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学名:Drucus hopei binodulus 原産国:日本 分布:全国 |
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重量感溢れる漆黒のボディー、太くがっしりとした大顎、 まさに日本のクワガタの王様です。 黒いダイヤモンドと騒がれて、乱獲により数は激減し自然界で その姿を見つけることは困難な状況になりました。 バブルの時代には、デパートなどでかなり高額な値段で販売 されていましたが、今では全国に2万人ともいわれる愛好家に よる飼育品が出回るようになり、小学生のおこづかいでも入手 出来るようになりました。(ゲームソフトの方が高い) それでも、大型良形の個体、自然界でのギネスサイズの個体 はまだまだ高値。 いつか、天然のオオクワガタを自然の中で 見つけてみたいですね。 |
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日本の非常に有名なオオクワガタの三大産地は 山梨県(敷島町、双葉町、韮崎市、明野町等) 、佐賀県(筑後川流域の各地域) 、大阪府(能勢町、川西市、亀岡市等)です。 近頃では、北は北海道、青森県十和田湖周辺の地域から南は四国、九州の鹿児島まで採集記録があるようです。 |
オオクワガタは台場クヌギと呼ばれるクヌギの大木を好み、ウロ(樹洞)の中に♂♀ペアで住んでいることが 多いようです。 ほとんどの場合♂は1頭で、♀はたまに複数入っていることがあります。 山奥よりも人里近くの里山の雑木林に良く見かけられます。 クヌギは他の樹木より樹液が出ている期間が長いので、活動期間の長いオオクワガタにとっては最適な樹種 なのでしょう。 クヌギやコナラの他にも地方によってはさまざまな樹林に生息しています。 青森県や福島県などではブナ、エノキ林、河川沿いのところではヤナギ、カシ類の樹木でみつかっています。
オオクワガタの幼虫はカワラタケやニクウスバタケなどの木材腐朽菌(きのこ)によって朽ちた木の中にいます。 やはり、クヌギの立ち枯れを好むようですが、コナラ、ブナ、エノキ、ヤナギ、カシ類(アラカシ、アカガシ、スダジイ)など 成虫の生息樹種にもみられます。 その他には、オニグルミ、サクラ、ミズナラ、ケヤキなどからもみつかっています。
クワガタムシは夏の虫というイメージで、寒いといけないと思っている人がよくいます。 飼育はじめの方とか、興味はないけど子供のために買ってきた人などは、わざわざ家の中で 一番暖かい部屋に置いていたりします。中には直射日光に当てて日光浴をさせている人も本当にいました。 クワガタムシは寒くても死にませんが暑いと死んでしまいます。 だいたい25℃位がいいようです。なるべく30℃以下で飼育しましょう。
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オオクワガタ(コレが無くては始まりません) 飼育ケース(ミニ、小、中、大)、写真は小ケース。 マット(無添加醗酵マットの方がカビが発生しにくいようです) エサ皿(転倒防止、交尾場所、棲家) エサ(高タンパクゼリー、樹液ゼリー、りんご、バナナ、かぶと虫蛹等) |
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カッターナイフ 霧吹き(水分補給に) 新聞紙(小バエ対策、臭い漏れ防止、) ビニール、ラップ等(乾燥防止、蒸れるようなら無しでも可) |
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できれば大きめの飼育ケース(中〜大)で、♂と♀は別々に1頭づつ。スペースに余裕のないときはミニケースでもいいです。写真は小ケースです。マットは市販のものでもOKですが、無添加で発酵してあるものがカビが発生しにくいようです。湿り具合は少なめのほうが長持ちします。転倒死亡事故防止のため、木片やエサ皿などを入れておきます。 |
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エサは昆虫ゼリーを与えます。 すいかなど水分の多いものは、おなかをこわすのでダメです。 バナナやりんごはOKです。たまには食べさせてあげましょう。 昆虫ゼリーのフタはめくらずに、カッターで十字に切り込みを入れてやります。 エサがマットの上にこぼれなくていいです。 |
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ケースとフタの間に新聞紙などを挟んでおくと小バエ対策になります。 気温が下がってきたらラップなどをかけて、ラップにカッターで切り込みをいれ、 その上に新聞紙をのせてフタをすると、マットが乾燥しにくくなります。 夏場はムレるので注意してください。 マットが乾燥してきたら、霧吹きで水分を補給します。 |
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飼育セットが完了したら、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置いておきます。 オオクワガタは少し乾燥ぎみの方が良いので、毎日霧吹きをしなくても大丈夫ですが、 カラカラにならないよう気を付けて下さい。 エサは、夏場はよく食べるのでこまめにチェックします。食べ残しがあっても1週間に一度は 新しいものに交換します。 たまに、脱走しようとして新聞紙を破ったりしますので、コバエが侵入する前に 取り替えてください。 |
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オオクワガタは、11月頃から翌年の3月くらいまで、冬眠状態になります。 エサを食べに出てこなくなったら、そろそろ越冬準備です。 飼育ケースにマットを少し多めにいれて、エサを入れ、穴を開けたビニールか切り込みをいれ たラップをかぶせ、新聞紙を挟みフタをします。 家の中の温度差の少ないところ、例えば玄関とか廊下とかに暗くして置いておきます。 エサは食べてなくても、1ヶ月に1回は交換します。 写真はミニケースで中型の♂が住んでいます。 |
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♀の越冬セットです。 600ccのガラス瓶にマットとエサが入れてあります。 瓶と蓋の間にはタイベスト紙が挟んであります。新聞紙でもいいです。 飼育ケースでも良いのですが、これで充分です。 |
オオクワガタを飼育していると、必ず子供を産ませてみたくなります。 最初は成虫を飼っているだけのつもりが、だんだんと自分で幼虫から育ててみたくなるんです。
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交尾可能なオオクワガタ♂・♀(もういますね) 高タンパクゼリー |
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産卵木(くぬぎ、コナラのホダ木が一般的、天然のカワラ材がベスト)写真はくぬぎ マット(無添加醗酵マット) 衣装ケース2個(産卵木の加水用) 飼育ケース大 |
まず交尾可能な♂と♀を用意します。羽化してから♂は3ヶ月、♀は6ヶ月で交尾が可能だといわれています。 前の年の10月頃までに羽化し、一冬越冬した新成虫を選んだほうがいいと思います。
ペアリングさせる時に注意するのは、最初に♂を飼育ケースに入れ、1週間ほど単独で生活させて、落ち着いてから、 昼間明るいうちに♂がエサ皿や止まり木の下で昼寝をしているあいだに、飼育ケースの端の方にそっと♀を入れて あげることです。2,3日して、エサ皿などの下で仲良く生活していればOKです。
| オオクワガタ交配ベストサイズ表 |
|---|
| ♂(ミリ) 〜 ♀(ミリ) |
| 75以上 〜 49以上 |
| 71〜75 〜 46〜48 |
| 66〜70 〜 43〜45 |
| 61〜65 〜 39〜42 |
| 56〜60 〜 34〜38 |
| 50〜55 〜 30〜33 |
| 50以下 〜 30以下 |
だいたいこんなふうにいわれていますが、相性が合えばそんなに気にしなくてもいいみたいです。
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こんな感じで2週間〜1ヶ月くらい新婚生活を楽しんでいただきます。 温度は25℃〜28℃。なるべく暗くて静かな場所に置いておきます。 夜になると食事をしに出てきて交尾をします。 気になって頻繁にのぞいたりすると、なかなか出てこないようになるので注意しましょう。 エサは昆虫ゼリーと高タンパクゼリーを入れておきます。 交尾が確認できなくても、エサ皿の下で仲良くしていればたぶんOKでしょう。 |
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産卵木は市販されている手頃な価格のもので十分です。 少しくらい芯が残っていてもいいので、柔らかいものより硬めのものを選びましょう。 |
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下の衣装ケースに産卵木を入れその上にもう一つ乗せます。 先に上のケースに水を入れます(産卵木が浮いてこない様に、重しにする) 下のケースに水を入れます。 時間がたつと産卵木が水を吸って水位が下がるので、水を足してやります。 |
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5時間後取り出し、余分な水分を切るため6時間ほど陰干しします。 |
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飼育ケースにマットを2〜3センチ敷き、皮を剥いた産卵木を2本並べて入れます。横向きに並べた産卵木の一方に立てかけるようにして3本目を置きます。 |
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産卵木をマットで埋め込んで出来上がり。3本目の端は少し出しておきます、♀の産卵の手がかりになります。 |
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交尾済みの♀を入れます。 |
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エサを入れ、切れ目をいれたビニールと新聞紙を挟んで蓋をします。 |
産卵の期間と温度 |
♀を入れてから約1ヶ月間、25〜28度で産卵させます。1ヶ月たったら♀を取り出し、 乾燥させないようにしてあと1ヶ月半ほど保管しておきます。1ヶ月後(♀を入れてから2ヶ月)幼虫の割出しです。 |
2度目の採卵 |
取り出したメスは一週間ほど栄養補給させ(高タンパクゼリー、かぶと虫の蛹等を与える)新しい産卵セットケースにいれます。 2回のセットで40〜50の幼虫がとれれば成功です。 |
注意する事 |
必要以上に、動かさない、覗かない、乾燥させない、蒸らさない、音をたてないetc... |
その他 |
産卵終了後の♀はたっぷりと栄養補給させ休養させます。来年もまた頑張ってもらいましょう・・・ |
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いよいよ産卵木から幼虫を割り出す時がきました。生まれたばかりのオオクワガタ若令幼虫は非常にデリケートです、傷をつけないよう十分注意して、取り出してください。 写真は2令幼虫。 |
なるべく2令までで割り出します、3令で投入してもあまり大きくならないようです。 割り出してすぐ菌糸ビンに投入した方が、その後の成長には好影響なようですが、割り出しのときに傷ついた幼虫は数日の内に死亡してしまいます。2〜3日プリンカップ等で様子を見てから 菌糸ビンに投入した方が、いいかもしれません。 |
幼虫を成虫まで飼育する方法は、大きく分けて3種類あります。
1:材飼育・・・幼虫を材の中に入れて飼育する方法
2:マット飼育・・・マットを容器に詰めて、幼虫を飼育する方法
3:菌糸ビン飼育・・・菌糸ビンで幼虫を飼育する方法、簡単に早く大きな成虫を得られる飼育方法で現在はこの飼育法が主流です
オオクワガタ幼虫の菌糸ビン飼育について、簡単に説明します。 オオクワガタの幼虫は近年飼育技術の発達とともに、菌糸ビン飼育では簡単に70ミリを越える成虫を羽化させることが できるようになってきました。 菌糸ビンも当初よりかなり手ごろなお値段で購入できるようになり、現在では菌糸ビン飼育が主流となっています。 ♂80ミリ、♀50ミリオーバーの個体も、あちらこちらで羽化するようになり、夢の80ミリも夢ではなくなってきています。 ただし、この飼育方法は温度管理というやっかいな問題があります。 夏場常時35℃を越えるような環境では、早熟、早期小型個体羽化、死亡といったことが起こりやすく、 冬場15℃を下回る環境では、幼虫が活動を停止し、冬眠状態になるため 低温で活発になる菌糸に巻かれたり、成長を阻害されたり、最悪死亡することもあります。 そのため、夏場はできれば30℃以下、冬場は15℃以上で飼育できる環境が必要となってきます。 オオクワガタ幼虫の温度管理については、高温時期には「冷やし虫家」などの専用冷却装置、 低温時期には温室といった飼育用品も市販されていますので、 本格的にオオクワガタ幼虫の菌糸ビン飼育を始めるには、これらの用品の購入を検討されたほうがいいと思います。 もちろん、年間通して一部屋まるごとエアコンなどで温度管理できる環境があれば最高なんですけどね。
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まずは菌糸ビンを用意します。 いろいろ、種類がありますが、実績のある市販品がいいとおもいます。 |
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菌糸ビンの上の白い部分を取り除き、穴を開け(開いているものもある)ます。 |
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幼虫を菌糸ビンへ。 |
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飼育中の温度についてはいろいろ意見がありますが、普通は23℃くらいで上限25℃までがいいです。 |
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約2ヶ月くらいたったら交換しますが、それ以前でも幼虫が菌糸ビンの3分の2ほど食べ尽くしたら交換します。 |
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約2ヶ月で菌糸ビンの交換をします。幼虫に傷をつけないよう気をつけてスプーンやマイナスドライバーなどで掘り出します。 |
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新しい菌糸ビンに移します、幼虫が入るくらいの穴を開け、幼虫を移します。♀は1L♂は2Lがいいでしょう。 |
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冬季はできれば温室で保管します。無い場合は、なるべく温度変化の少ない場所に工夫して置いておきます。 |
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3〜4本目で蛹室を作り始めます。 |
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蛹になったらあまり動かさないようにします、羽化不全や死亡の原因になります。 |
だいたい1ヶ月くらいで羽化します。羽化したてはまだ完全に体が固まっていないので、1ヶ月ほどそのままにしておきます。 |
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体が黒く、固まったら取り出します。 |
菌糸ビン飼育に限らず、オオクワガタを飼育するのにやっぱりあった方が何かと便利
ちょっと見にくいですけど、ホームセンターで買ってきたスチールラックにビニール製のスチールラックカバーをかぶせてあります。 一番下の段が空けてあるのは通気を良くする為と、上・中段23度設定時、最下段を15度前後にするためです。 もちろんビニールを少しめくっておけば冬場の室温と同じになります。赤いのはバケツで、温室内乾燥防止用に水が入れてあります。 |
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保温効果を高めるのと光を遮断するために、周りに暗幕をかぶせてあります。 |
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ヒーターは赤外線電熱器500w、いわゆるこたつの赤いヤツです。電気代もわりと安く、強〜弱のスイッチも付いていてなかなかいいです。 |
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サーモスタッドは熱帯魚用のものを使用しています。 |
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| 気になるお値段 |
ウチの場合これだけの金額で済みました。ちなみに、こたつ¥3,980 サーモスタッド¥2,980 で売ってました。これを合計すると¥13,920 となります。暗幕の値段はわかりません。 |
4つめの温室を作成した時の作り方です
まずはホームセンターで購入してきたメタルラックです。 高さ178、幅91、奥行き46で5段のセットで売ってるものを2セット購入してきました。 1セットでは棚の数が足りないし、棚だけ別売りで買うより思い切って2セット買ったほうがお得ですので。 組み方は、一番下の段に棚をセットして、支柱の溝(実物を見ればわかりますから)が11本見える様に 下から2段目を組みます。 その次から溝が8本見える様に棚をセットしていきます。これがちょうど菌糸ビンが納まる高さになります。 一番上も8本の溝分セットすると、上から2段目のスペースが溝4本分で、広口600ビンにちょうど 良い高さになりました。 ラックの規格によって多少の誤差がありますので、参考までに。 |
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スチール棚用のビニールカバーをかぶせたところです。 |
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これは、台所用品のガスレンジのところに置くやつね。 |
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下から2個目の棚にこのようにセットします。 |
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こんな感じね。この下にヒーターを置きますので、直接上の段に熱が当たらないようにするためです。 |
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これは、メタルラックが梱包されていたダンボールをカッターで切断して作りました。本当はメタルラック専用のコルクボードのほうがいいんですけどね。 |
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このように下2段にセットします。これで随分外気の流入を制限できます。 |
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はい!出ました!コタツの心臓です。500wです。 |
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こんな感じで最下段にセットします。 |
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サーモスタッドです。600wまで対応の少々お高めの代物です。 |
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サーモの熱を感知する部分を最上段に設置するので、カッターで切り込みを入れてます。 |
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一番上にビニールタイ(針金をビニールで覆ってるビニタイってやつね)で固定します。 ビニタイは園芸用品で売ってますが、今回のはサーモの電気コードを結束してあったものを流用しております。 |
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サーモ本体を温室側面に同じ要領で固定します。 |
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こんな感じで、出来上がりました。 |
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さらに、遮光と断熱、保温効果のために暗幕で覆ってみました。サーモなどの外部設置の装置は付け替えてます。 |
とまあこんな感じでウチの温室は出来ております。気に入ってる点としては
■ガラス温室や園芸用簡易温室よりもはるかに頑丈!
■収納量が多く、出し入れしやすい。
■設置が比較的簡単。
■キャスター付で移動できる。
■密封性が悪い!
これは個人的な考えですので。空気は暖かいものは上に上昇します、ビニールカバーの下の隙間から冷たい空気がコタツで温められて 上に上昇していきます。ビニールカバーに何箇所か開けた切込みから空気が漏れて、自然と循環 しているようです。いつも新鮮な空気が循環しているかも
■500wのコタツを使う理由
まず、火傷するほど熱くならない。近くの菌糸ビンに影響が少ない。 一気に暖めてすぐ消えるので長時間低Wのヒーターで暖め続けるより、結果電気代がお得。 故障も少ないし、耐用年数もかなりあります。
こんな感じで。。。 デメリットは今のトコあまり感じませんので書きませんでしたが、なんかあるんでしょうね、やっぱり(~_~) 極寒冷地ではどうなんでしょうか?!
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