『モヒカン族の最後』(モヒカンぞくのさいご、原題:The Last of the Mohicans)

ウイキペディアより

ジェイムズ・フェニモア・クーパーによる長篇歴史小説。初版は1826年1月。

当時人気のあった通俗小説のひとつで、クーパーをアメリカ文学作家として世界的に有名な域まで押し上げた出世作でもある。この作品は彼の5部作『レザーストッキング物語』シリーズの第2作である。第3作は『道を拓く者』。

この作品の物語の欠陥は発表当初から指摘され、その長大さと精緻でかしこまった文体は、後の読者を惹き付けるに至らなかった。しかし、それにもかかわらず『モヒカン族の最後』は現在でもなおアメリカ文学において大きなウェイトを占める作品として認められている。


インディアンに対する影響
主人公の名前ウンカスは、17世紀中頃にインディアンの一部族「モヒガン族」を創始した人物の名に由来している。しかし、実在のウンカスは「モヒガン族」であり、「モヒカン族」ではなく、そのことは現代に至るまでその2部族を混同させやすくすることとなった。

鵜飼俊男の感想
長編小説の映画化が難しいのは、2時間の映画で20時間、100時間の小説を正確に現そうとするから。あらすじを追いかけ、観客は感動する材料不足。思い切ってメインあらすじにしぼり、良い場面はじっくり時間を費やすべき。またインデアンを白人が演じているのも、いかにも「芝居=うそ」くさい。  50点。


スタンドアップ(North Country)


ウイキペディアより

2005年制作のアメリカ映画。

1988年に起こった実際の事例(Jenson v. Eveleth Taconite Co.)が元に映画化された。 この事例は世界初のセクシャルハ
ラスメント訴訟となった。


シャーリーズ・セロン:ジョージー・エイムズ
トーマス・カーティス:サミー・エイムズ
エル・ピーターソン:カレン・エイムズ
フランシス・マクドーマンド:グローリー
ショーン・ビーン:カイル
ミシェル・モナハン:シェリー
ウディ・ハレルソン:ビル・ホワイト
リチャード・ジェンキンス:ハンク・エイムズ
シシー・スペイセク:アリス・エイムズ


暴力を振る夫に耐えかねて、二人の子供をつれて故郷であるミネソタ州の炭鉱の町に戻ってきたジョージー。10代で未婚
の母になり、再び戻ってきたジョージーに父親は冷たく、母親は我慢して夫とよりを戻すようにというばかり。夫の元に
帰るつもりのないジョージーは、女で一つで子供を育てることを決意し、炭鉱で働き始める。しかし男社会である炭鉱の
仕事に女が働くのは男達にとっては面白くなく、男達はジョジーに執拗な嫌がらせをはじめる。耐えかねたジョージーは
世界で初めてのセクシャルハラスメント訴訟を起こす。


goo映画
子供を連れて故郷に帰ってきたジョージー。鉱山の町としての伝統を育んできた町の住人たちは、10代で息子を産んでシ
ングルマザーとなり、父親のちがう娘を連れて、戻ってきたジョージーに“身持ちの悪い女”と冷たい視線を向ける。そ
んな中、ジョージーは子供たちのために、自立を目指して、鉱山で働きだす。だが職場では、男性社会に進出してきた女
性に対する会社ぐるみの厳しい洗礼と、屈辱的な嫌がらせが待っていた。

鉱山労働者として働くシングルマザーが、男性社会の中で立ち上がっていく姿を、実話に基づいて描く感動作。『モンス
ター』で主演のシャーリーズ・セロンが、入魂の演技を披露。女性の脆さと強さという相反する両面をクロースアップひ
とつで表現してしまう様に、胸が詰まるような感動を呼び起こされる


投稿感想

私、44歳中年ブスイ男ですが、現実問題、彼女の様には、いかない。会社じゃ、毎日ボロクソ言い据えられ、家では、嫁
に、シゴキ倒される毎日です。自分の言いたい事も、言えず、周りに、飲まれ流される日々。こんな男で、なかったのに
。そんな中年ブスイ男に、勇気と、感動を与えてくれる作品です。
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彼女が受けた屈辱には、思わず唇をかみしめてしまった。力より言葉の暴力がここまで陰湿で残酷なものになるとは。こ
れが、そう大して昔でもない時代の物語であることに驚愕する。田舎町、そして炭鉱という閉ざされた空間での話である
にしても。同じ女性達にも支援してもらえず、孤立無援で立ち上がるしかなかったジョージー。心の葛藤をとても微細に
演じていたと思う。セロンのような美しい女優が、美しいだけでない女性を次々と演じ、それが成功しているのには、彼
女の真の実力を感じる。
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1980年のアメリカでこのような性差別や嫌がらせが公然と行われていたという事実に驚き、また先人の努力によって今の
自分たちの労働環境があるのだと改めて考えさせられた映画だった。

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僕は、いわゆるフェミニズムを扱った作品があまり好きではないが、この作品には素直に感動した。なぜなら、この手の
映画にありがちな、女性を守れと叫ぶだけのフェミニズムとは、まったく違ったからだ。あからさまな女性蔑視に戦いを
挑むジョージーと、そんな彼女をなかなか理解できない父親、ジョージーに嫌がらせをする炭鉱所の男たち、そして、裁
判官。それぞれの視点から、女性差別の問題が照らし出されるので、擁護だけに偏らない様々な見方をすることができる

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既得権、存在を脅かされると危惧した炭鉱夫たちの数々のひどい嫌がらせに負けず、今を変えるために、立ち上がってい
くジョージーの姿には、胸がつまります。同じ女性でも、報復が怖くて立ち上がれない女性達との対比はリアリティが感
じられました。
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そんなに古い話ではないアメリカでのセクハラ問題劇。その内容にはこれが事実だとしたらあまりのひどさに驚いてしま
うが、アメリカとは僕らが思っているほど自由が何でもあふれている国ではないことが分かってくる。
クライマックス、働いている女性だけでなく男たちも真実を吐露し原告に参加するシーンは人間への尊厳さえ感じるほど
感動的だ。
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実話に基づいた、ドキュメンタリードラマということもあって、エンターテイメント性はありませんが、女性の気持ちや
、強さを忠実に表現された素敵な映画だと思います。




yahoo映画投稿

珍しく邦題が、原題を凌駕しています。
この邦題はすごくいい。この映画の全てを的確に表現している。
シャーリズ・セロンがやはり少し美しすぎるきらいはあるが、それは差し引いても、とても見せ方のうまい映画であった

地味で小規模な作品でありながら、ラストの山場では胸が熱くなり涙が出ました。泣かせてやろうというのではなく、さ
りげなく、それでも見ているこっちが、どうかどうか立ち上がって!!と祈らずにはいられないあのラスト。

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女性が主人公で女性監督の演出のせいか、全体的に女性側から描かれた内容だったように感じました。
描かれるセクハラの状況は相当酷く許されるようなものではありませんが、男性側が何故そこまでやったのかという描写
がほとんど無かったので、その点も描かれていたらもっと良かったのではないかと思ってしまいました。

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日本の若者は、地べたに座って化粧したり、
物を食べたりするようになったのか?
おまわりさんや、先生に「タメグチ」を叩くようになったのか?
教師も一緒になってイジメをするようになったのか?

6歳から9歳までの子供が守っていたことすら
できなくなっている我が国の現実。

これが全て欧米化のせいとは思わないが、少なからず影響があると思う。



旦那の暴力、父親の違う子供、自分を恥に思っている両親。
冷たい近所の目。

シングルマザーの主人公ジョージーは2人の子供を養う為に
男の職場「鉱山」で働くことになる。
職場で男たちに受ける恥辱や暴力、酷い嫌がらせは
セクハラなんて簡単な言葉では片付けられないほどに
最低で最悪。
遂には最愛の息子までいわれの無いことで苛められ、
「家族の絆」までも崩れ落ちていく。

会社や上司に掛け合っても全然聞いてもらえず、
そのことで益々エスカレートしていく嫌がらせ。

会社を集団告訴するには皆の協力が必要だが
味方だと思っていた女性社員達も嫌がらせを恐れて
自分から遠ざかっていく。

このままではいけない!と勇気を振り絞って
一人で立ち上がるジョージー。
その心の叫びが奇跡を起こす。

こんな国に生まれ、こんな事で裁判を起こさなくてはならない
アメリカ人女性を哀れに思う。
そして、我が国の未来が、こうならないことを願う。

鵜飼俊男の感想
↑の感想が好き。満足しました。ウエブサーフィンして良かった。