2003.2.6更新
あなたは、司法試験の出願するとき、書留で送るのが当たり前だと思ってませんか?
しかし、東京近郊の人なら、ちょっと面倒に思えても法務省で直接する方がメリットがあるのです。
そこで、法務省に直接出願するメリットと方法を教えましょう。
法務省で直接出願するメリットには、次のようなものがあります。
(1) 100パーセント受理してくれる。
願書に記入漏れや記入ミスがある場合、基本的には受理してくれないことになってます。
まあ、実際は司法試験管理委員会の職員の人が郵送された願書にミスがあるときは、一人一人に電話をかけて、訂正してくれることがあるようです。
でも、もし電話してもらえなかったら、あなたは1年をまるまる棒に振ってしまうのです。
ミスがなかったとしても、投函した後に記入ミスをしたのではないか不安になる人も結構います。中には、司法試験管理委員会まで直接電話をかけて確認しようとする人もいるくらいです。
ところが、直接法務省に願書を持っていくと、出願の窓口にいる職員の人がその場で記載事項を全部チェックしてくれ、記入ミスがあると訂正を求めてきます。
だから、受理されないのではないかという不安は解消されます。
(2) 卒業証明書がいらない。
わざわざ、大学まで行って事務室にお金を払ってまでしてもらう卒業証明書。
しかし、これは受験に必要な単位を取得していることを証明するために提出する物なのです。
だから、法務省で直接出願するときは、卒業式にもらった卒業証書を見せるだけでいいのです。
大学に行ってお金払うことを考えたら、このほうが安上がりで、しかも早くありませんか?
(3) 無料である。
当たり前かもしれませんが、自分で持っていくのだからただです。
郵送だと、書留で送らなければならないので、書留代金がかかります。
しかも、最近は簡易書留ではなく、(通常の)書留でなければならないので510円もします。
もちろん、自分で持っていくと電車代がかかりますが、予備校のある高田馬場や渋谷から地下鉄で往復しても510円もしないので、答練の帰りなどによれば郵送よりは安くあがります。
また、万に一つのことですが郵便は事故で届かないおそれがあります。
現に研究室でも以前、郵便の事故で受験票が届かなかった人がいました(手続をしたら、受験できましたが)。
自分で持っていけば確実なので、事故の心配をすることはありません。
(4) 受験場所が選びやすい。
東京で受験する人は、受験場所が5ヶ所ありますが、基本的に受験生が選ぶことはできません。
しかし、受験場所は出願順で大体決まるので、何日目に出願するかで大体の予想がつくのです。
東京・横浜の受験場所は、慶応義塾大学(三田)、明治大学(和泉)、中央大学(後楽園・理工)、青山学院大学(青山)、神奈川大学(横浜・白楽)、早稲田大学(本部・西早稲田)の6カ所ですが、この順に1〜2日ごとに埋まっていくようです(早稲田大学本部は定員が多い?。また、埋まるペースは受験者数の増減により多少変化する)。
だから、いつ出願するかで事実上受験場所が選べるのです。
郵送も一緒にされるから、同じ事が言えるのですが、書留が到着するのが予想とずれることが考えられるので、直接出願した方が確実でしょう。
<参考>平成15年の司法試験出願状況
(5) 法務省に入れる。
くだらない理由ですが、これもなかなかできない経験です。
法務省は一般の人には開放されてはいませんので、一般の人が用もなく行っても入り口で追い返されてしまいます。
受験生は、願書をもらう時と出願する時の年に二度だけ、中に入る理由ができるのです。
1階だけですが、ちょっとした社会科見学です。
また、単位修得見込証明書で出願する大学2年の人だけについてなのですが、4月に単位修得証明書を追加で提出するときにも法務省に入れます。
このときは、1階の受付ではなく、エレベーターに乗って18階にある司法試験管理委員会の部屋までいくことができます。(18階の西側、つきあたりを右へ)
それでは、法務省まではどのように行ったらいいのでしょうか。
官庁街のある霞ヶ関には、地下鉄で行きます。
ここでは、法務省に行きやすい、丸の内線と有楽町線での行き方を紹介します。
<丸の内線を利用する場合>
丸の内線の霞ヶ関駅で降りたら、ホームの銀座寄りの階段(新宿などから池袋行きに乗ってきた場合はホームの一番前の階段、池袋・大手町・東京などから新宿行き・荻窪行きに乗ってきた場合はホームの一番後ろの階段)を昇ります。
昇ったら目の前の自動改札をでて、15メートルくらい先の左手にあるB1a出口を目指します(右のB3出口は厚生労働省です)。
出口へ左に曲がると、目の前に短いエスカレータがあります。しかし、それは弁護士会館へつながっているので、すぐ右の階段を昇りましょう。
階段を昇りきると、目の前に日比谷公園の入り口が見える霞門交差点にでます。
この交差点をわたらずに、左へ曲がり公園の反対側を公園と平行に歩きます。
左手に並んでいるきれいな建物は、順に弁護士会館、家庭裁判所、公正取引委員会、検察庁、法務省です。
検察庁とつながっているきれいな建物が法務省です。
(ちなみにその奥のぼろの建物は、合格発表場所でもある人事院祝田橋庁舎です)
<有楽町線を利用する場合>
有楽町線の場合は、桜田門駅で降りましょう。
いちばん有楽町よりの階段を上り、改札をでます。
改札をでたら、右斜め前の5番出口から地上に出ます。
地上に出たら、目の前に赤レンガの法務省旧館があるので、中を縦断します。
そうすれば、受付のある本館の裏玄関です。
(縦断できない場合は、お堀に沿ってまわれば正面玄関に出ます)
法務省の入り口には警備員が1〜2名いて、入ろうとすると必ず止められます。
そこで、堂々と「願書を出しにきました」と言いましょう。
警備の人も、受験生がたくさん来るのでなれていて、すぐに通してくれます。
そして、自動ドアを通り中に入ると、また警備員がいて止めるので、もう一度堂々と「願書を出しにきました」と言いましょう。
すると、左手の奥の方に進むように指示されます。ここからは、「司法試験願書提出所」という矢印付きの看板に従って歩きます。
場合によっては、ここで受験生が行列を作ってます。
看板に従って歩くと、裏玄関のほうにでます。そこの隅のほうにあるあまり大きくない一部屋が司法試験願書提出所になっています。
中にはいると、カウンターの向こうに法務省の職員(たいていは若い男性)が3人ほど座っているので、あいている人のところに進みます。
願書と提出書類を出すと、赤鉛筆を持って記入事項の確認を始めます(この途中で、卒業証書を見せるように言われるので、見せます)。
すると、「はい、結構です」と言われるので、卒業証書を持って晴れ晴れとした気持ちで帰ることができます。
帰りは、来た道を戻るのもいいですが、裏玄関からでて、中庭と法務省旧館を縦断すると楽しい。
旧館側の門を出て、左に進むと裁判所の前に地下鉄の入り口があります。
これだけ読んでも、郵便の方がいいという人は、書留で送るべきでしょう。
直接出願するメリットは、気分といくらかのお金ですから、面倒くさがりの人には向いてません。
でも、ちょっとでも興味があったら、法務省に出願に行ってみてください。
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