






大草原の小さな家(だいそうげんのちいさないえ、原題:Little house on the Prairie)はNHK総合テレビで1975年から1982年まで毎週土曜の18時台に放映されたドラマ(その後も数回に渡って再放送が繰り返し行われた)。NBC製作(1974年 - 1982年)。日本語版の台詞の翻訳は森みさ。
原作はローラ・インガルス・ワイルダー(1867年2月7日-1957年2月10日)による一連の半自叙伝的小説シリーズ。原作シリーズは『大きな森の小さな家(Little House in the Big Woods)』に始まり全9作を数えるが、テレビシリーズでは第3作の『大草原の小さな家(Little House on the Prairie)』以降を描いている。西部開拓時代のアメリカを舞台にしており、インガルス一家はウィスコンシン州―オクラホマ州―ミネソタ州―サウスダコタ州と移り住む。ローラが生まれたウィスコンシン州を後にオクラホマ州へ移り、その後ミネソタ州へ向けて旅立つまでの話がまず2時間のパイロット版として制作され、続いてミネソタ州のウォルナットグローブという町を主な舞台とした連続ドラマが、9シーズンに渡り制作された。
テレビシリーズということでかなり脚色されており、原作とはいささか趣を異にしている。このことから、原作を愛好する者からの批判もかなりあったのだが、テレビシリーズがきっかけで原作を手にした者も多く、また原作もテレビシリーズも両方好きだという者も多い。
テレビドラマ化される際、先住民(いわゆるインディアン)の問題をどう扱うのか、アメリカ本国では特に大きな話題になったと言われている。原作ではキャロライン・インガルスが先住民に対し好感情を持っていないと見られる描写が多く(当時のアメリカ人の一般像でもあった)、そのままドラマ化するのかどうかが興味の対象だった。実際には第1話にほんのわずか先住民との邂逅が描かれるが、以後のストーリーに先住民に関するエピソードはほとんど登場しない。その一方、黒人への人種差別に関するストーリーは何話か存在する。
最初の方のシーズンでは原作に基づいた話が基本であったが、第5シーズンあたりから物語の内容が原作とは離れていった。しかしその物語の根底にあるものは原作と通じるところがあり、原作とは別のものとして十分に楽しむことが出来る。たとえば、第5シーズンで一家は一旦ウイノカという大きな町に移住し、その数回後にウォルナットグローブに帰って来るのだが、これは原作にはない。しかし、実際のインガルス一家は、ウォルナットグローブで農業に失敗したために、都会に移って知人のホテル経営を手伝っていたことがあった。その頃の暮らしは実際のインガルス家にとっては、都会の騒々しさに辟易したり、また旅の途中で生まれて数ヶ月の長男を失くしたりしたためにあまり幸せなものではなかったらしく、原作には全く出て来ないのであるが史実である。
インガルス家(第1〜第8シリーズの中心)













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