− 222 さんの恋愛話 −
| バイクをローンで買って、まだ返済が残っているのを知られて、 彼女に激怒されますた。 彼女は車でも何でも即金でしか買わない主義で、 カードすら持ち歩かないタイプ。 欲しいものは金が貯まってからと公言している。 当然、今乗っているバイクも70万現金払い。 彼女は、消費者金融で金を借りるなんて香具師は テレビに顔を晒しても痛くも痒くもない一部の馬鹿だと思っていて、 金がないなら無いなりに見合った生活を送ればヨイといつも言う。 だから、漏れにローンがあると言ったときも、 貧乏暮らしでも、楽しみを見つけて頑張ろうネ!と言ってくれたんだ。 そんな風だから、 まさか漏れがいい歳して借りていたなんて言える訳がなかったのだが、 結婚話が濃厚になってきて、隠し切れなくなって、 打ち明けたらマジ切れされた。 彼女に、悔しいかも知れないし、プライドが許さないかも知れないけど、 結婚したいなら家族や親戚に土下座してでも借金して、 金融業者への借金を返せとドスのきいた声で言われた。 綺麗な身になるのを選べない人間とは結婚できないと。 翌日、漏れは親戚に散々身を切られるような言葉を浴びつつ、 金融業者への返済のお金を用立ててもらうことにしますた。 そんな漏れに彼女は、 出来る限りの誠意を尽くして、返せるように頑張ろうネと言って、 やっと笑顔を見せてくれますた。 昨日彼女に会ってきたんだが、よく頑張ったね、って言ってくれた。 ただ、とても彼女も疲れているようだった。 それで、彼女が切り出した話。 私は二人の生活をスタートするために余裕がほしいから、 式は挙げないでおこうよ、と。 特に、式に関して思い入れや憧れもないし、 パーティだけ開いてみんなでわいわいできれば良いかなぁって。 彼女は、結婚式で更なる貧困を招くのだけは許せないらしい。 挙式の費用で頭抱えるくらいなら、 カーテンの色で悩んだ方が楽しいのだそうだ。 漏れより遥かに現実生活を見据えている彼女に、 やっぱり頭が上がらないと思った。 それでも、 お金のことに関しては、 借金を返すまで絶対私があなたのことを徹底的に絞り上げていじめるけど、 私はあなたに尊敬するところがあるから好きなのだし、結婚するのだから、 それだけは忘れないでね、と言ってくれた。 一生独身だと思い始めて数年が過ぎた漏れは嬉しくて泣きそうだった。 別れ際、 彼女が先に出発しようとしていたのだけど、 トントンと漏れのヘルメットを優しく叩いてから走り去った。 彼女を早く幸せにしたいと、漏れは思って帰ってきた。 漏れは書き方下手だし、気持ちが嬉しい方向にメーター振り切れてて、 馬鹿丸出しだと思うけど、 こんなにバイクに乗っていてよかったと思うことはないんだ。 また、彼女が乗っていてくれた幸運に感謝しているんだ。 彼女にも断ったのだけど、 彼女と結婚するためにする色々なことを通じて、 漏れは自分の生活や甘い考えを立て直したいと思うよ。 一応、バイク乗り同士の恋愛ということで、お邪魔しますた。 |