− 782 さんの恋愛話 −

 林道ツーリングしてて眠くなったので、適当な原っぱで昼寝をしてたら
誰かに起こされた。女の子がガス切らしたらしく、分けてほしいと言ってきた。
可愛そうに思い分けてあげた。5000円札を渡してきたが、さすがにそんな
大金は受け取れなかった。「じゃ、アドレス教えてもらえますか?後できちん
とお礼したいんで」はっきり言って、うれしかった。この世に生まれて21年間
恋らしい恋などした事のない俺は、その子の謙虚な態度がとても健気に見え
て、恋に落ちそうになった。そして、アドレスの交換をして彼女は去っていった。
俺は、寝直した。

と、言うのは妄想で本当は、営林署の筋骨隆々のおじさんの腕で抱
き起こされていた。「あんた、大丈夫?どこか具合悪いの?」と声をか
けられた。何でだ!?俺にだって、ここに出てくるような展開が訪れて
も良いじゃないか!うっうっうっ・・・。21年間恋らしい恋なんてしたことも
ないのに・・・。



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