− 415 さんの恋愛話 −

高2のちょうど今ぐらい、俺の実家の県で国体が開催され、
平日だが自分の好きな種目を見に行っていいといわれた日があった。
部活に入っていなかった自分はさっさとフケて、昼からツーリングを楽しんでいた
県北の山から戻ってきて郊外の運動公園の駐車場で休憩していると、
「あれ?〜君?」
誰かに名前を呼ばれる
振り返ると同じクラスの委員長が立っていた。なんでも国体のテニスの手伝いをしていたらしい
「それ、君のバイク?免許持ってたんだ!信じられない!」
バスがあと40分くらい来ないらしく、それまであまり話した事はなかったが、
暇つぶしになればと思いしばらく駄弁る事に。
意外とよくしゃべる奴で、話しの勢いでうっかり昼からサボってツーリングしていた事を喋ってしまった
「うわ、ズルイ!先生にチクっちゃおうかな〜?」
学校では絶対見せない仕草に動揺する自分、終始委員長にペースを握られてしまう
「じゃあ、送ってくれたら黙っててあげる」
さらに動転する自分。しかし断る事は出来ず結局乗せる事に。
それまでに何回もタンデムした事はあったが全て男であり、
女子を後ろに乗せるのは初めてだったのでかなり緊張した。
その時の委員長は国体用のユニフォームというか、
ジャージの様な物を着てて、スカートじゃなかったのが唯一の救いだった。
20〜30分くらいタンデム走行したが、一杯一杯でその間の事は殆ど覚えていない。
彼女の家の近くで降ろし、そこで少し感想を聞いてみた。
「ちょっと怖かったけど、バイクって風が気持ちいいんだね」
意外と良い印象をもってくれた様だったので、自分も少し嬉しくなった。
「それでね…また乗せてくれたら嬉しいな…」
えっ、と思わず口走ってしまった。
「あ、だから…じゃないと学校にチクるよ!…じゃあまた明日!!」

そんな事があって、その彼女と今付き合ってます



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