菌糸ビン作成菌糸ブロックからの詰め替え方

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オオクワガタ幼虫飼育に欠かせない菌糸ビン。市販のボトルは高価で多数飼育していると出費が大変。そこで比較的安価な菌糸ブロックから詰め替えて菌糸ビンを作成する方法を紹介します。

| 菌糸ビンの詰め方 | 添加剤入り菌糸ビンの詰め方 | 詰め具合 | 菌糸カスの再利用 | 添加剤 |

菌糸ビンの詰め方

*** 用意するもの ***
用意するものの画像 エタノール・霧吹き・衣装ケース・ナイフ・バーベキュー用の網・ティッシュ・コップ洗いスポンジビン・ハンドプレス・鋏・スコップなど。
*** 菌糸ビンの詰め方 ***
消毒用エタノール 薬局やドラッグストアなどで購入できる消毒用エタノールで、手や道具を消毒します。霧吹きなどに詰め替えておきましょう。後で空き瓶を消毒するのに便利です。100円ショップなどの安いものは、アルコールの成分などで劣化し、結果早く壊れてしまうので、少々お高めでもちゃんとしたものを購入するコトをお勧めします。
菌糸ブロックの袋を切る 菌糸ブロックのビニールを鋏で切り菌糸ブロックを取り出します。
皮膜を取り除く ナイフで表面の白い部分を取り除きます。
衣装ケースに網をかぶせる 衣装ケースに網をかぶせて、
菌糸ブロックをほぐす 菌糸ブロックをほぐします。
ほぐし終わった様子 全部ほぐし終わったら、
空き瓶を用意 ビンを用意し
ビンをエタノール消毒 エタノールを吹きつけ
エタノールの拭き取り スポンジで拭き取り
菌糸を入れる ほぐした菌糸を入れ
菌糸を詰める 適度に堅く詰めます。
詰め終わり 詰め終わったら
詰め終わった菌糸ビンに蓋をする タイベスト紙を挟み、蓋をして出来上がり。
菌糸ビン各種 1〜2週間保管して、表面が白くなってきたら使えます。

添加剤入り菌糸ビンの詰め方

*** 用意するもの ***
用意するもの エタノール・霧吹き・衣装ケース・ナイフ・バーベキュー用の網・ティッシュ・コップ洗いスポンジビン・ハンドプレス・鋏・スコップなど
添加剤各種 添加剤各種、左から、混合済み添加剤、麦芽粉末、下)キトサン、上)不活性ビール酵母
トレハロース。ちなみに画像の混合済み添加剤の配合は麦芽粉末4:不活性ビール酵母2:トレハロース2:キトサン1の割合です。
ほぐし網と衣装ケース BBQ用の網、衣装ケースの幅に合わせてサイドが曲げてあります。曲がったものは売ってないので、ご自分で加工してね。100均にて。
パンきりナイフ パン切り包丁、100均にて。ブロックの白いトコを剥がすのは、今のトコこれが最高に使いやすいですよ〜
詰め詰め棒 詰め詰め棒、木製ハンドプレスっていう名前です。結構いいよ。奈良オオにて、¥1000。ちょっと高いかな。
すりこぎ すりこぎの大きいやつ。先が丸くなってるのでのこぎりでカットしたほうが詰めやすいです。100均にて◎
園芸用スコップ 園芸用のスコップ??大きいのから小さいのまで4個セットで売ってました。ホームセンターにて。
穴あけ用杭 菌糸ビンの真ん中に通気穴を開けるのに使ってます、プスッ!杭かな?ホームセンターにて。
計量スプーン 計量スプーン、写真は15ccのやつね。100均にて。添加剤の計量用です、大体1ブロックはccで計ってあるので添加剤もccで。
椅子 作業用のいす。これは絶対あったほうがいいと思う、腰の負担も軽くなるし、詰め詰めの時体重が掛け易いです。
*** 添加剤入り菌糸ビン作成開始 ***
消毒用エタノールと霧吹き 消毒用エタノールを霧吹きに移して、手や道具を消毒します。
衣装ケース 衣装ケースです、エタノールで消毒しておきましょう。
衣装ケースとほぐし網 網をかぶせて
エタノール消毒 エタノールで消毒
菌糸ブロックを取り出す 菌糸ブロックの袋を鋏で切ります。
菌糸ブロックの皮膜を取り除く 菌糸ブロックの白い皮膜をパンきりナイフで削りおとします。いや、もったいないと思わずに豪快にいきましょう、あとで再利用しますんで。
菌糸ブロックをほぐす 菌糸ブロックを網にこすりつけるようにして、ばらします。ゴム手袋をしています、デリケートなんで(^^♪
ほぐした菌糸 衣装ケースに入りました
ほぐした様子 通常ならブロック9個分は入りますが、添加剤を混ぜるので今回は5ブロック分です。
ほぐした菌糸に添加剤を混ぜる あらかじめ混合しておいた添加剤を混ぜます。
1ブロックに対して体積比約1%くらいかな、1ブロック約3000ccに対して計量スプーン15ccで2杯程度。
菌糸と添加剤を混ぜる まんべんなく攪拌し、なじませます。
添加剤を混ぜた菌糸の様子 こんな感じで
ビンのエタノール消毒 ビンにエタノールを吹き付けて
拭き取り スポンジでふきとり(コップ洗い用のやつです)
菌糸を入れる 菌糸を入れて
菌糸を入れたビン こんなもんかな
詰め詰め 詰め詰め
穴あけ 詰め終わったら
穴あけ 穴を開けて
拭き取り エタノールを染み込ませたティッシュで拭き取り
蓋をする タイベスト紙を挟み
できあがり 蓋をして出来上がり。1週間くらいで菌糸が回り、使えるようになります。

詰め具合

*** 普通の詰め具合 ***
菌糸を入れた様子 まずはこのくらい入れて、詰め詰め
詰めた感じ こんな感じ
菌糸を入れた様子 菌糸を足して、詰め詰め
再度詰めた様子 こんな感じ
菌糸を入れた様子 菌糸を足して、詰め詰め
詰めた様子 こんな感じでOK。普通に使用する分にはそんなに詰め方にこだわらなくても充分だと思います、自分のやりやすい方法で作成すればいいんじゃないかな〜
*** かたく詰める場合 ***
少なめに入れる 普通に詰めるときよりも少なめに、まずはこのくらい入れて、詰め詰め。目いっぱいガンガン突きましょう!
かたく詰める こんな感じ、機嫌の悪いときほど程よく硬めに詰まります(*^_^*)
菌糸を足す 菌糸を足して、詰め詰め
かたく詰める こんな感じ
詰めた様子 菌糸を足して、詰め詰め
詰めた様子 こんな感じ
さらに足して さらに足して
最後は手で詰める 最後は手で、親指で肩口の菌糸を押し込むようにして
出来上がり 出来上がり。硬く詰めた菌糸ビンは通気性が悪く菌の回りが悪いので、空気穴は大きめ、もしくは3箇所くらい開けておくと良いです。ビンの大きさや詰め具合、添加剤の量とかで、出来上がりに差がありますので、何度か自分で作ってみてコツをつかんでくださいね。

削りカスの再利用

*** 再利用の方法 ***
取り除いた菌糸カス ブロックの白い皮膜を削り取ったやつです。結構使える部分も多く残っているので、もったいない〜。カブト幼虫とかに使う場合はこのままでいいのですが。。
篩にかけて 5ミリくらいの目のふるいにかけて
残った菌糸カス ここまでが限界かな。。。
篩にかけ終わった菌糸カス 結構綺麗に取れるでしょ♪これで充分使えます。

添加剤

*** 添加剤について ***
オオクワガタなどの幼虫飼育の主流となっている菌糸飼育、菌糸に栄養を加えて少しでも大きく育てようという目的で特製菌糸ビンを作成したりしますね。その特製菌糸ビンを作るときに入れる添加剤について、調べてみました。。。今更ですが。。。(~_~)
麦芽粉末
大麦を発芽させた後乾燥させ粉末にしたもの。ビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含む非常に栄養価の高い添加剤です。幼虫がとても大きく育つ反面、入れすぎるとセミ化したり羽化不全率が高くなると言われています。使用前に電子レンジでチンしたほうがいいらしい。。。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり15cc〜120cc
不活性ビール酵母
大好きなビールの?。。。ビール酵母の約50%がたんぱく質。18種類のアミノ酸がバランスよく含まれており、ビタミン、ミネラルも豊富。カリウム、核酸、グルタチオン、食物繊維などいろいろな栄養素も含まれています。ビール酵母は生きていてそのまま添加すると上手く菌がまわりませんので、必ず”不活性”ビール酵母を入手してくださいね。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり15cc〜60cc
トレハロース
近年注目されてきたエネルギー源、昆虫の他にもいろんな生物に有効だとか。。天然の動植物に多く含まれる糖質。動植物の生命維持にかかわりがある物質で、昆虫にとっては重要な役割があるようです。昆虫にとって、人間で言うと血糖の役割にあたる物質で、体内で活動エネルギーに変わります。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり15cc〜120cc
ブドウ糖
単糖類なので純粋に糖としての分解が早く、即効性のある物質。クワガタムシの幼虫は生オガの主成分であるセルロース、リグニンなどを白色腐朽菌などが分解したものを食べ体内の共生バクテリアがその成分をブドウ糖に分解し、栄養源として生育していきます。直接ブドウ糖を与えれば無理無駄なく栄養を摂取できるという訳なんですけど。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり10cc〜120cc
セルロース
木材の主成分のひとつ白色腐朽菌に分解されてから幼虫の栄養源(糖)となります。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり10cc〜60cc
乳タンパク
たんぱく質含有量が非常に高く、必須アミノ酸もバランスよく含まれている栄養価の高い添加剤。乳タンパクといわれる物の中でも、カルシウムカゼインといわれるものはカルシウム含有量が100gあたり100mlもあり牛乳の10倍、栄養添加と共にカルシウム強化も期待できます。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり10cc〜60cc
卵タンパク
たんぱく質含有量が非常に高く、必須アミノ酸もバランスよく含まれている栄養価の高い添加剤。主原料は卵白なのでで、低脂肪。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり10cc〜60cc
大豆タンパク
乳タンパクや卵タンパクほどではないにしろたんぱく質含有量が高く、必須アミノ酸もバランスよく含まれている栄養価の高い添加剤。主原料は大豆で植物性、きなこよりも脂肪が少なくタンパク含有量も多い。植物性タンパクの中では一番栄養価の高い添加剤のひとつ。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり10cc〜60cc
小麦タンパク(グルテン)
小麦のタンパク質を抽出したもので、たんぱく質含有量も多い。必須アミノ酸のバランスは少し劣りますが、グルタミン酸が多い。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり10cc〜60cc
キトサン
クワガタムシ、蟹など、甲虫類や甲殻類の外骨格に含まれるキチン質、そのキチンを精製したものがキトサン。効果のほどは未だ未知数ですが、なんとなく入れてみると良いような気がします。なるべく純度の高いものを選びましょう。

添加量の目安
1ブロック3500ccあたり5cc〜40cc
*** 添加量の目安 ***
菌糸ブロックの容量は、ほとんどcc表示になっていますので、添加剤の量を測る時にもccで測るようにしています。
gだと比重が違ってくるので、添加率が測りにくくなります。
どうしても重さgで測る場合には、ccに約0.5をかけるとgとしての目安になるかと思います。
例えば10ccなら5gとか

1%添加の場合:1ブロック3500ccに対し35cc・・・無難な添加量です、堅く詰めても大丈夫

2%添加の場合:1ブロック3500ccに対し70cc・・・慣れてくれば、これくらいがいいかな、堅く詰めても大丈夫

3%添加の場合:1ブロック3500ccに対し105cc・・・少し多めな添加量です、堅く詰めた場合には菌糸に空気穴を空けたほうが良い

4%添加の場合:1ブロック3500ccに対し140cc・・・ちょっと多い添加量、堅く詰めた場合、菌糸に空気穴を開けましょう

5%添加の場合:1ブロック3500ccに対し175cc・・・かなり多めの添加量、菌糸に空気穴は必須

6%添加の場合:1ブロック3500ccに対し210cc・・・普通に限界かも、あまり堅く詰めない方が無難、菌糸に空気穴は必須

※元々の菌糸ブロックの組成は各メーカーにより様々です、上記の目安は参考程度にお考えください。
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