館長あいさつ

 馬頭は、栃木県内でも気候の温暖な八溝山中にあり、川の幸・山の幸に恵まれた土地です。そのため、大昔から私たちの祖先が住み、縄文期の遺跡も数多く見られます。また、古代には、武茂郷とよばれ、産金の地として奈良の都にまで知られていました。中世以降は、宇都宮氏、那須氏、佐竹氏などの所領攻防の地となりましたが、徳川氏による幕藩体制のもとでは、水戸徳川家の領地として経済文化の面で藩を支えることになりました。水戸黄門の名で親しまれている第2代藩主徳川光圀も、馬頭の地を何度か訪れており、その足跡は町内に残る文書や史跡で見ることができます。タバコ栽培や森林業、陶芸が盛んになったのも水戸徳川の時代です。幕末の動乱期に、水戸藩は内部抗争で優秀な人材がかなり失われましたが、馬頭は、岩倉具視の側近として活躍し、明治政府の高官となった北島秀朝などの逸材も輩出しました。

 現在、最盛期に2万人を超えていた人口も、過疎化が進行し、1万3千人あまりとなり、平成17年10月1日、小川町との合併により、那珂川町として新しい町づくりを歩み始めました。しかし、ここ数年、「いわむらかずお絵本の丘美術館」や「馬頭広重美術館」が建設され、地域の方のボランティア活動などに支えられ、内外の注目を集める町となっております。美術館には日曜日となると駐車場が満車になるほどのにぎわいを見せています。このような施設は、私たちの誇りですが、八溝山地、那珂川・武茂川などの豊かな自然や祖先の築いてきた町の歴史は、何よりの財産です。2つの美術館も、これらの財産の上に成り立っているものと考えます。

 このインターネット上の歴史館は、私たちの財産としてのふるさとの歴史を広く知っていただくとともに、大切に守っていきたいと考え、つくられました。とくに、町の将来を担っていく子どもたちの学習に大いに利用してもらいたいので、子ども向けのページを多く開いています。ただ、本館の内容は、小学生にはやや難しく、どちらかというと中学生や高校生向けです。少しずつ改善を加えていきたいと思いますので、ご意見や感想をお寄せいただければ幸いです。
 なお、リコーダーのページは、館長の趣味で掲載しています。リコーダーの楽しみを多くの方と共有できればと願っています。

 作成にあたっては、「馬頭町史」を中心的な参考文献としました。また、その他数多くの資料を参考・引用させていただきましたので、その旨をページごとに掲載しました。参考・引用、著作権などには配慮したつもりですが、なにぶん未熟ですので、ご迷惑をおかけしていることもあると思われます。この歴史館の内容に関することについては、下記に問い合わせ・ご連絡ください。

Eメール:gdcqp731@ybb.ne.jp

佐竹 総一郎     

 【開館】平成13年4月  【アドレス移動】平成18年1月
   

 

馬頭インターネット歴史館