− 風◆a7PEWe90l6 さんの恋愛話 −

彼女と出逢ったのは俺が教習所に通ってる時
たまたま、見かけたのが彼女だったんです
ちっこくてかわいい子だなぁ、と思ったのが彼女の第一印象
俺はバイクの大型教習、彼女は女子大生で普通車の教習に通ってました
学科の教室で彼女が居た時にすごくドキドキした
声かけて仲良くなりたかったけど、俺そんな事した事なかったし
なんて声かけて良いんだか分からなかった
缶ジュースを差し入れして初めて声かけた時には心臓が破裂しそうになるぐらい緊張したし
何をしゃべったのか今は覚えてもいない
最初の彼女の出逢いはこんな感じでした

教習所で彼女と会うたびに、話せるようになるまでは結構時間がかかりました
俺、女の人とそれまでまともに付き合った事なかったし、何を話して良いのか、
分からなかったんで、打ち解けるまで時間がかかったんです
普通に会話出来て、携帯の番号とかメールアドレスとか聞いて友達みたいに、
話せるようになったのは俺が卒検取れる間際でした
それから、自分なりに必死にがんばって彼女にアタックして付き合いみたいな物に、
持って行くのには、経験が無かったせいもあって苦労しました
でも、彼女もそんな俺に心を開いてくれて、付き合ってくれるようになったんです

彼女とのデートは楽しい事ばかりでした
普通にファミレスでごはん食べるだけでも、彼女と一緒だと楽しいし、美味しい
俺の部屋で映画のDVD見るのでも彼女と一緒だとつまらない映画でも面白い
すごく新鮮な発見ばかりでした
なんて言ったら良いのかな。。。ちょっと臭い言い方かも、しれないけど
彼女と付き合い始めた事で世界がまるで変わったような感じなんです
彼女は優しくて、ちょっと強情で、涙もろくて、、、でも俺にとっては
もったいないくらいの女性でした

付き合い初めて半年くらいたった頃かな、、、彼女が腰が痛いって言い出したんです
最初はあんまり気にしてなかったんですが、筋肉痛とか、腰痛の割には、
痛みが長引くようなんで俺が「病院に行ってみれば?」って言ったんです
そうしたら彼女が「ううん、平気だよ。荷物持つ時にちょっと捻っただけだと思うから」
って言ったんです
俺も、そんなもんかなぁ、、、って別に気にしてなかった

一週間後ぐらいに彼女からメールが来た
「腰の具合が悪いから、病院に行く」って
俺の携帯にただそれだけのメール
俺は、彼女大丈夫かなあ、、、ってのん気に思ってた
それから普通に彼女とはごはん食べに行ったり、ドライブ行ったりして普通に過ごしてたから
腰は平気だったんだろうと思ってました

2〜3日した頃、彼女が突然入院するって言い始めた
「なんか精密検査するから入院しなきゃなんないんだって、変だよね」
俺は
「検査が必要だって言うんなら、徹底的に検査した方が良いんじゃない?」
みたいな事を言った
深く考えもしないで、、、
彼女は俺の家からちょっと離れた総合病院に検査しに行った
でも、彼女は検査が終わっても病院から出る事はなく、そのまま入院する事になった
俺は変だとは思いつつ、彼女が入院した病室にお見舞いに行った
病室に居た彼女は、普段と変わらない健康そうなまま
俺に向かって
「入院って退屈だよ〜。やる事がない〜(笑)」
と笑って答えるぐらい元気だった
俺もそんな彼女に
「そんなに元気ならすぐに治っちゃうね。ちょっと不安な所があったから
大事をとって検査しただけだよ。ガマンガマン(笑)」
と励ましたりしてた

病室で暇そうにしてる彼女を放っておけなくて、
仕事の都合が付く限り、面会時間に間に合えば病院に通うようにした
でも、彼女は
「何か最近体の具合が変なんだ、、、太ももが痺れて力が入らなくなってきてるし」
と体の不調を俺に言ってくるようになった
「う〜ん、ベッドで寝すぎなんじゃない?。痺れただけだと思うよ」
とは彼女に言ったけど、不安なのは俺も同じだった
「ただ腰が痛いだけでこんな長期間入院するかなぁ?」
ただ漠然と不安に思った
それから2〜3日したら彼女が4人部屋から個室に移された
俺はおかしいな、、、と思ったけどいつもの様に彼女の待つ病院に
見舞いに行く
看護婦さんに彼女の居る病室を聞くと
彼女の両親が入院の仕度を持って来ているらしい
別にやましい事は何もないけど、何か彼女の両親とは顔を合わせにくい
でも、面会時間も少ないし、彼女の病室に向かう事にする

彼女の病室に向かうと病室から楽しそうな笑い声が聞こえてくる
思い切って病室のドアをノックして部屋に入る
「こんにちは、、、」
と声をかけて入るとメガネをかけた温厚そうな中年男性ととちいさくて優しそうな中年女性が
彼女のベッドの横に座っていた
俺は少し緊張して
「初めまして、明日香さんの友達の風と言います」
と挨拶をした
すると彼女の父親らしき人が
「おお!この人が噂の彼かい?」
と言うと
「そうみたいね」
と母親らしき人が声を合わせて言う
すると彼女が
「もぉ〜、やめてよ〜。そんなんじゃ無いんだからっ」
と言う
俺は照れてしまって何も言えなくなってしまった
その後、俺を交えて4人で色々な話をした
優しそうな両親、笑い声、一緒に話をしたけど楽しかった

面会時間も終り、彼女を病室に残して3人で帰る
すると彼女の父親が
「また、面会に来てやってくれるかな?。明日香も楽しそうだったから」
と俺に言ってくれた
「はい、また時間を作って面会に来ます」
「ありがとう」
と御礼を言われた
俺は御礼なんか良いのに律儀な人だなぁと思った
それからは面会に来ると彼女の両親と会う事も多くなり、4人で話す事も多くなった
でも、ちょっとおかしい
彼女の病気は一体何なんだろ?
もしかして重い病気なんじゃないか?と思うようになる
1週間、2週間、一ケ月、、、彼女は退院する事もない
おかしい、最近の彼女の痩せ方は異常だ
少し、ぽっちゃりしてた彼女が随分と痩せて来ている
腰の痛みも激しくなってきている
最近は足に力が入らないって俺に愚痴を言うようになってきた

ある日、面会時間が終り、彼女の両親と一緒に病院を出る時に思い切って、
彼女の事を尋ねた
「明日香さんは何の病気なんですか?。最近の彼女の痩せ方、痛がり方は
尋常じゃないです。何か悪い病気なんじゃないんですか?」
と俺が聞くと
彼女の父親が
「いや、ちょっと内臓が悪いだけで大した病気じゃないんだ」
と言ったけど、その話を聞いた彼女の母親が急に口を押さえて泣き出してしまった
「こら!こんな所で泣くなっ!」
と叱っている
不安が確信に変わる!!!
「何か隠してるんですね。俺には言えないんですか?」
2人とも口を濁している
俺は2人に頭を下げて
「俺は明日香さんが心配で心配で仕方ないんですっ!。
明日香さんは何の病気か教えて下さいっ!」
と言った。

彼女の父親が
「母さん、隠し通す事は無理だよ。彼にも本当の事を話そう」
「で、でも、、、」
「こんなに真剣に明日香を思ってくれてる人だ。隠し事するのはもう辛い、疲れた」
「分かりました、、、」
と2人とも疲れ切った顔で相談している
あまり人に聞かれたくない話らしく病院の裏に停めてある父親の車の中で話を聞く事になった

彼女の病気は末期の膵臓ガンだった
腰の痛みは転移したガンが脊髄にまで達していて、神経を圧迫した為に起こった痛みらしい
「え?嘘だ、、、そんな、、、」
話を聞いた時には信じる事が出来なかった
信じられない
嘘に決まってる
でも、事実だった
話を聞いてから彼女に面会に行く事が出来なくなった
彼女の顔を見るのが辛い、苦しい
多分、泣いてしまうから
彼女には病気の事を悟られちゃいけない
面会に来なくなった俺に彼女は病院では使ってはいけないはずの携帯メールで
「どうして来てくれないの?」とか「顔見れなくて寂しい」とかメールをしてくる
俺にとってはそれがすごく辛い
彼女にはメールで、急に仕事が忙しくなって面会時間に間に合わないとメールをした
嘘だ
彼女の顔を見るのが怖いんだ
俺には彼女の前で嘘をつき通せる自信がない

でも、俺が彼女から逃げてても彼女の病気は待ってはくれない
彼女の父親から電話がきた
「明日香が集中治療室に入った。こんな事言えた義理では無いのは分かってはいる、、、
面会に、面会に来てくれないかな?」

久し振りに見た彼女は、管だらけになってた
出逢った頃の姿はもうなかった
ガリガリに痩せてしまって、肌は土色をしている
点滴で栄養を取って、痛み止めを打っている為意識が朦朧としているらしい
腰から下は感覚がもうないらしくてオムツをしているらしい
見たく無かった、そんな彼女は見たくない
涙が止まらない
「意識がある内に、風君にどうしても合わせたかったんだ。親の我侭なのは十分に承知して
いる。明日香がどうしても君に会いたいってきかないんだよ」
「僕の方こそすみません。僕が弱いから、弱いから」
泣いた顔では彼女に会う事なんて出来ない
トイレで顔を洗って、彼女の側にいく
「仕事で遅くなってごめんね。会いに来たよ」
と言うと彼女は
「あ?うん、今日は何のDVD見ようか?」
と俺に言う
「え?DVD?」
彼女、意識が混濁してる
「この前は、風の趣味でブレイドを見たんだよね、、、今度は私が選ぶよ」
「うんうん、好きなの見て良いから」
「でも、ちょっと今日は眠いから、、、寝ちゃうね?」
「あ?うん、ゆっくり寝ると良いよ」
「でも、側に居てよね?」
「うん」
最後に交わした会話です


涙が止まんない

なんで?
なんで?
なんで、彼女がガンにならなきゃならないの?
まだ21だよ
不公平だよ
なんでだよ
なんで?
神様が居るって言うなら俺一生恨むよ


今日は彼女の葬式だったんです

親戚でもない俺を葬儀に出席させてくれた彼女の両親には感謝してます

彼女はガンで長い事闘病してたから、火葬にした彼女はスカスカの粉みたいになってました
拾える骨も数えるほどしかなかった
一番小さい骨壺に収まった彼女はすっごく小さくなっていました

悲しい
悲しい
悲しい
悲しい
悲しい
悲しい
まだ、彼女と行きたい所いっぱいあったのに、やりたい事いっぱいあったのに
彼女をディズニーシーに連れて行ってあげられなかった
彼女と旅行にも行ってない

寂しい
寂しい
寂しい
寂しい
寂しい


俺が代わりになってあげられたらって本当に思いました
彼女が寂しいと思ってる時に自分が辛いってだけで面会に行かなかった自分が
情けないです
もう少し勇気があれば、もう少し強ければ、、、
本当に辛かったのは彼女なのに、、、

俺はバカです
本当の大バカ者です
彼女が死んでから悔やむ事ばかりです
俺みたいなヤツと付き合った彼女は幸せではなかったと思う
でも、彼女には一言言いたかったです

ありがとうって


彼女が辛い時、俺逃げたんです

病気の彼女を置いて逃げたんです

俺は責められても仕方ない事をした大バカ者なんです

俺は卑怯者だよ

彼女はそんな俺に会いたいってメールくれた
でも、俺、そんな彼女から逃げちまった
もっと彼女にたくさんの事をしてあげられる男だったら
もっと彼女の事を分かってあげられる男だったら
もっと彼女は幸せだったと思う

みんなありがとう
俺みたいな卑怯者の話聞いてくれて、感謝です
今、彼女が居る人は彼女を大切にしてあげて下さい
後悔しないように大切にしてあげて下さい
俺の分まで大切にしてあげてください

顔がパンパンに腫れて喉も痛いのに
涙が止まらない
大切な人を失うのって辛いよ




すみません
俺が書き込みしたせいでスレがヘンな雰囲気になってしまって・・・・・

寝ようと思ったんですが、やっぱり眠れませんでした
目を瞑ると出逢った頃の彼女と最後に言葉を交わした骨と皮になった彼女姿が、
交互に思い浮かんでどうしても眠れない・・・・・・

みんなの励ましはすごく嬉しいです
でも、俺、弱い人間です
彼女の事を思うと、俺も彼女の所に行けば楽になれるかな・・・・・・って不意に思ったりします
彼女は俺を許してくれるかな?
彼女は俺の事どう思ってたのかな?
考えるとまた眠れそうもない

すみません、また愚痴っぽくなっちゃったです
スレの流れ止めてすみませんでした
もう、俺は来ない方が良いですね
すみませんでした




みんな本当にありがとう
ただの1書き込みに過ぎない俺のレスにこれだけ意見書き込んでくれて、
本当にありがたいです

もう死ぬとかそう言う弱音を言葉にして吐くのは頑張って止めにします
今はまだ無理かもしれないけど、弱音を吐くのは頑張って心の中だけします

部屋にこもってても彼女の事ばかり思い出すので、思い切ってバイクで一人旅に
出ようかと考えています
今はただ辛いだけ、でも、バイクに乗って一人旅して何でも自分でやってみて、
彼女の事を忘れるのではなく、旅の中でもっと前向きに捉える事が出来たら・・・・・・・
って思ってます

本当に立ち直る事が出来るのは、いつになるかは分かりません
でも、ここでアドバイスをくれた人、真剣に話を聞いてくれた人、俺と一緒に涙を流してくれた人・・・・・
絶対忘れません、忘れられるはずがないです

また、何かあったらこのスレに書き込みたいと思います


最後に
みんな、本当にありがとう・・・・・・・・




みなさん、お久しぶりです
自分的に少しだけ落ち着いてきたので近況を書きます

7月末日で今勤めている会社を退社します
5年間勤めた会社でしたが色々と思う処があって辞める事にしました
中には引き止める人とか色々な事を言う人も居ましたが、自分なりのケジメをつけたかったんです

会社を辞める理由は、バイクで旅に出る事
前にも書きましたが、一人で旅をする事で何かが掴めればそれで良いな…って思っています
明日香に話したら笑われてしまいそうな理由かもしれませんが、
自分ではかなり真剣に考えて出した結論です

最近は明日香は見えなくなったけど、自分の側にいつも一緒に居ると考えられるようになってきました
この旅は明日香と一緒に日本を巡る旅なんだと自分の中では思っています
(これじゃ一人旅じゃなくて二人旅ですね)

旅先やバイクに乗ってるいる時に何かあったらまたここに書き込みたいと思います
自分事で恋愛にまつわる話ではないので書き込むのを躊躇ったんですが、ここに居た人達に、
勇気や励ましをもらったので報告だけはどうしてもしたかったんです


風は2005年8月1日から明日香と一緒に旅に出ます




みなさん、お久しぶりです
いよいよ今日から旅に出ます
色々と片付けなければならない事もあり、出発に手間取りそうですが、
何とか出発出来そうです

旅は資金があまり無い事もありキャンプ泊がメインで、要所要所でホテルに泊まろうと、
考えています
キャンプは自分一人でやった事が無いせいもあり、不安一杯ですが、
出来るだけ自分一人で問題を解決して行きたいと思ってます
(明日香に笑われたくないですから)

友達や知人には旅に出る事だけを話してはいますが、あまり気にかけて欲しくない事もあり、
夜中にこっそりと出発する予定です

ルートとか日程を詳しく書いてしまうと、みなさんに気を使われたり、
助けられたりしてしまいそうなので、あえて行き先は書かないでおく事にします
本当に困ってしまった時にだけ、書き込みしますのでアドバイスを下さい
(その時はみなさんの意見を頼りにしてます)
免許証ケースの中に俺と明日香が笑って写っている写真と、
バッグの中に明日香との思い出の物を積めて、北に向かって出発します

みなさんの住む街を通る事もあると思います
その時は笑って旅している自分になれれば良いなぁ…と思って頑張ります
街ですれ違う荷物満載のバイクが俺かも知れないので、気が付いたら心の中で手を振って下さい




みなさんお久しぶりです。
またここに来て良のかな?とも思いましたが、書かせてもらいました。

8月から地元を出発してもう1ヶ月以上経ちました。
最初はテントを張って寝るのが怖くて、ビジネスホテネや24時間営業のサウナに
泊まったりしてたんですが、最近は慣れてきてキャンプ場でテント張って
ゆっくり寝られるようになってきました。

出発してから、東北を太平洋側から北上してゆっくり、少しずつ移動して8月の中旬には函館に
着きました。
北海道では思い出がたくさん出来ました。
夕暮れの宗谷岬では明日香の写真と一緒に写真も撮り、この景色を明日香に見せたかった…
と思って、泣いてしまった事もありました。
夕暮れ、人の居ないキャンプ場…寂しい場所では明日香の所にこのまま行ってしまおうか?等と
考えた事もありましたが、何の為に旅に出たのか?と思い直してまた次の場所へ…の繰り返し。

そんな時に出合った他のバイク乗り、地元の人達みんな優しい人ばかりで、折れそうになってしまう自分を
本当に支えてくれました。

やっぱりバイクは素晴らしい乗り物です。
悩んだ事もありましたが、今はバイクで旅に出て本当に良かった…

今は本州に渡り、日本海側から南下しています。
これからはバイクにとって寒くて辛い季節になりますが、まだまだ頑張ろうと思っています。

走ってみて分かりましたが、日本は本当に広い。
でも、走った分だけ強くなって行く自分を今は実感出来ます。

まだまだ見ていない所がいっぱいある…どこでゴールになるかは、まだ分からないし決めてないけど
明日香と一緒にまだまだ日本を巡ります。

風は今、頑張っています。




皆さん、お久しぶりです

肌に触れる風も冷たくなり、バイクで旅をするのも辛い季節ですが、
風は頑張って走り続けています

日本海側を走り切り、今日は本州の端のネットカフェで今日は寝ようと思いつつ、
この文章を書いています
(明日あたりには九州に渡っているかな…)

旅を続けて、走る事が惰性になったり、明日香の事が思い出になった時点で、
旅の終りと考えていたんですが、まだまだ旅を終わる事が出来そうにないです

立ち直るって何だろう?
明日香を思い出の隅っこに追いやって良いのかな?
といつも考えてしまいます

自分なりの結論はまだ先みたいです
とにかく結論が出ない今は、明日香の見れなかった日本の風景をこの目で見ておこう
そう考えて毎日頑張って走ってます

弱気になったり、泣いたりする事もあるけれど、風はまだ頑張っています



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