
●経歴
1962年、エストニア共和国注)のタリンの生まれ。タリン音楽院でピアノと打楽器と指揮を学ぶ。この間、レナード・バーンスタインやマイケル・ティルソン・トーマスからも指導を受ける。1993年にロイヤル・フィルにデビュー。1994年にはバーミンガム市交響楽団の定期演奏会に出演。その他、今までに、スウェーデン放送交響楽団、ヘルシンキ・フィル、BBCフィル、ロイヤル・ストックホルム・フィルなどを指揮している。この年にスウェーデンのマルメ交響楽団の首席指揮者に就任。1995年からはロイヤル・ストックホルム・フィルとは、既に、シベリウス作曲の管弦楽曲集や『クレルヴォ交響曲』のCDをリリースしている。
ネーメ・ヤルヴィの息子として1962年にエストニアで生まれた彼は、シベリウスや北欧音楽のスペシャリストとしての評価が高いが、実際には、1980年にアメリカに渡り、ジュリアード音楽院やカーティス音楽院で学び、レナード・バーンスタインやマイケル・ティルソン・トーマスらの指導を受けている。したがって、パーヴォがレナード・バーンスタインの作品を取り上げるのは自然なことであり、今回のアルバムは恩師に対する感謝の意味が込められているのだろう。
私がパーヴォ・ヤルヴィの演奏を初めて聴いたのは、1995年9月の東京交響楽団の定期演奏会であった。メイン・プログラムはシベリウス作曲の『交響曲第5番』。彼は、オーケストラをしっかりとコントロールし、引き締まった音をオーケストラから引き出していた。また、シベリウスの交響曲の終楽章の締め括りも見事に決まり、私は非常に強い印象を受けた。
そして、今回のレナード・バーンスタイン・アルバムにおいても、ヤルヴィはオーケストラを充分に統率している。弦楽器の洗練された音色や金管楽器のブリリアントな響きに、ヤルヴィのオーケストラをまとめあげる力量がよく表れている。彼がバーミンガム市交響楽団と初めて共演し大成功を収めたのが1994年7月のことであったが、それからも両者の良好な関係が続いていることがこのディスクを聴くとわかる。
レナード・バーンスタインの作品というと、作曲者自身の演奏の録音が、それこそオーセンティックなものとして聴き続けられているが、それだけでは、レナード・バーンスタインの作品が、将来、生き残っていくことは難しい。レナード・バーンスタインの音楽がこれからも演奏され続けるためには、若い世代の音楽家がレナード・バーンスタインの音楽に共感を持ちつつも、新しい何かを付け加えていかなければならない。幸い、この録音では、レナード・バーンスタイン自身もなし得なかったようなクールでスタイリッシュな演奏が繰り広げられている(それは冒頭の『プレリュード・フーガとリフ』からも明らかである)。その上、音楽に勢いがあり、若々しい切れの良さがある。(『ウェスト・サイド・ストーリーからの「シンフォニック・ダンス」』のノリの良さ、打楽器の活躍を聴くといい)。ついに作曲者よりもずっと若い、新しい世代のレナード・バーンスタイン演奏が聴けるようになったのである。また、ここではゲストとして参加しているソリストにも注目したい。クラリネットのザビーネ・マイヤーとピアノのウェイン・マーシャル。二人はレナード・バーンスタインの作品に洗練されたユーロピアン・テイストを加え、演奏全体を一層、彩りあるものにしている。とくにジョージ・ガーシュウィン・アルバムで美しいピアノを披露したウェイン・マーシャルがここでもクールなソロを聴かせてくれる。
このヨーロッパ発の若い世代(指揮者もソリストも1960年生まれ!)のレナード・バーンスタイン演奏に、レナード・バーンスタインの作品が20世紀の古典として、次の世紀もいき続けていくだろうことをあらためて実感した。
著: 山田治生 、発行者:東芝EMI株式会社、CD番号: TOCE-9857
07243-5-45295-2-8
注) 当時はソ連。
○コンサート
ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第10番ホ短調
op.93 他
パーヴォ・ヤルヴィ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2000年6月4日(日)〜6日(火) ドイツ(ワルトビューネ[ベルリン郊外],ワルトビューネ祝祭大劇場)
| Osaka | |
| Phillharmonic | |
| 2000 |
アクセス面 鉄道 車 バス
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| 11.7(火)7:00P.M. | |
| フェスティバルホール | |
| 1回券7.13(木)発売 | |
| Box6,200円(5,000円) A席5,200円(4,200円) B席4,100円(3,400円) C席3,100円(2,600円) D席1,000円(消費税込) | |
| ( )内は正会員、定期会員、 ハーモニーメイトの割引価格 | |
| ◎ご予約 | |
| 大阪フィル 06-6656-4890 | |
| フェスティバルホールプレイガイド 06-6231-2221 | |
| 梶本音楽事務所 06-6345-2751 | |
| チケットぴあ 06-6363-9999 | |
| CNプレイガイド 06-6776-1188 | |
| ローソンチケット 06-6387-1772 | |
| 阪急プレイガイド(三番街) 06-6373-5446 | |
| 5回連続券 | |
| A席20,000円 B席18,000円 C席13,000円(消費税込) | |
| 上記の金額は定期会員 | |
| ◎ご予約 | |
| 大阪フィル 06-6656-4890 | |
| フェスティバルホールプレイガイド 06-6231-2221 | |
| 主催◎大阪フィルハーモニー協会 フェスティバルホール | |
| 後援◎朝日新聞社・毎日新聞社 大阪府・大阪市 | |
| 協賛◎松下電器産業株式会社 | |
| [指揮者] | |
| パーヴォ・ヤルヴィ | |
| [ヴァイオリン独奏] | |
| 諏訪内晶子 | |
| ◎予定されるプログラム | |
| ショスタコーヴィチ | |
| ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調op.77 | |
| ブルックナー | |
| 交響曲第4番変ホ長調 「ロマンティック」 | |
| ◎お問い合わせ | |
| 06-6656-4890 | |
| 大阪フィル | |
| 〒557-0041 大阪市西成区岸里1丁目1-14 | |
| Orchestra | |
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