| 懺悔しますぅ! 許してくださいぃ〜 |
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| ・・・無情にもわたしの叫びは都会の喧噪にかき消されながら、ビルの谷間へと 消えていった、、、 3ヶ月もの長きの間、わたしが日記を書かなかったのには訳がある わたしはこれまでどんな迫害にも耐え忍び、すがりついた宗教にも見放され ただ、ただ明日への希望を細い箸の先でつまみながら生き長らえてきた、、、 ところが、世間というのは冷たいだけで、冷笑こそくれるものの誰一人として愛情はさしのべてはくれなかった、、、 それどころか存在がなくなった事にすら気付いてはくれなかったのだ! わたしは毎日、その声を求めて彷徨い歩いた、、、 朝の満員の通勤電車の中、わたしは聞き耳を立てた 『ねぇ、最近畜生日誌、止まってない?』 『おいおい、畜生日誌が読めないんだけど、うちのパソコン壊れちゃったのかなぁ』 『どこ行っちゃったのかしら? 珍 馬七??』 日曜日の歩行者天国、あそぶ子供達の鳴き声、、、 『ねぇ、ママ 昭和のオジサンはどこいったのぉ?』 渋谷、夜のセンター街 『最近よぉ、例のオッサン見ないなぁ いなくなるとケッコウ寂しいジャン!』 『あ〜し、この頃寝れなくって・・泣くっきゃないってぇ!!』 、、、、 、、、、 どこからもそんな声は聞こえてこなかった、、、、 わたしが10ヶ月間、疲れた心にムチ打ちながら、夜毎パソコンに向き合い 徹夜で書き続けた『畜生日誌』は何だったんだろう??? 人さし指にまごころをこめながら一字づつ綴った日誌、、、 ある時は明日のスターを夢見て、、、 またある時は、愛する女性への愛の告白として毎日綴った『畜生日誌』、、、 わたしは壁に向かってつぶやいていただけなのかぁ?!!!! あの、一言がきっかけだった、、、 『クレーム処理班のバナナ、ホームページやってるらしいわよ・・・ バッカじゃん!! どーせ誰ぁ〜れも見てっこないってぇ! あ〜ははははは』 会社の帰り道、ふと小耳に挟んだ女子事務員のひとコト、、、 それはわたしの内心にくすぶっていた小さな不安をあおりたてた いやいや3日も休めば心配メールがやって来る、、、 1週間もサボれば抗議が殺到!、、、、、 そう信じたままでいたかった、、、 知らなければどんなに夢を持ちつづけていられただろう 3日たち、10日が過ぎ、3ヶ月が経った 、、、、、、 、、、、、、 すいません!! ボクが悪かったです!! どうかお願いします 誰でもいいので読んでください!! |
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| 不況のあおりかどうかは知らないが、会社の近くのビデオ屋さんがおなくなりになった 人のことを蔑む目で見る店員も姿を消し、ゴミの山が残った 電車の中で急にころんだとする ビデオ屋さんの袋からこぼれ落ちるアダルトビデオの山、、、 そんなことを想像するだけで、このビデオ屋さんから借りるということは なかった、、、 いつも選ぶだけ、、、 とは言ってもどっちにしてもそんな物を借りる勇気はなかった 眼鏡をかけた店員の、あの人を疑う目つきが嫌で見るのはいつも旧作の映画の コーナーだけだった ところがふと見ると、積まれた陳列棚の横にパッケージらしきものが落ちている 、、、、 回りを見渡すと通行人はいない、、、 半歩だけ近寄ってのぞいてみた 人の肌が見える、、、 あと一歩踏み込むだけで手が届くところに、、、、 ちらりと見えるその肌は白く、なまめかしく、わたしのこころにこらえようのない 悪魔のような情熱の火をつけた その火はみるみるうちに大きな炎となり全身を光るピンク色に包み込んだ、、 わたしの中の煮えたぎるラテンの血がメラメラと轟音をたてながら燃えたぎった のだ、、、 気がつくとわたしは会社の茶封筒の中にビデオを忍ばせ、両手で抱きかかえて 乗り換え駅に立っていた、、、 警官に追いかけられるわたしの姿が脳裏をよぎった、、、 心臓は大きく脈打ち、1分間に95回も口から飛び出しかけた、、、 後悔の念が全身を台風のように襲う 引き返せない過ちに手を染めてしまったわたしの両手はどっぷりと赤紫色に くすんでいた、、、 その時だ!! 放心状態で歩きはじめたわたしの目の前に集団のおまわりさんが歩いて来た!! しっかり抱きかかえていた筈の両腕からするりと茶封筒が音をたてて落ちた 「ち、ちがいます!! ボキは、ボキは、、、ち、ちがいます!! え〜っとAI、AIのビデオ、、え〜あいのびでおぉ〜〜〜」 茶封筒を拾い上げた警官の手には、お相撲のビデオがしっかり握られていた 2001-7-4(水曜日) |
| 『なんかツイてますねぇ!』 『なんか憑いてますかぁ?』 似てるようで大違いだ、、、、 2001-7-5(木曜日) |
| ど〜せ会うことなんてないんだから、、、、 わたしはいつも何げにそう思いながらインターネットを回る、、、 キレイな人、、、と思っても現実社会で培われた恋愛の構造に照らし合わせて 考える 『よく来てくれましたぁ とってもうれしいでぇ〜す♪』 いつものように神の声で翻訳された言葉が聴こえてくる、、、 「ぎえっ!やだ、コイツ・・・まっいーか、ヒット伸びるし・・」 そしてその神の声にさからうようにわたしの心はほんわりと浮いていく きっと、「ひっかかりやすい消費者リスト」に登録されてるのかもしれない、、、 そんな中、顔を出さずにやっている女性のホームページは気が楽だ 何かを書き込んでもいきなり不純な気持ちを公開してる気分にならずに済む、、、 相手に対してもそれなりの「覚悟」は出来ているから見た目の期待などない 見た目がわからないからダマされる確率も少なくなるし、誰にも「ちぎれる程 振り回すしっぽ」を見せずにすむ ところが、 そんなふうに始った「おともだち」でも、恋に墜ちてしまう どうして? 心のうつくしい顔のない女に気持ちがびよんびよん、、、、 そ・し・て ちょっとしたことがキッカケで見てしまった、、、、 なかった筈の顔!! ぎえっ うつくしい。。。。 とたんに書き込む手がとまる いきなり生えてきた「しっぽ」がびゅんびゅん音をたててしなる びゅ〜ん びゅ〜ん 2001-7-6(金曜日) |
| ボキは前からスキでした! ずっとずっと前からっ!! だってねっ! だってねっ!! あなたのやさしさ、気遣い、人としての在り方、ひたむきな人生っ ぜ〜んぶ、ぜ〜んぶ尊敬してましたぁ〜!! ・・・・・・(送信する)ポロン〜♪・・・・ どうしようどうしよう、、、、 あぁ遠距離恋愛?! はぢめて逢うときは薔薇の花を胸にさしてぇ、、、 「おまたせ!」 「そうですねぇ、、、ボクも意外でした、、 こんなカタチの出会いもあるんですねぇ、、、 こんな風になるとは、、、、、 生きてるって感動だなぁ、、、」 タメ息がとまらなかった 『それがさぁ、オトコって愚かよねぇ』 隣の家の意地悪な奥さんの電話の会話がベランダ越しに窓から聞こえてきた、、、 カーラーを巻いた頭でいつも犬にエレベーターの中でオシッコをさせる主婦、、 『そうなのぉ・・・・ ・・・そうそう・・・ それでさぁ、テキトーに見せてやったのよぉ モチロンよぉ〜 そう、ネットで拾った写真〜ん 知らな〜い そんなのド〜でもいいのよぉ〜 ・・・そしたらね、 そのバカ王子ってヤツ、 「スキです」 だってぇ〜 がぁ〜ははははっ なにが「王子」よね〜・・ 中年のクセにぃ〜 顔を見てみたいもんだわぁ〜 ・・・・』 、、、、、、 わたしはそっと窓を閉じた、、、、 7月の朝は熱い 2001-7-7(土曜日) |
| えっと、タライをベランダに出して安定する場所を探します、、、 そんでもって、お風呂からホースを引っ張って慎重に慎重に水をはります 次に汗がベットリついたシャツを脱ぎ、ランニング、ズボン、ステテコと 脱いでいきます、、、、 それから周囲を見渡してゆっくりとブリーフを脱ぎます 用意してあったタオルを腰に巻いてぇ、、、、 『ピンポ〜ん、ピンぼ〜ん』 ?????? 、、、、、、、 『いないのぉ〜? アタシぃ〜〜!』 、、、、、 ぎえっ!! オカマのカエちゃんが来たぁ! 『あっ、行水ぃっ? アタシも入るぅ〜〜!』 いきなり服を脱ぎ出した、、、 『あっはぁ〜ん・・ うっふぅ〜ん・・・』 コンニャクダンスを踊りながら近づいてくる、、、 『ねぇねぇ、いれてぇ〜!』 マンション中の窓が開いた、、、 「やめてくでぇ〜〜〜!!!」 水びたしになったからじゃない、、、 行水は寒い |
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2001-7-8(日曜日)
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| 金曜の日記(顔のない恋)の件でメールが来た、、、、 『そう・・・ そんなに思いつめてたってぇ?』 んぐっ、、、、、 この方は何か勘違いされてる、、、、 どうやら自分のことを書かれていると思ったようだ そして、次々にメールが来た 『あんたなんかに好かれたくないわよ!』 『マジ? マジ? わたし太ってる?』 『傷つく人がいると思うの・・・』 『ちょっと顔かせ! もんでやるっ!』 、、、、、 、、、、、、 どれもこれも、、、、 2001-7-9(月曜日) |
| 『おんな26才! 風山かえで、 いつ幸せはやってくるのぉ〜?』 さんざん運のない恋のハナシをじゃべって 『やっぱ、アタシばかぁ??』 とつぶやいて帰っていった ほんのちょっとだけ自分の事が幸せに思えた 2001-7-10(火曜日) |