indexへ


「こんなに楽しい遊びが身近にあったのかぁ!」
これが、初めてトライアルバイクに乗った時の素直な感想です。
このページはトライアルバイクにずっぽりと嵌まってしまった一人の男の記録です。
少しでもトライアルの楽しさが伝わると幸いです。


◆Trials-Bとは?◆
Trials とは、トライアルと呼ばれるモータースポーツのことを意味します。
簡単に説明すると、定められた区間(セクション)内での走破力を競いあうものです。
足を1回つくと減点1、2回つくと減点2、3回以上は何度足をついても減点3、転倒等の前進不可能な状態になると減点5。
近頃はノーストップルールというのが主流で、これですと停止で減点1、後退は減点5となります。
これで決められた数のセクションを走って減点が少ないものが勝ちという競技です。
ちなみに、セクションへのトライは一人ずつ行いますので、走ってる時は自分との戦いという感じが強いです。

B の1文字はBiginer,Beta,Bebenta,Bakuretsu,Binbo,Baka等の意味を併せ持たせたものです。
好きな風に解釈してもらってかまいません。(笑)
Biginerはそのまま初心者の意味です。
Betaは我が愛車、ウルトラマンカラーのBeta technoのことです。
初心者向きでは無いといった評判も耳にしますが、特に乗りにくいと思ったことはありません。
成田匠〜黒山健一と続くBetaのイメージもミーハー的にはポイントが高いです。
さらには、機械設計を生業としている私の感覚的に、フルモデルチェンジ前の最終型というのも購入のポイントの一つでした。
Bebentaはベベンタ。つまり最下位という意味です。
最下位をとるのは簡単なようで難しいと常々思っておりましたが、コンペ初参戦でいきなり獲得してしまいました。
トライアルって終わって集計してみないと結果がわからないので、まさか最下位とは...って感じでしたが。
Bakuretsuとは漢字で書くと爆裂。
簡単に言うと乗り手の思惑に反してバイクが吹っ飛んでいくことです。
まくれ返って爆転、崖落ち、発射、滑落等々...まだまだレパートリーは増えそうな気がします。(^^;
Binboは貧乏、お金が乏しいことです。
高いバイクを買って維持管理しつつ、練習場を求めての遠征や大会参戦とお金は出ていくばかりです。 でも、お金なんてのは貯めるものではなく、使うもの。
物や楽しみと交換するものだと思っているので苦ではありません。
Bakaはそのまんま読んでもらえたらOKです。(笑)
座右の銘は「夢中になれるものがあると、それだけで人生は素晴らしい。」
ということで、端から見てるとバカな奴だと思われるくらいトライアルに夢中になれたとしたら、それはわたしにとってシアワセな状態なのです。


◆トライアルライダーへの道のり◆
そもそも私は、ツーリング指向のオフロードバイク乗りとして、普通の人より少しだけトライアルを知っているくらいのものでした。
当時、福岡に住んでいたのですが、ふとしたきっかけでインドアトライアルのチケットを無料で手にしたのが、多分1990年くらいのことでした。
これが北九州市などという田舎で開催されるのがもったいないような豪華メンバーによるものだったのです。
私の記憶では、タレスを筆頭にアーバラ、ビルバオ等の世界レベルの選手も参戦しておりました。
この時、鮮烈に印象に残っているのが成田匠のライディングでした。
前半調子が悪かったのか減点を重ねた彼は、後半は観客を喜ばせるための魅せるライディングに徹して飛びまくっていたのです。
これに加えて、アクション大会?で派手なジャンプで優勝した小谷徹という選手のおかげで、トライアル観戦ってのはかなり楽しいものだと思ったのですが、その後福岡に居る間には試合を見る機会はありませんでした。
ちなみに、この時、ちょっと興味を抱いたのでトライアルバイクを扱ってる店にまで行ってみたのですが、2台目のバイクを買える余力があるわけでもなく、トライアルバイクでキャンプツーリングなんかできるはずもないということで、手を出すまでにはいたりませんでした。
今にして思えば、惜しむらくは、この時訪れた店がスクールや試乗会といったものと無縁だったことですね。
その後就職して大阪に住むようになってから数年は、尼崎のインドアトライアルを見に行くのが毎年の恒例行事でした。
YAMAHAに乗るP・クトゥリエが全日本チャンピオンだったころです。
ちなみに、XRが好きでHONDAファンだった私が応援してたのはHRC所属の三谷英明さんでした。
当時の上司も三谷という名前だったので、会場で「みたにぃ〜」って叫ぶのはちょっとやり辛かったんですけどね。(笑)
その後、なぜかインドア選手権は開催されなくなり、トライアルを見に行くには猪名川サーキットという所まで出かけねばならなくなりました。
オフロードバイクで遊ぶのが好きだったので、猪名川近辺も馴染みがあったのですが、普通の人がわざわざ足を運んで見に行こうと思うにはかなり辺ぴな所です。
ここまでのトライアルと私の関わりを見てもわかると思いますが、普通の人がまず最初にトライアルというものを知る場として、インドアのイベントというのはかなり良いものなのですが...  
「是非再開して欲しいな」と、この場を借りてMFJ様に訴えておきます。
こうして、一年に一度全日本を見にいくという程度のトライアルとの関わりがしばらく続いた私に転機が訪れたのが2000年12月。20世紀も終わろうかという時でした。
この転機となったイベントの名前は、HRCトライアルミーティングと言います。
12月2,3の二日間にわたって開催されたこのイベントへの参加を決めた理由は、一泊食事付でFUJIGASこと世界ランキング2位、全日本チャンピオンの藤波貴久のデモンストレーションを目の前で見ることができて、16,500円(+レンタルバイク5000円)というお得な値段であったことです。
ちなみに、夕食時のビンゴ大会を2位でフィニッシュし、さらには「遠く(石川県)から頑張ったで賞」までいただいたおかげでトレーナーを2枚も入手したので、私個人としてはかなりの大儲けでありました。
昼間のスクールでは、入門者(トライアルバイクには乗ったことない人)クラスで小林直樹さんに教えていただいたのですが、これがもう目からうろこ、冒頭にも書きましたが「こんなに楽しい遊びが身近にあったのかぁ!」という感じだったのです。
隅のほうで8の字ターンを繰り返してるだけでも楽しくて仕方無い、ちょっとだけフロントをあげて土管を越えるのが上手くできると、もう、小躍りしたくなるほど楽しくって嬉しいのです。
しかも初心者の特権として、1時間練習すれば一歩上達しているということを感じることができて本当に楽しい2日間でした。
余談ですが、どれくらい楽しかったかは、自然山通信さんから発売されている「フジガススクール」というビデオの後半で「楽しい、とにかく楽しい。一台欲しい!」と語ってる人(って私ですが)の表情を見るとわかるんじゃないかと思います。(笑)
(どーでも良いけど、メシをほおばったままでインタビューに答えるのは見苦しいからやめましょう。>自分)
さらには、夕食時のパーティーでは憧れだった三谷英明さんとかなり長い時間お話をさせてもらうこともできて、本当に充実した2日間でした。
ちなみに、サイン会も開催されて一人に一枚色紙を渡されたのですが、世界のFUJIGASを無視して(笑)英明さん一人に大きなサインをもらって喜んでた人(って私ですが)も珍しいと思います。
(普通の人は、藤波貴久、国際A級チャンピオンの田中裕人、三谷英明の寄せ書きサインをもらっておりました。)
で、これは後日談なのですが、2月の連休に鈴鹿遊園地でトライアルのデモンストレーションをしていた英明さんに再会した時「HRCのミーティングに来てましたよね?」と憶えていてくれたので、凄く嬉しかったです。
パーティーでストーカーしてた甲斐があったってぇもんですわ。(^^;
トライアルという遊びの楽しさを知ってしまった以上は、このまま指をくわえて見てるだけってのは私の性分にあいません。
当時4台!持っていたオフロードバイクのうち一般人に売れそうなもの=私にとっては執着の無いもの2台を某MLで売ることができたので、これにスズメの涙ほどのボーナスを加えて、個人売買(Yahooオークション)Beta technoを手に入れました。
これが生まれて初めて手にした自分のトライアルバイクです。
買って一ケ月のうちに、某友人にキックアームを折られたり(後で知ったのですが、結構折れやすいらしいです)、某人が暴走させて舗装路で放り投げられてライトが割れたり、さらには私自らの手で崖下めがけて発射されたりと過酷な試練に次々と襲われておりますが、今のところ機嫌を損ねてはいないようです。
これからもこの下手っぴな鞍上をよろしくね。>Betaくん


これから先の話はホームページの各コンテンツにて。

indexへ

ご意見、ご感想はメールか掲示板にお願いします。
          掲示板に行く