− 804 さんの恋愛話 −

俺の友達は、16歳で中免取得以来、8年間バイクに乗り続けてきた。
そして、24歳の時、3年付き合い続けてきた彼女と結婚を考えるようになる。
でも、まだ24歳。考えるだけで、決して実行には移そうとしなかった。
とある事件が起きるまでは。
その事件とは、友人の親父さんが病気で入院。もう、長くはないと言われたそうだ。
先の短い親父に、自分の結婚した姿を見てもらいたい。そう決心するも、奴には貯金なんてまったくない。
そしたら、あのバカ……大好きだったバイクを売りやがった。
売って作ったわずかなお金で、彼女に結婚指輪をプレゼント。
その後すぐに、ささやかな結婚式を開いた。

彼女の方も、そんな馬鹿真っ直ぐなアイツを惚れ直したらしく、
結婚後もラブラブな馬鹿夫婦っぷりを見せてくれる。

また、何年か、何十年か後、大好きだったバイクを買って、
ゆっくりゆっくり、ツーリングに行こうな〜。



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