− 526 さんの恋愛話 −
| ずっと我慢していた普通二輪の免許を 25歳になってやっと取りにいっています。 6年間の思い出をバイクに乗って、 流れる景色と一緒に過去の出来事に変えていきたいと 思っています。 あの頃乗ってたのは原付だったけど、 彼との思い出はとても辛くて、でも25年間で最高の時間だった。 大学へ通うため私は地元を離れて一人暮らしをしていました。 当時私は幼なじみで高校からつきあってた人(タダシ)がいて、 同じ土地の大学へ通っていました。 でも仲はよくても本心をぶつけ合ったりという感じではなく、 友達の延長でつきあっている感じでした。 私は内向的であまり友達もいなくて男の人がどんなものかを あまり知らなくて、このままでいいのかという不安と、 何か満たされない気持ちでメル友をきっかけ友達が欲しいと 思うようになりました。 その時知り合ったのが「ハツ」です。 メールで何度かやりとりをして、初めて電話をしたとき 気がつけば6時間も話をしていて、見ず知らずの人と こんなに話ができるというのに驚き、 しかも今まで自分はつまらない女だって思っていたのに 相手も楽しく話をしてくれているということが信じられませんでした。 そして実際ハツと会うことになり、あまりの格好良さにびっくりしました。 私は田舎育ちで服装もださくて都会の人の華やかさに気後れしました。 でも何故か初めて会ったのに懐かしい気持ちがお互いにあり、すぐにうち解けました。 6時間の会話で「自分はモテるから」とか「バイト先で…」と 遊び人のイメージがあって、私はそんな知り合いがいなかったので単純に興味が沸きました。 趣味も合ってお互いの第一印象も良くて、意気投合。 ハツからその日に告白されました。 私はタダシとまだその時、曖昧なまま付き合っていたのですが、 断ったら、友達づきあいも出来なくなってしまうと思い 「知り合ったばっかりだし…。」と、タダシのことを隠して断ったので 「いいじゃん、付き合おうよ。」と返され、遊び人だから きっと軽い気持ちの付き合いなんだろうなと思いこんでOKしてしまいました。 その後のメールも軽いノリのやりとりが続き、 私もそんなノリに合わせて馬鹿なメールを返していきました。 私が一人暮らしなのもあって、ハツが私のところに 連日泊まるようになりプチ同棲の状態になりました。 しかし、タダシのことが曖昧なままだったのでタダシのところに 会いに行ったりしていたので、そのことがハツにバレて 付き合って、2ヶ月くらいですぐに別れ話になりました。 遊びの軽い気持ちから始まった付き合いのつもりが その時にはすっかりハツのことが「興味」から「好き」に なっていたのでタダシと別れるから、このまま付き合っていきたいと 伝え、改めてきちんとしたお付き合いが始まりました。 となれば良かったのですが、今度はハツの方に問題が起こりました。 ハツのバイト先の女の子(アヤ)からやたらとハツに メールが入るようになってきました。 以前からアヤの話は聞いていて、メールで 「ハツ好きだよ〜。」 って入ってきたのに 「俺も。」 って返してたのを聞きました。 「ただの友達だから冗談で返してるだけ」 とは言ってたけど、その後もアヤの誕生日にケーキを買って 夜景を見にドライブに連れて行ったりと 「女友達ってそこまでしたりするのかな」という疑問と不安が どんどん募っていきました。 アヤはハツに私がいることは知っていて、アヤも彼氏がいる。 でも明らかにハツのことが好きなのは行動でわかる。 ハツもアヤの気持ちに気づいていて、わかっていて返事をしていました。 エッチの最中にアヤの名前を呼ばれたこともあって 「やってない。」とは言われても 「アヤ、○○○して。」と、呼ばれたので、信じることはできず 「彼氏と遊園地行くけど気が重い。どうしたらいいのかわからない。」 という相談メールがハツにはいっていて、我慢の限界になった私は ハツの携帯を奪って 「そんなんハツに聞くことないでしょ。自分の気持ちなんだから、 イヤなら別れたらいいじゃん。」 と文句のメールを入れました。 「でもわからないんです。」 って返事が返って来て、私がアヤと直接メールのやりとりをしたのは この日だけでした。 その後、ハツの携帯にアヤのメールを消した後があって 「もう、別れようかな」 と思いだすようになりました。 アヤとのメールの内容をあまりに心配しすぎてみてしまった携帯。 知らなくて良かったことだけど、あのままにしていたら 6年間も長くは続かなかったなって思います。 どちらが言い出したか覚えていないけど、ハツと遊園地に行くことになりました。 私にとって初の男の人と行く遊園地、この日に別れを言おうと 決意していて、初遊園地がスタートです。 デートの待ち合わせをして駅で待っていると遅れてハツが来ました。 ゲームコーナーに行って、景品ぶら下げてハツに自慢。 ハツは苦手なゲームみたいでした。 絶叫マシンでヒーヒー言いながら楽しかったね。って 写真をいっぱい撮りました。 カレーパンマンの人形があって、 「お前カレーパンマンに似てる!」 「どこがよ〜。」 「口だけで二って笑ってる時の感じ。ほら口元の端の上がってるとことかさ。 並べ。撮ったるから。」 写真にはふてくされてるけど、幸せな自分が写っていました。 観覧車。ドラマの影響でカップルといえば観覧車でチュウ。 大きな観覧車だったので、たくさんして 「お互いに観覧車チュウは、ファーストキスだね」って笑いあっていました。 夕暮れの遊園地からでて公園に行きました。 私とハツはなんとなく四つ葉のクローバーを探しだしました。 見つかったのですが、入れたはずなのになくしてしまいました。 こんな風に、手に入れた幸せもなくしてしまうのかなと思いました。 そして、何故か元気のない私を見て どうしたのかハツに聞かれ、別れを切り出しました。 なんで私からの電話は拒否するのにアヤの電話にはでてるのか。 私みたいな田舎娘、ハツには似合わないと。 返ってきたのは 「負けるのか?」 電話拒否されて負けるも何もどうすりゃいいのって思いました。 でもアヤのことは、告白されたけどもう断ったから心配するなって言われ 別れ話はなかったことになりました。 これでお互いにわだかまりも消え、やっと普通のカップルになれました。 ハツはもともとよく寝る人で平気で一日中寝る人でした。 休みの日なのに起こしても起きなくて一人でテレビみたりが普通でした。 起こしてって言われたから起こしても文句を言って起きない。 私も眠くなって寝てしまったらハツは一人で起きて勝手に帰ってしまったり。 それから、ゲームも大好きで、私の家に来てもずっとゲームしたり、 でもそれを横で彼の膝枕で眺めているのが好きでした。 ゲームの見せ場の時に寝てしまっている私に いきなりキスをしてきて、びっくりして起きると 「めったに俺からしないから、キスしたらおきるかなって。」 と照れたように笑っていました。 腹が立つことはあっても、こんな日常がとても楽しかった。 バイトが終われば片道100キロくらいの道のりを モンキーで毎日のように来てくれる。 私は彼の好きなチャーハンと来たらすぐに入れるようにお風呂をわかす。 暑い日も、寒い日も会いたいと言えば遅くても来てくれました。 あの頃の私はそんな彼との生活がずっと続くと信じていました。 |