「離婚する」と決まったら....
さまざまな理由から、「離婚したい」「離婚する」「離婚される」...というようにそれぞれの過程があり、実際離婚するための手続きが始まるのですが、こちらではとりあえず別居することから始めます。日本のように家庭内別居はまずありえません。気持ちが離れてしまっているのに、経済的に自立できないから、子供のために我慢する等の理由は考えられないお国柄です。あくまでも夫婦の気持ちが優先します。別居が始まってから2年たつと離婚が成立するようですが、複雑な場合でも金銭的に余裕のある人は弁護士を立ててさっさと離婚したり、協議離婚で済ます場合は公証人に頼んで公正証書を作り裁判所で機械的に手続きを済ませます。 離婚率50パーセントといわれているほど簡単に離婚するカップルが多いのですが、再婚する人も多く、2度3度は珍しくありません。じめじめしたところがない分、それぞれの子供の行き来も頻繁で、再婚したときの新しいお母さんやお父さんという考えはありません。親はどんな状態になろうと一生その子供の親です。その辺の気持ちの切り替えや対応の仕方などを頭に入れた上で離婚に踏み切るわけですが.....
自分の国でも離婚することは精神的にも体力的にも大変なことなのに、言葉や習慣、法律も違う国で離婚をするとなると何から始めていいか分かりません。 飛び出した時に頼りになる実家や身内もなく、その上子供を引き取る場合、どうすれば異国で生活していけるのでしょうか?
ここでは伴侶はベルギー人、ベルギーで婚姻し、ベルギーで離婚するということを前提に話を進めようと思います。
私の場合、子供を連れて帰国するという選択肢もあったわけですが、両親はすでに他界し実家もなく、当時日本の不況の中での職探しにも不安がありました。そこで、とりあえずここですでに仕事をしているということもあり、この国に残って子育てをすることにしました。 心の葛藤は色々あるのですが、詳しいお話は何故この国に留まるのか?でお話しすることにします。