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ペット・セマタリー<上><下>

背表紙
都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。 だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のために<ペット共同 墓地>があった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも・・・「あまりの恐ろしさに発表が見あわせ られた」とも言われた話題作。
書評
アメリカはメイン州、ラドロウにやって来たたルイス・クリード。彼は最愛の妻と二人の幼いこども そして愛猫のチャーチとの新生活を始めるため、この地に引っ越してきたのでした。到着早々 息子のゲージが蜂に刺される、という災厄に見舞われますが、親切な隣人ジャド・クランドルのおかげ で事なきを得ます。ジャドとの交流、医師としての仕事場の環境、愛する家族と過ごす日々、ラドロウ での新生活はルイスにとって素晴らしいものでした。愛猫のチャーチがトラックに轢かれるまでは…
チャーチの死によって明らかにされる、ラドロウに隠された秘密。それは何百年も前から埋葬地として 用いられてきた、ある”場所”のことでした。現在はペットの共同墓地として使われているその”場所 ”。そこには、秘密を分かち合った者だけに作用するある魔力が眠っているのでした。
一家の幸せな日々が、音を立てて崩れてゆく悲劇を描いた作品。上巻と下巻の内容が対比的で、読み進め るごとに恐怖と深い悲しみを覚えさせられます。作者が言うように非常に恐ろしい小説ですが、時には 人生の悲哀的な面を直視するのも良いのではないでしょうか。
評価

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