ビオチンの光学異性体について update : 2005.07.24
有名な掌蹠膿庖症のHPや輸入代行業者の嘘で、「サプリのビオチンは効果がない?」とか、
「L型ビオチンじゃないとダメ?」などと心配している人がいると思います。
結論から言うと、そんな心配をする必要は全くありません。
この嘘の発信源は残念なことにビオチン療法で有名なM医師のようです。
念のために正しい情報を書いておきます。
ビオチンに光学異性体が存在することは本当です。
ビオチンには3つの不斉炭素があるので、合計で8つの立体異性体が存在します。
これらのうち、ビタミンとして機能するのは「D-ビオチン」のみです。
他の7つにはビタミン活性がありません。
他の7つを具体的に言うと、「L-ビオチン」「L-エピビオチン」「D-エピビオチン」「L-アロビオチン」
「D-アロビオチン」「L-エピアロビオチン」「D-エピアロビオチン」です。
現在ではD型のみを立体特異的に合成することも出来ますし、D型とL型の混合物を光学分割することも出来ます。
ですから、異性体が問題になることはないのです。
なお、旋光性による分類ではd-ビオチンになります。
<参考>
日本ビタミン学会
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/vsojkn/gen-vit028.htm
<まとめ>
○ビオチンはD型あるいはd型(L型とかL-ビオチンは間違い)
○サプリのビオチンには何の問題もない(市販されているビオチンは全てD型、医薬品のビオチンもD型)
○どのサプリメーカーのビオチンでも問題なし