− 494 さんの恋愛話 −

俺が自動二輪の免許を取ろうと教習所に通っていた時のお話です。
車の免許は持っていたので、実車教習のみの俺。
その日も2時間の実車が終わり、次の予約を入れようと窓口のパソコンに向かっていたが、
仕事もしていた俺にとって予定がなかなか合わず、パソコンの前でしばらく悩んでいた。
パソコンは3台あるし、後ろにも誰も並んでなかったので、占領してても大丈夫だろうと思い、
5分くらいはパソコンとにらめっこをしていただろうか。すると隣りから
「あの・・・どうかしましたか?」という声が。
「え?」と振り向くと、そこには長身でちょっとキリっとした感じのスレンダーな女性が立っていた。
「いえ、何かかなり険しい顔をされてたんで、ドコか体調でも悪いのかと・・・」
「あ、いえ、ちょっと予約の予定を考えてただけでして・・・」
そんなに怖い顔になってたんだろうか?
そういや、俺は昔から考えだすと自分の世界に入ってしまうクセがあったんだった。
俺がそういうと、相手は「そうなんですか。クスクス」って感じで笑い、俺も釣られてつい笑ってしまった。
なんか和やかな雰囲気になったので、予約の事なんてスッカリ忘れて2人で談笑していた。
その子は大学生で、車の教習で来ていたらしい。俺がバイクの教習で来てる事を言うと
「へぇ、バイクってカッコイイですよね」と興味が有りげな応対でさらに打ち解けれた。
俺は普段は、知らない女の子に電話番号を聞いたりなんか出来ない人間なんだが、
次、いつ会えるかも分からないその人には、ここで聞いておかないと二度とチャンスは無いと思い、
俺は勇気を振り絞り
「もし良かったら、アドレスと番号教えてもらえません?また話がしたいし。」と言ってしまった。
その子は最初とまどっている感じだったが、教えてくれた。
俺らはそのまま別々の送迎バスに乗り、俺はさっそく彼女にメールを送った。
すると、すぐに返信が来た!

「宛先不明のためお届けできませんでした。」



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