、、、 『眠れないの・・・』 『眠れないの・・・』 そういいながら彼女はわたしの腕の中に飛び込んで来る、、、 抱き合ったふたりをカメラがぐるぐるまわる、、、 流れる海辺の景色、、、 だんだん小さくなっていく二人、、、、 『眠れないの・・・』 『眠れないの・・・』 とぎれていく声、、、 「あはは、、、あはは、、、、、」 もうわたしは彼女なしでは生きていけないと思った、、、 そうだ! 立ち上がろう!! 人生最大の勇気を振り絞ってダイヤルを押す、、、 ピポパ、ピポパ、、、、 トゥルルルル・・・・・ 『はぁ〜い、、、だぁ〜れぁ〜?』 思わず息をのんだ、、、、 どう聞いてもオカマの声だった、、、 わたしは受話器をそっと置き、ラヂオのスイッチを切った、、、、 |
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| 人生には幸運がつづく人とそうではない人がいるらしい、、、 どういう取り決めでそうなったのか知らないが幸運にもわたしは不幸が続く方に 当選してしまったらしい、、、、 『モシモシぃ〜・・・・あんたバナナちゃ〜ん?』 きのうの今日でまたまたこんな電話がかかってきたわたしのタマピッチ 今日の番号は090-●▲69-■◆69、、、 知らない、、、 足元から心臓にむかって震えが走った、、、、 ジワジワ、、、ジワジワ、、、 『アタシ〜・・・あたしよ〜・・・』 その声は遠いむかしに1度だけ聞いたことがあるような気が、、、、 そうだっ!! 幼稚園のお遊戯会で園長先生が演った閻魔様の声、、、、、 でもちょっとだけちがうのは時々声が裏返って女の人の声に聞こえないでもない、、、 『今度ね〜、クラス会やるの〜♪ それでさぁ〜、バナナちゃんも来るかなぁ〜って思ってぇ〜』 クラス会、、、クラス会、、、 もう何十年も呼ばれたことなんかないクラス会、、、、 あっ!!そうだ!! わたしの脳裏に悪夢のような記憶が蘇った、、、、、 怖いっ、、、、 あれは1年前、、、、 1本指打法では日誌を書くにもメールを打つにも日が暮れてしまう そこでこっそり通った『パソコン特打ちスクール・1週間集中講座』、、、 思い出したくないスクール、、、 講座は最初の3日間、指先の力を強くする為にグリップエキスパンダーでの 基礎体力養成、、、 次ぎは指先でレンガを割る練習、、、 スピードをつける為の指先によるホフク前進、、、、、 もちろんこんな講座についていける訳はない そこでいつもずば抜けた成績で先生に誉められていたアノ人、、、、 それでも最終日の検定ではわたしと一緒に不合格の烙印をいただいたアノ人、、、 あまりの強さでキーボードをこなごなにしてしまったアノ人、、、 アノ人は女だった、、、、 わたしは震える手で電話を切った、、、 その日、わたしのタマピッチは電池を抜かれ布団をかぶせ、押し入れの奥に しまいこまれた 2001-11-4(日曜日) |
| 玄関の鍵を確かめて、ドアにはチェーンをかけ、電気を消してテレビもつけずに 息を殺して1日過ごした 2001-11-5(月曜日) |
| 『なんか電波悪かったみたい〜』 朝日の中、番号通知の出ない旧式のうちの電話から悪夢が目を醒ました 『あんたね、来なさいよっ! あんたが来ないと人数足りなくて割り引き価格にならないのよっ!! だから、おねがぁ〜い♪』 最後の1行だけは声が裏返って女性の声にも似てた、、、 それから約5分間、電話口から聞こえてくる声は昔読んだことのある多重人格症の 患者のように交互に繰り返された、、、、 『わかってるな! ちゃんと来てぇ〜♪』 『わかってるな! ちゃんと来てぇ〜♪』 『わかってるな! ちゃんと来てぇ〜♪』 、、、、、 聞いてるうちに全身の感覚がマヒしてきた、、、 信じられないことに恐怖が続くとアタマの中では変な脳汁が出て来て ハイになるらしい、、、、 わたしは笑っていた、、、 「あひゃはぁ〜 あひゃはぁ〜 あひゃひゃ〜」 、、、、 心臓は1分間に120回も脈打っていた、、、、 2001-11-6(火曜日) |
| 「社長、、、あいかわらず不景気ですねぇ、、、」 『・・・・』 「人生ね、もうしばらくはつづくでしょ?でもね、、、、 楽しい事やうれしいことって、もうあまりなさそうな気がするんですよ」 『・・・・』 「それでもね、まだ食べられたり暖かい寝床があればいいんです、、、、」 『・・・・・』 「そろそろですかねぇ、、、、」 『・・・・』 「やっぱり、、、、、」 『カリカリカリ・・・・』 リストラされた日にもらってきたネズミは「社長」と名付けられ わたしは目をさますととりあえず社長に挨拶するようになった、、、 2001-11-7(水曜日) |
| しゅらしゅらしゅらしゅらしゅらら〜♪ 月曜日にお風呂をたいて〜 火曜日にお風呂に入り〜 水曜日に友達が来て〜 木曜日に送っていった〜♪ 、、、、、、、 、、、、、、、、 すいません、、、、、お風呂も入ってないし友達もいません、、、、 2001-11-8(木曜日) |
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2001-11-9(金曜日) |
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| 最近、「綺麗な黒髪ねぇ、、」というほめ言葉を聞かなくなってきたかわりに 『なんか、あの鼻毛、クロくて長くな〜い?!』という囁きが聞こえる ようになってきた、、、、 2001-11-10(土曜日) |
| インターネットで知り合って、結婚した人のホームページを見た、、、 、、、 神様!、、、、夢と希望をありがとう、、、、、 2001-11-11(日曜日) |
| 3年ぶりに部屋の鏡を拭いてみた どんどん、、、、 どんどん、、、、 少しづつ、、、、 少しづつ、、、、 霧が晴れてくるように鏡が澄んできた 、、、、、、 ここで皆さんはわたしがもう鏡は拭かない、と誓ったというと期待してる事でしょう 、、、、 ところが違ったのです、、、、 今日のわたしは耳に真っ赤なバラの造花をさしてみました、、、、 2001-11-12(月曜日) |