学習塾の必要性
学習塾に児童が通う割合、通塾率は年々高くなってきています。少子化により子供の数が減ったこともあり、各家庭が子供に教育にかけるお金の量が増えてきたことが原因でしょう。
中学生の7割以上が学習塾に通っているというデータもあります。中学生の7割が学習塾に通うということは、学習塾には通うことで得られる明確なメリットがあるということです。学校の授業だけでは学習内容を把握しきれない生徒のために学習塾は機能し、学校の授業以上の学習を必要とする生徒のためにも学習塾は機能しています。学校が文字通り教科書通りの授業を行うことによって差がついてしまった生徒間の学力を、学習塾は補正するという役割も担っているのです。
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学習塾の必要性は、近年特に上がってきていると考えられています。少子化が進んだ結果、全ての希望者が大学に入学できる「全入学時代」が到来すると言われていることをご存知でしょうか。しかし、全入学時代の到来によって学歴の壁が打ち壊されるというわけではなく、むしろ全ての人が大学に入学できるからこそ、各大学のランクの差がはっきりと現れるようになってしまうのです。これからは、中学校在学の段階で、大学のことを視野に入れて子供を教育させるべきでしょう。また、このように考えている親が多いからこそ、少子化という時勢にもかかわらず学習塾のニーズは年々高まっているのです。
学習塾の存在意義は、国も認めています。かつて文部省は、学習塾を好ましくない存在としていましたが、1999年以来、学校教育と学習塾を共存させる方針を取ることにしたのです。その試みのひとつとして、東京都のいくつかの区の公立学校に塾講師が派遣されるなどの実績もあります。政府も学習塾の必要性を認めている時代に、学校教育だけで十分に学力を上げることができるような児童は少ないといえるでしょう。
学習塾が流行っている要因のひとつとして、公立学校がゆとり教育と呼ばれる学習を始めたという点が挙げられます。公立学校と私立学校の間の学力格差が広がったために、公立学校に通う生徒たちが学習塾に入るようになったのです。学力格差是正のためにゆとり教育は見直されようとしていますが、少なくとも今後数年は体制が改められることはないでしょう。