10月28日〜29日
鼻毛の池
その他の池探索ツーリング

新潟県に鼻毛の池とがあるのをご存知だろうか、池と付くからもちろん池である。
私はツーリングマップル(旧版)をいつものようにパラパラと眺めていたら偶然発見した。
その名前のインパクトもさることながら、さらに私を惹き付けたのが、そこに鼻毛の池キャンプ場があることであった。
前にも書いたが、私は♪静かな湖畔のキャンプ場♪が何より好きである。早速Webで調べてみる‥
出てきたー、あったー!先ず自治体関係のHP、そこには鼻毛の池の写真が!「なんだー綺麗な池じゃないかー♪」さらに鼻毛の池にまつわる伝説が!なんでも近所の野々海池の主の娘に惚れた、これまた近所の蒲生の主が、鼻毛の池の主に仲人を頼み、2人で野々海の主に挨拶に行き、野々海の主に断られる!逆切れした2人は村人から刃物を借りると野々海の主を切り殺してしまう!!なんとも血なまぐさい上になんの教訓にもならない伝説があるそうな‥いったい、こういう伝説は誰が最初に言い出すのかね〜
さらに実際そこに行って、泊まった人はいないのか調べた、しかし、そこに記載されているのは変な地名を集めて喜ぶサイトだったり、B級スポット好きの面白半分なサイトがほとんどであった。中には実際、鼻毛の池まで赴いたツワモノもいらっしゃったが、野宿はされてない様子。
いずれにしても、人気(ひとけ)が無くて美しい池で、野宿ができる(あるいは過去にできた)云々、十分目的地として訪れる価値のある池と判明したので、野宿目的で赴くことにした。

せっかく遠くまで往くのだから途中気になるスポットを寄りつつ鼻毛に向かう事にする。他のスポットは寄り道程度なので、個別に記載せず、ツーレポ的に紹介します。


早朝の環八を通勤の車の流れに乗って関越道練馬入り口へ、関越道もとくに渋滞も無く本庄児玉で降りる。国道17号、から県道28号と走り、榛名山へ、八合目付近は紅葉真っ只中できれい!頂上付近は枯れていた。

榛名山の紅葉

榛名湖の脇を通りそのまま県道28号で中之条へ下る、県道が国道へぶつかるあたりに岩櫃山と言う全山岩石に覆われたような山がある。山梨の瑞牆山(みずがきやま)を小さくしたような山である。麓から1時間くらいで登れそうなな山なので、こっちに来たついでに登っておこうと思い続けて、15年ほど過ぎた!

岩櫃山、面白い形の山だ!しかし今回も登らねぇ。

中之条から県道55号観光名「日本ロマンティック街道」を通る、沢渡温泉から暮坂峠までの間は、岩壁を持った面白い形の山が連なり、更にその山々が紅葉していて飽きさせない景観が続く。
暮坂峠から草津温泉を過ぎ国道292号を白根山へ、白根山の上りになると、紅葉が枯れ木に、枯れ木が雪景色に変わってきた!

白根山駐車場前、すっかり雪景色だが、バイクで走れない程ではない。

白根山を過ぎ国道をそのまま志賀高原へ進む、コーナーの度に、しみ出しが凍り付いておりヒヤリとするが、北アルプスを一望にできるワインディングロードはとても楽しい!焼額山方面に国道を離れると、標高もグッと下がり、また紅葉の山々の中を走る。

北アルプスが一望にできる爽快な道!


山を下るとまた紅葉の山々の中を走る!


秋山林道に入り一路、秋山郷へ向かう。秘境と称される秋山郷には一度行ってみたいと思っていたので、今回鼻毛に行くついでに寄ることにしたのだった。
それにしても、白根山を越えて秋山郷へ向かうプロセスは、正に秘境に赴く気分を盛り上げてくれる。新潟側から行けば案外すんなり行けてしまうので、秘境感が薄い、これから秋山郷を訪れる人は是非白根越えをして行って欲しい。
とはいえ道は完全舗装でカーブミラーもあり、山深い中を楽しみながら、なんら問題なく秋山郷へ達することが出来る。
今日は秋山郷に数ある部落の中で、屋敷と言う名前の部落に立ち寄ることにした。
先ず、ちょうど昼飯時であったので、みずと屋食堂さんで食事をとる。
時期が秋と言うこともあり、お勧めをたずねると、きのこ丼、きのこラーメンを勧められた。ラーメンはテント場で食す予定なので、きのこ丼を注文した。
このお店は食事の他に、お持ち帰り用の豆腐が売っており、その豆腐は普通に売られている豆腐よりはるかに詰まっている感じで、しっかりしている。コンクリートブロックの半分程の大きさで¥650だったか?観光に来ていたおばちゃんが買っていた。

注文したきのこ丼¥1100、値段は張るが、きのこだらけ!これでもかと言うくらいきのこが入っている!10種類の地元で取れたきのこが入っているとか。味は全くの中華丼でとても美味しいのだが、きのこの味がするかと言えば?である。まぁきのこの歯ごたえを楽しむ感じか。ちなみにきのこラーメンは¥1200で、きのこ丼と同じ物がラーメンに乗っている。

腹ごしらえを済ませ、近くにある秋山郷民族資料館を見てみることにした。資料館駐車場にバイクを停め、あたりを見るがそれらしい建物はない、駐車場のある民家で訪ねると、なんとそこが資料館だった。聞いてしまった都合上引き返す訳にも行かず、¥350払い入場!私の興味は、秋山郷の人達はいつからこの様な山深いところで生活するようになったのか、と言う事と、なぜそこに住まなければならなかったのかと言う事である。
資料館は、一階が伝統的な農機具などが展示してあり、秋山郷のちょっと昔の生活が分る様になっていた。
二階は、秋山郷がらみの絵画が展示してあり、名前は忘れたが、秋山郷出身の画家さんによる作品がズラリと展示してある。作風は景観を精密に再現しつつ独自の世界観をかもし出す感じで、ちょっとダークな色使いが独特の雰囲気。
一通り見終わって、一階にいる主に「よく画家さんがこんなに沢山絵を貸してくれましたね!」と尋ねたところ。な・な・なんと画家は主本人でした!!変なこと言う前で良かった〜。
この画家さんは、普段東京のアトリエに住んでいて、新緑、紅葉の季節は実家に戻り民宿も兼ねている、資料館を手伝うのだそうです。今年は新潟の地震のせいで、みんなキャンセルになってしまった。とブーブーおっしゃってました。
稼ぎ時に閑古鳥じゃ、無理も無いよね。震源近くの観光地は違う意味で大変なことになってるようです。
資料に無かった秋山郷の起源と理由を尋ねると、知らないとの事。ただ、この様な山里にありがちな平家の落人伝説があるとの事。
いったい平家の落人は何人いたんだい、多すぎゃしないかい!日本国中そこらかしこ落人だらけじゃん!といつも思う。
しかしここは本当に山深いので、わざわざ大昔に此処に住むというのはチョットわけありな人々に違いないと思うので、なんとなく信じたい気分。

秋山郷民族資料館を後にして一路鼻毛の池へ。さっき見た絵画にインフルーエンスされたのか、来る時みたのと同じ景色なのにチョット違って見える。しかし30分程で自分の感性に無事もどった。

秋山郷のシンボル的な岩壁!秋山郷には良い時間が流れています!

秋山林道から国道117号へ出る。近くの道の駅で本日の酒を買い込み飯山線平滝駅近くより鼻毛へ向かう最後の山越え林道に掛かる。林道といっても完全舗装で通行に支障は全く無い、所々最近出来たと思われる窪み、崩壊があった。地震で出来たのか、台風で出来たのか、分らない。
紅葉の美しい林道を上がると、鼻毛の池伝説にも登場する野々海池へでる。
この池は道路からイマイチ見えずらいが、細長の静かで美しい池で、キャンプ場もある。こちらのキャンプ場はきちんと整備してあるようだがクローズしていた。
野々海池より深坂峠を越えて、松之山町へ下る。山を下ると国道405号にぶつかり安塚町方面へ進む。
国道といっても車線のない林道のような細さの道で、所々に民家の小集落をみながら小刻みなワインディングを走る。菖蒲の集落から大島村方面に向かって国道を離れ、牛ヶ島の集落につくと、あった!鼻毛の池の看板が!

鼻毛の池への看板発見!堂々と明記してあり、うれしくなる。

看板から更に細くなった道を山に向かって上る、完全舗装なのであっさりと鼻毛の池へ到着した。


これが鼻毛の池だっ!!き、綺麗だー


鼻毛の池の標も発見、ぶっ倒れて、砕けてました。

日暮れも近いので、さっそく野宿の支度をする。ここは水場は少し下ったところに最高の水場があるが、トイレが見当たらない、私はこの筋のプロなので、このロケーションと設備は整っていると感じる位だが、一般の人がキャンプをする様な場所ではない。キャンプ場としては随分前から機能していないようだ。

野宿の支度を終える頃、鼻毛の池から満月が顔を出した。

なんとも幻想的!

そして人っ子一人いない鼻毛の池で満月を肴に、鼻毛な夜はふけてゆく

これが漢の晩餐だ!食い物は茹でたジャガイモに塩!酒は千曲錦!以上!!

ほんっとうに最高の夜でしたよ!美しい景色に美しい月、静寂、酒、他になにも要りません。


鼻毛の池の夜明け!目覚めるとこの景観、この静寂、幸せです。(2ページ目に進む)(トップにもどる