その男ゾルバ



http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13254

英国人作家のバジルはクレタ島に赴き、ゾルバと言う男に会う。楽天的で、見るからに頑強なこの男は魂もまた壮健だった。やがて、バジルが投宿した安ホテルの元高級娼婦という女主人とゾルバは親しくなった。一方、バジルは、炭鉱の監督の息子に迫られている美しい未亡人(I・パパス)と恋仲になる。が、息子は振られたショックに海に身を投げ、未亡人は村八分にされた挙句、監督に刺し殺されてしまう。そして、女主人も病を得て没し、おまけに、ゾルバ創案の炭鉱ケーブルが竣工式の当日に壊れるが、彼はへこたれず、ギリシア特有の力強いダンスをバジルの前で踊ってみせる。未亡人の死の衝撃冷めやらぬバジルだったが、これを見て感激し、彼の手ほどきを受け、共に踊り始める……。

『欲望という名の電車』(A Streetcar Named Desire)



ウイキペディアより
テネシー・ウィリアムズによる戯曲。ニューヨークにおいて1947年に初演された。1951年に映画化、1998年に歌劇化。



舞台はニューオリンズ。粗野な工場労働者の妻を妹に持つブランチが、居候して巻き起こる事件を描いている。

主人公は名家出身の女性ブランチ。社会に適応できないブランチは堕落し、やがて故郷を追われて妹のステラの下に身を
寄せる。しかし、ステラの夫スタンリーは退役軍人で粗野な工場労働者だった。ブランチは暴言・罵倒、挙句に隠してい
た過去を晒され、暴行される。ブランチは痛めつけられ、施設に入れられる。

この作品でヴィヴィアン・リーがアカデミー主演女優賞とヴェネチア国際映画祭女優賞、カール・マルデンがアカデミー
助演男優賞、キム・ハンターがアカデミー助演女優賞とゴールデングローブ賞女優賞を受賞している。

1947年にほぼ同じキャストでブロードウェイにて上演された舞台の映画化であるが、舞台でブランチを演じたジェシカ・
タンディは映画の際に年齢的な問題があるとされ、ロンドンでブランチを演じたヴィヴィアン・リーがブランチを演じた

当時のプロダクション・コードの影響で、戯曲にあったブランチの自殺した夫が同性愛者であったことが明かされる部分
などは削除されている。

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父の死と共に南部の家を失ったブランシュ・デュボア(ヴィヴィアン・リー)はアルコールに身を持ち崩して、妹ステラ(キム・ハンター)が結婚しているニューウ・オルリンズのフランス街の家を訪れた。妹の夫スタンリー・コワルスキー(マーロン・ブランド)は暴力的な男で、カードと酒に狂ってはステラを打つのであったが、彼女はこの男に全身を捧げて悔いなかった。そのような妹夫婦の日常を見るにつけ、ブランシュはスタンリーのカード仲間ミッチ(カール・マルデン)に次第に関心を持つようになった。母と2人暮らしの純情な独身者で、真面目にブランシュとの結婚を考えはじめ、彼女も彼に、年若の夫を失った暗い過去を打ち明けて、将来への希望を語った。しかしスタンリーは街の仲間から、ブランシュが実は大変な莫連で、17歳の少年を加えこんだというので故郷を追われてきた女だということを聞き出して、ミッチにぶちまけた。ブランシュの誕生日に、むろんミッチは出て来ず、しかもスタンリーは彼女に贈り物として故郷へ帰る片道切符を渡した。その夜ステラが俄かに産気づき、スタンリーと病院に出かけたあと、ブランシュは訪ねてきたミッチに結婚を迫ったが、彼はもはやその言葉に動かされはしなかった。夜更けて帰ってきたスタンリーはブランシュが1人妄想に酔っているのを見ると暴力でこれを犯した。完全に発狂したブランシュは、紳士が自分を迎えに来たという幻想を抱いて、精神病院へ送られていった。

goo映画投稿感想

ニューオリンズの妹夫婦の安アパートに突如転がりこむブランチ(ビビアン・リー)。貞淑で古風な女を装うブランチではあったが、当初から姉の正体を見破っていた妹の夫スタンリー(マーロン・ブランド)に汚れた過去を暴かれていく・・・。

ひたすら陰影を強調するカメラは、大胆にも女優の顔を深い影で塗りつぶす。まるでブランチのダークサイドを象徴するかのように。それはまた、若きマーロン・ブランドの彫りの深い顔立ちを、感情を持たないギリシャ彫刻のようにも見せていく。

スタンリーに足蹴にされ、次第に正気を失っていくブランチ。それは晩年精神を病んだビビアン・リー本人の人生と重なってみえる。明るい場所を恐れるブランチが好んだ暗闇は、赤狩りの追及を逃れるため、仲間を売った過去のある監督エリア・カザンの心中の闇を表していたのかもしれない。