雪割草an庵          
                                                                 
雪割草を育ててみませんか
        
                                                      2016年 10月31日 更新
                                                     
                                                                    

                                    
     


                                            こ こ ろ
                  


            

ようこそ雪割草an庵へおいでくださいました

 

雪国に春の到来を真っ先に告げる花、雪割草、その小さな可憐な姿には誰もがすぐに虜になってしまいます。私もその魅力にとり憑かれ、20年ほど前に庭に専用のハウスを建て、雪割草を育てるようになりました。単純な手作りのビニールハウスですが、“雪割草an庵”と名付けてその庵主を気取り、雪割草に囲まれた日々を過ごしております。

四月初め、自生地で、春一番を謳歌するかのように可憐に咲き乱れる雪割草の姿は、共に長い雪国の冬を耐え抜いた私たちと喜びを分かち合うかのように見えます。ふかふかの落ち葉の寝床から頭をもたげて風に揺れている清楚な雪割草たちに、ああ、今年も元気に会うことができたね、と思わず話しかけてしまいます。以前は様々な色合いの花が咲いていたのですが、近ごろは薄紅や薄紫、白花がほとんどになりました。濃色花や変化花が全く見られなくなったのは残念なことです。

さて、この雪割草は他の花には見ることのできないほど様々な色や形、咲き方があります。この独特の多様性には驚くべきものがあり、見飽きることがありません。好みの花を入手し、育て眺めることはもちろん大きな楽しみですが、交配による新種作りもまた雪割草の魅力を倍加させてくれます。実生作りには播種から開花まで34年を要します。一年ごとに少しずつ成長していく自作の雪割草がどんな花を咲かせてくれるか、首を長くして待っている身には新花との初めての出会いはすこぶる感動的です。34年はずいぶん長いように思われますが順次種を播き続ければ最初の開花後からは毎年新しい花と出会うことができます。 

このホームページに掲載した標準花は自作の新種はわずかで、多くはセルフによる実生ですが、段系花の大半は自作のものです。自信作にはこれぞぴったりだと思われる名前をつけて「マイフラワー」として楽しんでおります。私の命名花がいつか広く知られ、多くの人々に愛でられることを夢見るのも楽しみの一つです。

近ごろは栽培する人たちの好みの傾向が以前より多様化してきたと思われます。華やかな段系複色花や希少価値の高い花は愛好家にとってはかけがえのない宝物ですが、標準花、短芯花の中にも素晴らしいものがたくさんあります。雪割草らしい優しさや、すっくと立ち上がる楚々とした美しさは、こういう花にこそあるように思います。

このHPは雪割草の魅力を多くの方々に知っていただきたく、古希を過ぎた庵主とその老妻が四苦八苦しながら作っております。早くも年目に入りました。この間、ご覧になった方々から多くのアドバイスや励ましのお言葉を戴きましたこと、心より感謝申し上げます。これからも皆様の貴重なご意見を生かして、より見やすいページを作るよう努力していきたいと思っております。このHPを通してたくさんの方々とお知り合いになれたことも、私たちにとってはこの上ない喜びです。

それでは、どうぞごゆっくりご覧ください。

                                                                                                       

                   追  記
                                      
                             (2016年10月 記)

雪割草の原生地として代表的な越後の弥彦・角田の峰々も色付き始めてきました。山の雪割草たちも厚い枯葉の下で長い冬を越す身支度をしていることでしょう。

今年の我が家の雪割草たちは例年になく根を遣られ、瀕死の株も数多く出ました。猛暑のためだけではなく、水遣り、通風、消毒など私の管理不足に起因しているものと反省しているところです。黒くなった根は切り落とし、水洗いをし、ミズゴケを巻いて、再び元気な姿にと願って植え替え作業に勤しんでおります。

元気に夏を越した株は秋が深まるにつれ着実に芽を伸長させております。三年前に出現した自慢の「ブライダルローブ」は青軸無毛の八重咲花ですが、今では大株となり、そのセルフをした子株や同系統の苗もしっかり芽をつけています。春にはどんな初花と出会えるか、待ち遠しい限りです。

いつぞや、江戸の歌人 橘 曙覧 を真似て

たのしみはカップの酒もてわが庵に花に囲まれ花といるとき

と戯れに詠んでみたことがあります。そんな春のひと時を夢見てやがて来る長い冬を越したいものです。

今年のHPの見出しの雪割草は「こころ」と名付けました。「峰桜」をもとに作った「神楽追分」系の花です。鮮やかな赤色弁が気に入っていますが、ベタでないのが多少不満です。しかし、曇りのないすっきりした青軸花独特の花容が魅力で、思いを込めて単純に「こころ」と銘を付けました。

十年一日の如く変わりのないHPですが、ご覧頂ければ幸いです。


                                                        

                                                       

   

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