− 向日葵 さんの恋愛話 −

17歳の夏
僕は初めて自分で稼いで貯めたお金でスーフォアを買った。
毎日眺めては磨いていたよ。
そんな平凡なある日僕はいつもと変わらず眺めて磨いていたんだ。
すると後ろから『H君』と呼ぶ声が聞こえた。
振り返ると中学の先輩が僕の友達と立っていた。
その先輩は愛先輩。それと僕の友達K。
愛先輩『バイク好きなんだ?バイクいじってる姿格好良いね。今度後ろ乗せてよ』
僕『は、はぁ…分かりました。』
愛先輩はかわいくてみんなに人気があるんだ。僕はと言うと…人見知り&恥ずかしがり屋…
愛先輩『じゃあまたねぇ〜』
僕『会釈』
僕と愛先輩はこれまで話をした事も無かった。
愛先輩は僕の存在すら知らなかっただろう。
二人は楽しそうに会話をしながら歩いて行ってしまった。
僕は胸がドキドキしていた。
僕『喋っちゃった。話し掛けられた!やべぇ…』
実はずっと僕は片思いしていたのである。
周りの奴らはみんな知っている程、熱をあげていた。
きっとKが話し掛ける様にそむけたのだろう。
そうでないかぎり僕なんかに話し掛けて来るはずがない。
あの二人どうゆう関係なんだろう…
その日は色々な考えが頭を巡り眠りにつけなかった。
それから一週間程すぎたとても天気が良い日。
僕は走り出さずにはいられず地元を流していた。
するとKと会った。
僕『よう!何してんだ?』
Kの口が動いた…

K『俺愛先輩とやったよ。』
僕『そうなんだ!すげぇじゃん!いつやったの?』
K『さっき。今送って来た。』
僕『そうなんだ。じゃあ俺行く所あるから、またな!』
K『うん、じゃあね。』
僕は胸がはち切れそうだった。意味が分からない…ただただ意味が分からなかった。けど、ぼくは別に愛先輩のなんでもないんだ。
ただ何かショックだな。
Kも僕が好きなのを知っていてなんであんな事を言うのだろうか。
それから数日後地元で花火があった。僕は思いきって愛先輩を誘う事にしたんだ。まずは友達に電話をしてもらった。
そしていよいよ僕に電話を変わった。
僕『どうも、Hって言います、あのぅもし1日暇だったら僕と一緒に花火に行きませんか?』
愛先輩『うん、いいよ!』
何ともあっさりOKでした。
そして日時を決め僕は愛先輩をバイクで迎えに行ったんだ。
結局二人では行けないのでみんなで男女8人で行く事になった。
花火を見ていて男は男でいて男女離れていたので愛先輩とは何も会話は無かった。
結局何もなく花火は終わりを告げた。
コンビニ寄りそこから各自解散になった。
バイクは愛先輩の家に置いてあるので歩いて帰る事になったんだ。
僕『今日はありがとうございます、僕の事なんてよく知らないのによくOKしてくれましたね。』
愛先輩『あはは、知ってるよ、H君の事。有名だもの…』
僕『知ってたんですか??』
僕はビックリした。そして嬉しいかった。
愛先輩『知ってるに決まってるでしょ!』
僕『そっか…』
何故僕を知っているのか。それは僕には理解出来なかった。
だがそれ以上つっこむ事も出来ない僕。

沈黙が続いた。
するといきなり愛先輩はトトロの『歩こう歩こう』 と唄いだし僕の手を握り、振りながら歩き出した。 何だかよくわからんが嬉しいからいいや。
愛先輩の手は柔らかかった。 初めて異性の手を握った。 それだけで僕は爆発しそうだったよ。
だが…この手でKのを…一気に落ちた。 どん底だ。もしKとの事が無ければ。
などと悩みに悩んだ。 考えているうちに愛先輩の家に着いた。
愛先輩『まだ九時だし、家近いんだから上がってく?』
僕『いいんすか?』
愛先輩『全然いいよ!』
思いも寄らない発展だ、この人は僕を男として見ていないのか。
それとも…期待?と不安が交差する。
部屋に入ると僕がイメージしていた女の子の部屋とは…
遠かった…これが現実ってやつか。
俺の部屋のが綺麗だ…
一つ気になる事を質問した。
僕『先輩、今までこの部屋に男は何人来たのですか?』
思いきった発言だが、僕の覚悟は決まっていた。
どうせ俺なんかってのがあったしな。
愛先輩『男なんて入れる訳ないじゃん!!H君が初めてだよ!』
僕『ははは!』
ぜってぇ嘘だ。この人とんでもない嘘つきだ。
僕『そういえばKとやったでしょ?』
愛先輩『苦笑…』
僕『Kの事好きなの?』
愛先輩の重い口が動いたんだ。

愛先輩『ただヤッタだけ、好きとかそんな感情はないよ笑』
僕『そうなんだ、好きなのかと思ったよ。別にどうでもいいけどね。エッチうまかった?』
愛先輩『超へたくそ(笑)』さっきからまったく…笑い事じゃねぇよ。何考えてるんだ?この人は?ただの尻軽女かよ…
僕『今まで何人とヤッタ?』
愛先輩『う〜ん…八人ぐらい』僕『結構多いっすね』ぐらいってなんだよ。何でこんな人好きでいたんだろう。
だが見た目は良すぎる…逃したらもう一生ここまでかわいい人と二人きりなんてないだろうな…
僕『今好きな人とかいるんすか?』
愛先輩『う〜ん…好きなひとぉ?』困った顔もかわいい抱きしめたい!
そして愛先輩の口が動いたんだ…

愛先輩『本当はねH君の事ずっと好きだったよ。実はK君にH君の事を色々聞いていたんだ。』
僕の暴走は止まった。彼女の言葉に耳を静かに傾けたんだ。
愛先輩『で、その日もH君の事を電話でK君と話ていたの、色々話をしているうちにH君の写真をあげるとかで…
今思えば下らない事で合う約束をしてしまったの。K君は私に何の感情もない感じだったし…』
突然で話が見えて来ない僕』
愛先輩『合ったら何かエッチに持ち込む感じになって来てね。やらしてって言われたの。
まさか本気じゃないと思ったから簡単にいいよって言ったらまじになってきて体触られたの。
抵抗してたらお前が働いてる所で問題を起こしてやるって…脅された。
もう恐くて断れなかったんだ』
ほぉ〜う…あっそう…って感じだった正直。
好きな人がいるのにエッチできてしまうなんてやっぱロクな女じゃないんだなって。
思ったよ。
けど、僕も若かったんだ、やれればあいいかななんて思ってしまっていた。
それにこの先付き合うにしても結婚する訳じゃ無いし。僕と付き合っていてK君とやった訳じゃないし。
何だか凄い落ち込んでるしで…僕はふたたび混乱していた。
愛先輩『最低だよね、自分でも分かってるんだ。私は最悪な女だよ。』
ああ!!!!僕は言ってやったサ。
僕『愛先輩は最低なんかじゃない、最悪でもない、そんな理由があったのなら仕方ないじゃないすか?
むしろKのが最悪ですよ。』
ハッキリ言ってKに対して裏切られたという気持ちがあった。
まさか中の良いKに…
だが僕の女じゃない僕が怒る事じゃない。愛先輩だって自分で決めた事だ。
僕は誰も責められない。
本当に好きなら受け止めてやったらどうだ?僕はそう自分に問いかけていた。
そして目の前には愛先輩がいる。結論が出るのにそう時間など掛かかる事はなかった。

僕の、意思は定まる方向へしかいかない。自分を信じよう。信じる事から始めようかな。
僕の口が開いたんだ。



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