
☆身体への鍼灸治療施術と期待出来る効果
当院で行っている『経絡脈診治療』は患部に鍼をするだけでなく、二つの方法があります。
例えで言うならば、自転車の前輪と後輪の様な感じです。
二つがあってこそ自転車はスムーズに走る事が出来ます。
身体も同じです。肩の痛い所、凝っている所だけを治療しても根本的な改善が見込めません。
まず、1つ目は『本治法』と言って、脈を診て血流の足りない部分、どこが虚しているのか弱いのかを把握して、身体全体の気血水の流れを良くし、免疫力を上げたり、自然治癒力を上げる治療です。
2つ目は『KACS式深瀉浅補』と言って、身体の硬い部分には血流だけでは良くならないので、干し肉の様にカチカチになった悪い所のピンポイントに鍼をして行きます。
身体の幹をしっかりと強化して行き、枝葉の治療をしていく、この両輪の治療を行う事で様々な症状改善に期待が出来ます。

☆KACS式深寫浅補とは?
ステーキの焼く前のお肉の状態が正常な筋肉なのですが、お肉を踏んずけて圧力をかけると水分や血液が抜けて硬くなります。そうすると身体に痛みとして症状が出てきますます。マッサージやストレッチをして水分が入るとまた元に戻ります。しかし慢性化が続き、長く固まった状態になると水分や油が抜けて線維が硬くなって干し肉の様になってしまい、簡単には良くなりません。骨際にへばりついてきますし、凝りは何層にもなっていますので、上の層を緩めてもまた次の層の痛みや異和感が出て来ますので、らっきょの皮むきの様に治療して行く事が必要です。
浅い上の層を緩めていくと、深い層の凝りが目を覚ましてきます。いわゆる「寝た子が起きた状態」!凝りが活性化してきて、治療しやすくなってきます。
年齢と共に身体の水分が減ってきますし、負荷がかかった所はドンドン硬くなっていきます。
患部のガチガチに固まったところは、水も血も流れなく、そこには気の停滞もあります。
この停滞した気を流すのには、やはり気の調整をする力が必要です。
整形外科などで老化で済まされるような事が、このKACS式深寫浅補と言う特殊な手技を行う事により、この患部に停滞している気を、一気に動かすことにより、ガチガチに固まった筋肉を、生のお肉のように柔らかい状態に復活させることが出来、ぐんと症状改善へと導く事が可能です。
しっかりと継続治療を行い、養生してご自分の力で症状が出ない様に維持させていける身体を目標にして行きましょう。

☆お顔への施術と期待出来る効果と持続時間
美容鍼は顔のたるみの原因となる顔の筋肉の凝りや弛緩に直接作用できるのが大きな特徴です。
ほうれい線・その他の小じわなどにも、鍼を直接打つ事によって、真皮層に微小な傷を与えます。この傷が修復する過程で真皮層細胞のコラーゲンやエラスチンが生成され、肌組織を改善していきます。
エステのトリートメントや化粧品では届かない真皮層を刺激出来る事が美容鍼の長所、より負担の少ないナチュラルな美容法で効果を求める方におススメです。
刺さない鍼(接触するだけの鍼)よりも、きちんと刺入する鍼の方が効果としては持続力があります。
鍼を刺す深さによって持続力が違ってきます。
皮膚の構造は「表皮」と「真皮」の2種類の構造になっていて、0.4~1.5mmととても薄くなっています。
この層に鍼を刺して置鍼しておいても、皮膚の下の干し肉のように硬くなっている問題の部分には届きませんので、少し血流が改善して顔色が良くなったり、顔のむくみが取れてスッキリした感じになるかもしれませんが、その効果は持続しません。鍼を刺すなら、少なくとも干し肉のように硬くなった筋肉を、生肉のように改善させる為に、この部分までしっかりと刺入しないといけないのです。
深く刺す事による痛みなどは、熟練の鍼灸師なら痛くなく、しっかりとポイントまで鍼を進めてもらえ、お顔の硬い凝りを心地よくほぐしてもらえ、とても気持ちが良いものです。
刺さない鍼 < 皮膚表面に刺す鍼 < 筋肉の層まで刺す鍼(KACS式深瀉浅補)
の様に美容効果の持続力は大きくなっていきます。

☆内出血について
鍼灸治療による内出血は、毛細血管が傷ついて起こります。
普通、体内に鍼のような異物が入っても、血管が避けてくれるので内出血することはありません。
血流の悪いところでは毛細血管内の酸素や栄養が不足し弾力性が低くなるため、血管がもろくなり鍼を避けることができなくなってしまいます。
鍼灸治療に使用される鍼は髪の毛ほどの太さですが、それでも毛細血管を傷つけてしまうことがあります。
毛細血管が傷つくと、その傷口から皮下組織にまで血液が流れ出ます。
血液が上手に体外に排出されれば大丈夫なのですが、皮下組織に残ってしまうと青紫や黄色の「アザ(内出血)」となってしまいます。
内出血には動脈性と静脈性があります。
動脈性の内出血の場合は鍼を抜くとすぐに腫れてくるため、施術後すぐに発見され処置されることがほとんどです。
動脈の出血ではありますが、鍼が細いため問題はありません。
静脈での内出血の場合は鍼を抜いた後じわじわと出血してくるので、その場では分からず、しばらくしてから内出血が出来てきた!と言う事が多いです。
『内出血が起こりやすい人』
以下のような方は、内出血しやすいとされています。
•遺伝などで生まれつきアザができやすい方
•糖尿病、高血圧、高脂血症などの病気や加齢、喫煙などで血流が悪化している方
病気により血液をサラサラにする薬を服用している方
• 疲労、ストレス、無理なダイエットなどで胃腸の機能が低下している方
内出血について色々と書きましたが、
『内出血が出来たらラッキーと思って下さい』
なぜならば、
東洋医学的にはこの内出血というものは、身体の悪いものが外に出てきていると考えます。
内出血が治る過程で、身体の悪い部分も一緒に改善しているというふうにプラスに考えます。
内出血は身体が悪いものを外に排出しようとする自然な反応ですので、むしろ良い事ともいえる訳なんです。
個人差や体質、その時の体調にもよりますが、早ければ2~3日、長くても約2~3週間で自然と消えていきます。
これは内出血になって4日が経過したものです。

中心から白くなっていっていて、肌が再生し、生まれ変わってきています。
この様に大きな内出血がお顔などに出来ても、内出血の周りの肌は以前よりも血流が良くなり、艶やかになっていたりするものです。
内出血≒悪い物
ではなく、プラスに受け止める事が正解なんですよ!

☆シミについて
年齢とともに気になってくる肌の変化。
皮脂の分泌量は減少し、肌は乾燥しがちになります。外部の刺激から守るバリア機能も衰え、様々にお肌の悩みが生じてきます。
年齢を重ねた肌はバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなってきます。紫外線による影響も受けやすくなり、メラニンの生成が活発化し、大量に作られる様になります。更に年齢を重ねた肌は、ターンオーバーの周期も遅くなってきます。
シミの原因となる余分なメラニンは、ターンオーバーにより肌の外へと排出されます。若い頃活発だったターンオーバーは、年齢とともに遅くなり、余分なメラニンが肌に蓄積されやすくなってきます。その為、年齢を重ねた肌はシミが出来やすくなっています。
今までの臨床経験上、シミの部分を触ると他の箇所とは違い、肌の奥がカチカチになっています。
この部分をKACS式深寫浅補で緩める事により、血流の流れが改善され、お肌の筋肉も柔らかくなり、ターンオーバー改善、バリア機能の強化にもつながっていくのです。