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【奇跡の出会い】

1 名前:名無しさん 投稿日:05/04/01(金) 23:26:39

中2になった俺は親の都合で引っ越す事になった… 中学は新しい所で俺は行く気がない。
俺の妹が新しい学校の初登校日…俺に迎えにきてほしいと言うのだ。
やる事ないから俺はOKした。家から学校まで5分位で着く。結構近いのかな?俺は歩きながら考えていた。
早めに学校に着いた俺は妹を待つ事にした。何やら見るからに怪しそうな人が電柱の影に隠れてる。
(恐ぁぁ〜)と思いながら俺はじっーとその人を見た。すると…1人の女の子が門から出てきた。
(肌白い!)と言う第一印象だ。スタスタと下を向きながら歩いている。すると…電柱に隠れていた怪しい人が一歩ずつ歩きだした。
(えっ?何が起きるの?)と嫌な予感がした俺は心配そうに彼女を見つめた。
「お兄ちゃ〜ん」と妹は走って俺に向かってきた。
「おう〜!遅いぞ!」  「ごめんね〜あのねぇ…」と妹の話はまったく頭に入ってなかった。
俺達の前に歩いている彼女とその怪しい人が気になって仕方なかった。

「あの子…」      「お前知ってるの?」と俺が聞くと…
「同じクラスの子だよ〜!お兄ちゃんの好きな…」と妹が話してるのはまったくまた頭に入ってこなかった。
どう考えても彼女を追っ掛けてるにしか見えなかった。
「おい!お前あの子と同じクラスなんだよな?」  「うん…そうだけど…」
「よしっ!」俺は妹の手を引っ張り彼女の所へ向かった。
怪しい人を抜かして彼女の方に走っていった。彼女の傍まで近づいて俺は彼女の肩を叩いた。
すると…『ビクッ』と動いてゆっくり俺達の方を向いた。
「なっなんですか??あっ…あなたは‥」と俺の妹の方を見た。
「今日転校してたんだ…菅谷さんだよね?」
「うん…」とまた彼女は下を向いてしまった。
(菅谷って言うんだ…あれ?聞いた事あるぞっ?ついでに顔も…)
と思いながら俺は怪しい人をチラチラ見ながら言った。

「あの人知ってる人?」彼女は大きく首を振った。 「だよなっ…」と俺がつぶやくと妹が俺の服を掴みながら
「可愛そうだよ…」と言う。
「そうだなっ…家近いの??」
「うん」とまだ下を向きながら答えた。      「お兄ちゃ〜ん。送ったあげよう!」
「そっそうだなっ!じゃ〜菅谷さん家まで送ったあげるよ!」
と言うと少し元気をだしてくれたか笑顔で     「ありがとうございます!」と言った。
「全然いいよ!あのさ…あの人さぁ…今日初めて?」と聞いた途端、彼女はまた下を向いてしまった。
「あっごめんね…無理に言わなくていいよ…」と俺が言うと…
「一昨日位から…」   「一昨日?何もされなかった?」
「うん…平気。でも、お母さんとかになかなか言えなくて…」
「そっかそっか…」   「うん…」
「でも、もう平気だよ!お兄ちゃん強いんだから!」と妹は自信満々に言った。「おっおい!お前…」俺は話してる途中に菅谷さんは俺の方を見て言う。
「本当に?」      「お兄ちゃんねっ!いつも私を守ってくれるの!!」
「だから余計な事言うなって…」
「そうなんだぁ〜強いんだ!いいな…お兄ちゃん‥」と最後はうまく聞き取れなかったが少し安心した様な顔をして俺を見た。
(妹と同い年とは思えない…)
と思いながら後ろを少し見た。すると…やっぱり後を着いてくるように歩いてる。早く送らないとな…

「少し急ごうか…」と言い少し早歩きをした。どうやら菅谷さんと妹は早歩きと言うか走っている。
「あの人が来る…」と目を潤わせながら菅谷さんは呟いた。
「よし!」と言い俺は右手に菅谷さんの手を握り左手に妹の手を握り思いっきり走った。
(これならもう追ってこないだろ…)菅谷さんの家はマンションで入り口まで走って俺達3人はかなり疲れてる。
「もっもう平気だろ…あれ?ここ俺達のマンションじゃんか…」と下を向き俺は疲れながら言った。
すると…菅谷さんが   「嫌っ嫌っ」
と小さい声で言いながら俺の服を思いっきり握り締めた。
「おっお兄ちゃん…」  と妹も俺の服を握りしめた。ふっと俺が前を向くと、
そこには…
「梨沙子ちゃんだよね?」と菅谷さんを見ながら1人の人が言ったさっきの電柱に隠れてた人だ…
(梨沙子…梨沙子…あっ!!どっかで名前聞いた事あると思った。)
菅谷さんは俺の後ろに隠れてしまった。俺には聞こえたが…小さい声で
「恐いよ…」と泣いている。それに気付かない怪しい人は
「君のファンなんだよ!」と言う。俺は深呼吸をして言った。
「おっおい!恐がってるじゃないか…やっやめろよ!」
「うっうるさいなっ!お前誰だよ!もしかして梨沙子ちゃんの彼氏か?」
「ちっ違うよ!俺は…」 「なら、いい!梨沙子ちゃん遊ぼうよ!」
と言いながら俺達に近づいてきた。

「やっやだ…」と菅谷さんは震えながら言った。
「やめろって言ってるのわかんないのか!」と怒鳴ると
「さっきからうるさいんだよ!!」と言い俺は突き飛ばされた。
「いってぇ〜」俺は1m位飛ばされた感じがした。
「お兄ちゃん!」と妹は俺に近づいて来た。
「来るな!菅谷さんが1人に…」と言い掛けた時、怪しい人は菅谷さんの前に立ち
「さぁ〜遊ぼう?」と言い菅谷さんの手を引っ張った。
「やっやめて…」菅谷さんは号泣してしまった。
「やめなさいよ!」と妹は菅谷さんの前を立ち両手をあげた。
「さっきから邪魔だなぁ〜でも、君も可愛いなぁ〜」と言い妹の手を握った。その瞬間俺はプッツンと何かがキレてしまった。
「お前〜この野郎!」俺は怪しい人の押し倒した。
「痛いなぁ〜僕も怒っちゃうよ!」と言い俺の前に立ち生まれて初めて拳が顔に入った。
(こんなに痛かったんだ…)泣きそうになった。
「何するんだよ!」俺は怪しい人の顔を殴った。ここから俺達の戦いと言うか喧嘩が始まった。
まっ俺が勝てる訳ない…けど、菅谷さんと妹に変な事をしようとしてる事に俺は許せなかった。
一方的に殴らているが俺は転んでも転んでも立ち上がった。

妹と菅谷さんはその光景をずっと泣きながら見ている。
すると…「しつこいね〜君は!」と言いながらそこら辺に落ちている木の棒を持ってきた。
ボッコボコになった俺は  「なっ何するんだ…」と呟くと…
「エヘ〜とどめだよ〜!」と言いながら木の棒を上に振り思いっきり下に降ろした。
降ろした瞬間俺は目を閉じた。
「いっ今警察呼んだから〜!」と妹は菅谷さんの携帯を持ち叫んだ。
俺はそこまでしか記憶がなかった…俺がゆっくり目を開けるとそこには妹と菅谷さんがいた…
二人とも泣いている。  「俺…いったい。」
「おっお兄ちゃん…よかった…」         「ここは?」
「梨沙子の家だよ…」と泣きながら俺を見た。
「そっか…菅谷さん平気?」
「うん…やっぱり強いんだね!すごかった…」   「えっ?俺が…強い?」
「うん!私が叫んだ後、お兄ちゃん変な人が持ってた棒を持って思いっきり殴ったんだよ!そしたら逃げた!」
「俺が?まったく覚えてない…。」        「ありがとうございました。」
と泣きながら俺に頭を下げた。
「あっ気にしないで…」と言い起き上がろうとしたが体中痛くて上手く起きれなかった。
すると…菅谷さんのお母さんが来て俺に言う。   「本当にありがとうございました。」と頭を下げる。
どうやら怪我の手当てしてくれたのは菅谷さんのお母さんらしい。      
「あっいや…気にしないで下さい。あの〜手当てしてもらっちゃってすいません。」
「いえいえ〜!」と言い頭を下げ部屋を出ていった。

「あのさ〜菅谷さん…」と俺が言うと
「菅谷さんはやめてよ!『梨沙子』でいいよ〜!あっなんですか?」どうやら元気を取り戻してくれたようだ。
「よかった…元気になってくれて…」梨沙子は顔を真っ赤にしながら言う。
「あっそんな…」それにつられて俺まで真っ赤になった。
「名前…菅谷梨沙子って言うんだよね??」    「うん!そうだよ!」
「もしかして…ベリーズの?」と呟くように言うと… 「そうだよ?知らなかった?」
すると…妹は呆れながら俺に言った。
「お兄ちゃんさっき言ったのにまったく聞いてなかったもん。」
「あっわりぃわりぃ…じゃやっぱりファンとか学校まで来ちゃうのも無理ないね…」と梨沙子に言う。
「うん…」とまた下を向いてしまった。元気がなくなった事に俺はすぐ気付き励ます。
「でも、すごいじゃん!俺、娘。好きなんだ!だからベリーズも知ってるよ!」「本当に?」
と梨沙子は驚いたのかびっくりした顔で俺を見た。
「本当だよ!でもベリーズってあんまりテレビに出ないから顔がわからなくて…でも名前は知ってるよ!」
「お兄ちゃん覚えてないと思うけど…テレビでベリーズ出てた時
『可愛い〜』って言いながら指差してたの覚えてる?」まったく覚えてない俺は申し訳なさそうに妹に聞いた。
「誰だったっけ??」
「お兄ちゃんねっ!梨沙子ちゃんの事ずっと可愛い〜可愛い〜って言ってたんだよ〜」と笑いながら言う。
「おっおい!余計な事言うなって!」と言い顔を真っ赤になってしまった。
そっと梨沙子の顔を見た。「そっそうなんだ…大人っぽいみやちゃんとか思った。」
と言い両手を顔をあてて恥ずかしがってる。
「2人とも顔真っ赤〜」と妹は笑ってる。
「うっうるさいなぁ〜」と俺は妹の頭をポンと叩いた。

「ひどぉ〜い」と嘘泣きをしている。俺らの会話に梨沙子は笑った。
「クスッ!」       「何がおかしいの?」
「梨沙子お兄ちゃんがずっとほしかったの…だから羨ましくて…」と言う。
梨沙子の隣にいた妹が笑いながら
「こんなお兄ちゃんで良ければあげる〜」と言うのだ。
「本当に?お兄ちゃんになってくれるの?」満面の笑顔で俺を見た。
(可愛い…)そう思いながら俺はすぐに返事をした。「俺でよかったらいいよ!!」
すると…梨沙子は飛び上がりながら
「イエーイイエーイやった〜。イエーイイエーイやったぁ〜。」と叫び喜んだ。
「あのねぇ〜明日梨沙子握手会なの!だからもう寝なきゃ…」と下を向きながら言った。
「あっ!悪いねっこんな長居しちゃって…」    「ごめんね…」俺につられて妹も謝った。
(明日握手会なのかぁ…行って見ようかな〜。)
と思いながら俺と妹は梨沙子の家と出た。家に帰りらず俺と妹でCD屋に行った。
〈Berryz工房〉と言う文字を見付け俺達は走った。初回じゃないと握手会には行けない。
ゆっくりCDを持ち表紙を見た。
(初回だぁ〜!)と心の中で喜んだ。だが…1枚しかない。すると横にいた妹が俺の肩を叩きながら言った。
「仕方ないから〜今回は譲ってやる!」
「偉そうに言うな…まっサンキューなっ!」とお礼を言った。レジに向かいCDを買い俺達は家に帰った。
リビングで俺は明日の握手会の事を考えてた。
(梨沙子びっくりするだろぉ〜。驚かしちゃおうかな〜)と少しにやけながら考えていた。

すると…妹が俺の前に突然出てきた。
「びっびっくりするじゃないか〜」
「今、梨沙子ちゃんの事考えてたでしょ〜!驚かしちゃおうかな〜とかさっ!」
かなり焦り気味の俺は
「ばっばか言ってんじゃないの!」と声が裏返りながらもカバーした。
(こっこのチビなかなか鋭い。気を付けないと…)
「まっ別にいいんだけどね!じゃおやすみ〜」
と子悪魔見たいな笑顔を見せ自分の部屋に戻っていた。
「びっびっくりした…」
とつぶやきながら俺も自分の部屋に入り明日の準備をした。
(梨沙子には今日会ったけど…他の子はテレビで少しだけしか見た事ないから
なんか緊張するなっ。今でも梨沙子が隣に住んでるのは信じられないけど…)
俺は目覚ましをかけてベットに入った。
(なかなか寝れない。明日早いのに…)俺は思いっきり目をつぶった。
今日の疲れからかすぐ寝付けた。

〜次の日〜〈9:00〉
ピピピピッピ〜ピピピピッピ〜
(うるさいなぁ〜。やばっ!もう9時だっ!)と飛び上がり準備をした。
リビングに行くと妹はもう朝食を食べていた。
「おはよう〜」
と相変わらず昨日の子悪魔みたいなほほ笑みを見せた。
「おっおはよ!」
と言い椅子に座りテレビを見ながらご飯を食べた。食べおわって急いで着替えたが…服に困った。
オシャレしすぎてもなんか浮きそうでイヤな俺はいつも通りの服装をした。
(よしっ!準備OK!)
俺は靴を履きドアを開けて出ようとした時妹が俺に大きい声で言った。
「梨沙子ちゃんを驚かせて来てね〜」
「わっわかったよ!じゃなっ!」と言いドアを開け家を出た。
駅に向かい切符を買って電車を乗った。緊張がますます悪化してきた俺は頭が真っ白になってきていた。
『次は○○駅〜次は○○駅』とアナウンスが流れた。
(次だぁ…やばい。足がガタガタ震えてきた。)俺は必死で足を押さえた。
『○○駅〜○○駅〜』と流れ。俺は電車を降りた。降りて第一印象…
(人がいっぱいだ…人気なんだろうなっ!)
ベリーズを見に行く人達なのかわからないが…小さい子が親と一緒にいたり、
俺より年上の人がいたりでかなり人が多かった。 俺は整理券を貰い、開演まど待つ事にした。
すると…携帯が鳴った。
(誰だ〜?)と思いながら電話に出た。

『もしも〜し!お兄ちゃん?梨沙子だよ!』梨沙子からの電話だった。
突然の電話でテンパる俺。(俺の番号知らないはずなのに…ついでにお兄ちゃんってまだなんか慣れないなっ…)
「なっ何で俺の番号知ってるの?」声が裏返りながらも言った。
『クスッ!秘密〜!』
「もしかしてあのチビから聞いたのか?」
(間違えない。あのチビだ…)あのチビと言うのは妹。
『だ〜か〜ら〜。秘密なの!あっお兄ちゃん今どこにいるの?
なんか突然電話が来てお兄ちゃんは今すごいところにいるよ!って言ってたから〜』
(あの野郎〜!!帰ったら覚えとけ〜)
「別にすごいところじゃないよ!気にしないで〜。」梨沙子を驚かせたいから俺はうそをついた。
『そっか〜わかった!あっ!梨沙子今からイベントだから行くねっ!バイバイ〜』と言い電話を切った。
「俺も今イベント会場にいるんだっつ〜の!」俺は笑ながら呟いた。

開場時間になり俺はもらった紙を握り締め自分の番号のところに行った。
人の多さに俺はあごが外れそうなくらいびっくりした。
『それで〜Berryz工房のイベントを始めます!』と司会の人が出てきてファンの人はすごい絶叫した。
(すっすげぇな…あっ梨沙子だっ!)
梨沙子を見つけたけど、どうやら緊張している。引きつりながらの笑顔だったり…。
まず2曲歌い次に自己紹介みたいなのを始めた。俺はなぜかずっと梨沙子を見つめていた。
梨沙子にバレないように帽子をかぶった。なんとかバレてないみたいだ…
梨沙子の番になり『すっすっすっ菅谷り…』かなり緊張しているのがすぐわかった。
何か声をかけたかったが…ここは我慢した。周りのメンバーに助けられながらなんとか終わって今度は新曲のフルを歌い
握手会になった。また緊張してきた俺はテンパってキョロキョロしていたら同年代位の男の子が話し掛けてきた。

「君何番?」      「おっ俺は11列の80番。」
「僕の前じゃん!わからない事あったら聞いて!」
「あっありがとう」と少し頭を下げて言った。
俺の後ろはいい人だったけど前の人はどんな人なんだ?と思いそっと横に行きチラ見をしてすぐ後ろに戻った。
(俺よりは確実に年上だなっ!つ〜か…どっかで見た事あるような顔だなぁ…)と思いながら俺は握手の順番を待っていた。
だんだん前に近づいて行くと同時に緊張も最高でに達してきた。
「やばい…やばい…」と呟くと後ろの人が声をかけてくれた。
「握手会初めて?」
「はっはい…」     「僕は3回目くらいかなぁ〜!」
「そっそうなだ…緊張しないの?」
「そりゃ〜するよ!でも、なんか好きで来てるからそこまでしないかなぁ〜」
(すげぇ〜なんだこの落ち着きは…)
「はっ!そろそろだよ!」と彼は言い俺は前を向くともう近くにベリーズがいる。

頭が真っ白になった俺はテンパってしまった。
(次は俺の番だ…よし!気合いだっ!)と心に決め握手をした。まずは桃だ…
「頑張ってください!」
『はい!ありがとうございます!』と明るく返事をしてくれた。次はまあさ…
「頑張ってください!」
『ありがとうございます…!』
彼女は少し緊張してるように見えた。次にまいはと握手をしてと握手をした。
「頑張ってください!」 「ハイ!」
次に徳さん。
「頑張ってください!」 「頑張ります!」
すごい笑顔で俺を見てくれた。
次に雅。
「頑張ってください!」
ふとっ前にいた人は梨沙子と握手をしていた。
すると…その人は梨沙子をにらむように言った。
「昨日、梨沙子ちゃんが遊んでくれなかったね!だから今日遊ぼう!」
(昨日…あっ!あいつだっ!何で早く気付かなかったんだろう…)と思った。
その時、その男は梨沙子の手を思いっきりひっぱった。
『痛い…よ…助けて…お兄ちゃん…』と泣きながら呟いた。(今、お兄ちゃんって言ったよなぁ…)俺はその男の手を振り払った。
「なっ!何するんだ。誰がお前!」
帽子にかぶってた俺は帽子を取りその男に言った。
「昨日はどうも!」すでに泣いていた梨沙子は俺を見た。
「おっお兄ちゃん!どうして…」
「梨沙子を驚かそうと思ってね!」と笑顔で言いその男を睨んだ。
「お前、昨日の…ふぅ〜ん。昨日のお返しとやらをしてやるかなぁ〜!」と笑顔で男は言い俺を勢い良く殴った。
「この野郎!!」俺も自分の力を出し思いっきり殴った。
会場はパニック状態。みんなが騒いでいるのがわかった。

大人相手にやはり力は負ける。梨沙子をちらっと見ると泣いてる梨沙子をメンバーは慰めている。
俺はよそ見をしたせいで男は俺の頭を持ち机に殴りつけた。また俺が覚えてるのはそこまで…
ゆっくり目を開けると…俺の手を握っている
梨沙子とぼやけててうまく見えないが夏焼雅の2人が俺を見ている。
目を覚ましたのに気付き梨沙子の目には涙が溢れていた。
「おっお兄ちゃん!!」 「梨沙子…大丈夫!?」
「うっうん…」     「ならよかった…」
「やっぱりお兄ちゃんってすごいんだねっ!」
「おっ俺が?」「うん!」すると梨沙子の隣にいた夏焼雅が説明してくれた。
「頭を打った後、あなたは梨沙子の手を引っ張った人を思いっきり蹴って台から落としたのよ…その男は逃げちゃったけどね…」
「そっそうなんだ。」(まったく覚えていない…なんでだ…。)
と俺が考えてると梨沙子は俺に言った。
「何で今日来たの??」
「あっあ〜昨日握手会やるって言ってたから行こうかなぁ〜って梨沙子を驚かせたかったからさっ!」
「お兄ちゃんのバカ」と言いながら横になってる俺の腹を叩いた。
梨沙子を見ると顔が真っ赤になっていた。
(梨沙子がいるのはわかるけどなぜ夏焼さんまでいるんだろぉ…)
気になった俺は梨沙子に聞いた。

「なぜ夏焼さんがいるの?付き添い?」
「違うよ〜!お兄ちゃんはみやちゃんと握手しなかったでしょ?だから待っててくれたんだよ…」
(えっ?俺は俺が頑張ってくださいって言って…あっ!そういえば握手してないや……)
「あっすいません…」と2人に謝った。
「お兄ちゃん!ありがとね…」
梨沙子が言い俺と握手をした。俺は真っ赤な顔を隠すためにもう片方の手を顔にあてながら言った。
「頑張ってください!」
「ありがとうございます」梨沙子の顔もじょじょに赤くなっていくのがわかった。
すると…夏焼さんが俺の前に立った。
「梨沙子のことよろしくお願いします。あと『夏焼さん』はやめて下さいね!」と笑ながら手を出した。
「はい!こちらこそです。梨沙子をよろしくお願いします。う〜ん。雅ちゃん!」
俺と雅ちゃんは握手をした。
「お兄ちゃん1人できたの?」梨沙子はまだ俺の怪我を心配そうに見ながら言った。
「そうだよ?CDが1枚しかなくてね…」      「そうなんだぁ…」
「うん…」3人で話していたら『コンコン』とノックする人がいた。夏焼さんがドアの方に向かっていった。

「あっ!梨沙子のお母さん!」
「梨沙子いるかしら?」 「はい!」と言い2人は俺達の方に来た。
梨沙子のお母さんは俺の頭とかを心配そうに言った。
「また、怪我しちゃったの…話は聞いたわ…ごめんなさいね…」と言い頭を下げた。
「あっ気にしないで下さい。自分が勝手にしたことですから…」と少し照れながら言った。
「家まで送るわ!まっ隣なんだけどね!」
笑いながら梨沙子のお母さんが言った。
「あっ!1人で帰りますよ!」と断ろうとした時梨沙子が俺の口をふさいだ。
「お兄ちゃんも帰りたいってだから帰ろう!」
(えっ!?俺はその逆なんだけど…まっいっか!)
「あっじゃお言葉に甘えて…」と俺が言うと梨沙子は飛び上がり喜んだ。
「やったぁ〜!」
「そんな大げさなっ!」
「だって!だって〜梨沙子ねっ!お兄ちゃんと帰りたかったんだもん。」と言い梨沙子は口を膨らませた。
(かっ可愛い…)俺は自分が顔が赤くなったのに気付き必死に堪えた。
「しっ仕方ないなぁ〜。」照れながら言った。すると…梨沙子は雅ちゃんと2人で話始めた。

「ねぇ〜みやちゃん!今日梨沙子の家泊りにくるでしょ!?」
「平気なの?」     「全然OKだよ〜!」
「本当に?ありがとう〜。じゃお母さんに言ってくるぅ〜」と言うと雅は部屋を出ていった。
「じゃ私も雅ちゃんのお母さんに話してくるねっ!」と言い梨沙子のお母さんも部屋を出た。
(梨沙子と2人きりって始めてて緊張する。)
俺は緊張してしまった。突然梨沙子は下を向きながら言った。
「お兄ちゃんと2人きりって初めてだね!」
「えっ?あ〜そうだね!」「なんか緊張するねっ!」(俺とまったく同じ事考えてたんだ…。)
「俺も同じ事思ってた!」と俺が言うと梨沙子は笑顔になり俺の顔を見た。
「すご〜い。同じ考えてたんだ〜!」
「そうみたいだね!」と俺も笑顔で梨沙子を見た。
「お兄ちゃんって本当に強いねっ!お兄ちゃん…かっこよかったよ!」
と顔を真っ赤にしてる梨沙子はずっと俺の顔見ている。
ここは目をそらせちゃいけないと思った俺はずっと梨沙子の顔を見た。
「ありがとなっ!歌ってたりとかしてる時の梨沙子は輝いてたよ!」とちょっと臭い事を言った。
すると、「嘘だぁ〜でも…ありがとう…」と言い俺の顔に梨沙子は近づいて来た。
10センチ…       6センチ…
4センチ…        2センチ…
俺の心臓は飛び出そうになった。梨沙子はゆっくりと目をつぶった。
がっ!ドアが開く音に気付き急いで俺達は離れた。入ってきたのはどうやら雅ちゃんだ。
「どうしたの?2人とも顔真っ赤にして!」と不思議そうな顔をして言った。
「なっなんでもないよね〜お兄ちゃん?」梨沙子は俺に話を振ってきた。
「おっおう」なんて言えばいいかわからない俺は一言だけ言った。

「お母さんが泊まってもいいってぇ〜!」と笑顔で雅は梨沙子に言った。
「本当にぃ〜!やったぁ〜!」
梨沙子も喜んでいる。
「あっ!お兄ちゃんも泊まれば??」と梨沙子が誘ってきた。
突然の誘いに俺ばびっくりした。
「おっ俺?俺はいいってぇ〜」
「じゃ〜お兄ちゃんが言うチビも誘ってさ〜」
「チビってぇ〜妹か〜って梨沙子と同い年じゃん〜」と笑いながら言った。
「冗談だよ〜!ねっ!お兄ちゃんも泊まろうよ!!ねぇ〜みやちゃん?」
梨沙子は次に雅ちゃんに話を振った。
「わっわたしは別にどっちでも…」と言い下を向いてしまった。
「雅ちゃんイヤがってるようだし!本当に…悪いし…」
と申し訳なさそうに言うとあわてて雅ちゃんが言った。

「わっわたしそんなつもりで…泊まってください!梨沙子がそう言ってるんだし…」
「そうだよ!ねっ!お兄ちゃん!」梨沙子はスネ始めた。
(ベリーズが2人に俺…俺ってなんなんだろぉ〜!)と悩んだ。
「お願い〜!」とまだスネてる梨沙子が可愛くて仕方がなかった。
「わっわかったよ〜!」 「本当に?本当?」
「本当だよ!梨沙子の家に泊まればいいんだな?」「うん!」
「よし!わかった!」俺は納得してうなずいた。
「梨沙子〜!雅ちゃん〜!あと、お兄ちゃん〜!そろそろ行くわよ〜!」
と梨沙子のお母さんが俺達を呼んだ。
『はぁ〜い!』俺達は返事をしたが…
(梨沙子のお母さんまでお兄ちゃんって言うのかよ〜!)と苦笑いをした。
梨沙子と雅は帰る支度をしていて俺と梨沙子のお母さんは待っていた。
「今日は本当にありがとうございました。」
と頭を下げる梨沙子のお母さん。
「あっ!気にしないでください…自分が勝手にした事なんで。」
「よかった!梨沙子にお兄ちゃんが出来て〜」
と梨沙子のお母さんは笑った。
「俺も妹が2人出来てうれしいです!」
俺も笑顔で答えた。
「これからもよろしくね!お兄ちゃん!」
また頭を下げたお母さん。「こちらこそお願いします!」
俺も頭を下げた。
5分後…『おまたせぇ〜』梨沙子と雅は走って俺達の方に来た。
「じゃ〜行きましょ!」 『はぁ〜い!』梨沙子と雅が元気よく答えた。

歩こうとした瞬間梨沙子は俺の横に来て手を繋いできた。びっくりした俺は
「えっ?」
と声が裏返った。
「だって寒いんだもん〜!梨沙子寒いの嫌い〜。」
ニヤニヤしながら言った。
「仕方ないなぁ〜」
俺はかなり緊張した。雅ちゃんを見ると下を向きながら歩いている。
「雅ちゃん!どうしたの??具合悪いの!?」
心配になった俺は聞いた。「あっ…気にしないで下さい。」
なぜか敬語で答える雅ちゃん。
「雅ちゃん、寒い?」  「少しだけ…」
俺は自分が巻いていたマフラーを雅ちゃんの首に巻いてあげた。
雅ちゃんはびっくりした顔で俺を見た。
「いいんですか?」   「いいよ〜。俺、寒くないから〜!」
本当はすごく寒くてやばかった。
「ありがとうございます!!!」雅ちゃんは笑顔で言った。
「いいよ〜!気にしないで〜!」
と俺が言うと…隣にいた梨沙子が口を膨らませた。
「梨沙子寒い…」    「寒いの?」
「うん…」怒っているのか悲しいんでるのかどっちかわからなかった。
梨沙子を見ると薄着だった。今度は梨沙子に俺の上着を梨沙子の肩に乗せてあげた。
すると…「ありがとう!お兄ちゃん!」
さっきまでの表情と真逆なほど笑顔で言った。俺は死にそうなほど寒くて大変だったけど、
梨沙子の悲しい顔をするとなぜかほっとけない。
梨沙子と俺は電車に乗ってる時も家に付くまでずっと手を繋いでた。
俺は梨沙子が本当の妹に思えてきた。

俺達が住むマンションに着いて俺は一回家に帰った。
すると、ずっと待っていたのが妹が俺の顔を見るなり泣きだした。
「遅いよ!りぃ〜ちゃんから聞いたよ!またバカなことするんだから!」
と言いながら俺をたたく。「いっ痛いな〜。梨沙子が俺を呼んだんだ。助けるしかないだろぉ…」
妹は少しずつ泣き止んできた。
「りぃ〜ちゃんの家泊まるんでしょ?私も誘われたんだけど…」
「いいじゃん?来れば?雅ちゃんもいるし!」
「えっ?雅ちゃんってあの雅ちゃん?」びっくりした顔で俺を見た。
「そうだけど…」    「私行く!絶対行く!」
「おう!じゃ支度しろ?」と俺は妹の頭をポンと叩いた。
俺達は支度が終わり梨沙子の家の前に行きチャイムを鳴らした。
『はぁ〜い』梨沙子が出た。
「りぃ〜ちゃん〜来たよ〜お兄ちゃんと一緒に〜!」ニヤニヤしながら妹が言った。
『あっ!待っててすぐ行く!』と梨沙子は言い足音が近づいてくる音がした。
ドアが開き梨沙子が笑顔で迎えてくれた。
「どうぞぉ〜!」    『お邪魔しまぁ〜す!』と俺達は元気よく言い梨沙子の部屋に行った。
雅ちゃんは梨沙子の雑誌を読んでいる。
「あっ!さっきはありがとうございました。」雅ちゃんは頭を下げながら言った。
(もしかしてマフラーのことかな?)
「あっ全然いいよ!あと、こいつ俺の妹!!」妹は頭を下げた。緊張しすぎてしゃべれないらしい。
「よろしくねっ!」雅ちゃんは笑顔で答えた。
固まってしまってる妹は目がキョロキョロしてしまってる。
仕方がないから俺があいさつをした。
「こいつ緊張してるからうまくしゃべれないみたい(笑)気にしないで〜!」
「クスッ!可愛い〜」と雅ちゃんは笑っていった。

 

つづく