■The Wild Duck(1928)

邦題『野鴨』。デイビスは18才の時イプセン原作のこの舞台劇を観て、女優を志すようになります。父に裏切られ自殺して果てるヘッドウィグ、そして演じる女優ペグ・エントゥイストルに共感したデイビスは「この役を演じることができたなら満足に死ねる」と母に語ったそうです。幼い時に両親が離婚し母の手一つで育てられたデイビスは、愛情の薄い父親に対し複雑な思いを抱いていたようで、そのような自身の体験がこのドラマとシンクロしたのでしょう。その後彼女は演劇学校に通い始め、その二年後に早くも夢を叶えることになります。そしてその開幕の夜、彼女は観客席に父親の姿を認めます。かつて女優になることに反対した父親は、この劇を観て彼女を祝福したそうです。

 

 

■The Earth Between(1928)

 

■Broken Dishes(1929)

 

■Solid South(1930)

 

■Two's Company(1952)

 

■The World Of Carl Sandberg(1959)

 

■The Night Of The Iguana(1961)

邦題『イグアナの夜』 原作者テネシー・ウィリアムズは当初キャサリン・ヘップバーンとベティ・デイビスを共演させるためにこの作品を企画したと言われています。もしこれが実現していたならば物凄いことになっていたと思われますが、残念ながらヘップバーンがスペンサー・トレイシーの看病を理由に出演を断ったため二人の共演は叶いませんでした。一方デイビスは享楽的な中年女性マキシムを演じることになりますが、どうもデイビスは他のキャスト達とうまくいかなかったらしい。その一番の理由は、生のデイビス見たさに客が殺到し、デイビスが登場するだけで拍手が鳴り止まなかったため、その都度に劇が中断。他の出演者たちはこれを不愉快に思ったようです。元より舞台系の俳優は、自分たちが創り上げた役を映画化の際に映画スターに取り上げられることを快く思わなかったため、彼らに敵意を抱く傾向があったようです。一方デイビスにすれば22年振りのブロードウェイ復帰作『TWO'S COMPANY』での失敗以降、舞台出演に臆病になっていたようで、かなり神経質になっていたのは確かなようです。テネシー・ウィリアムズによれば、デイビスはかなり激しい癇癪を起こすことがあり、ウイリアムズさえも怯えさせたそうです。また演出のフランク・コルサーロの話によれば、リハーサルにおいて主演男優のパトリック・オニールとデイビスは大声で罵り合ったそうです。デイビスはオニールが共演女優と肉体関係を持ったことを非難したのに対し、オニールは「貴様は女王様のつもりでいるのか。ここはハリウッドじゃないんだ。舞台のことなど何も知らないくせに」と叫び、デイビスの襟元を締め上げました(しかしその折にもデイビスは不適にも笑みを浮かべ、コルサーロを驚かせたようです)。またNY初演前日の打ち合わせにおいては、デイビスが突然一人でステージを雑巾で拭き始め、コルサーロが彼女に近寄ると、彼女はまるで幼女のように泣き出したそうです。「ここの皆は誰も私を必要としていない。皆私を嫌っている」と言いながら・・・・・そう、ちょうど『何がジェーンに起こったか?』のジェーン・ハドソンのように・・・・・そしてこのNY公演の楽屋に訪れたのが、なんとジョーン・クロフォード。しかもその原作を携えデイビスに出演を依頼するために・・・・・なんだか非常に辻褄が合いすぎて怖いくらいな話ですが、つまりはデイビスはジェーン役を演じることを運命づけられていたとも言えますね・・・・・ちなみにデイビスは開演から3ヵ月で降板。マキシム役はシェリー・ウィンタースが引き継がれたそうです。また映画化の際、デイビスは出演を熱望しましたが、彼女が創り上げた役は結局エヴァ・ガードナーが演じることになりました。

 

 

■Miss. Moffat(1974)

 

 

THE WORLD OF

BETTE DAVIS

 

 

FILM

 

TV DRAMA

 

TV APPEARANCE

 

STAGE

 

UNREALIZED WORK

 

PHOTO

 

BLOG