10月16日〜17日
四尾連湖
富士五湖の本栖湖より北に8qほどのところに四尾連湖という名前の湖がある。
地図で見ると蛾ヶ岳、大畠山に挟まれた山上湖の様に見える。
実はこの湖は明見湖、原宿の浮島沼と富士五湖をあわせて富士八湖と呼ばれていたらしい。
さらに四尾連湖は湖のほとりに山荘、キャンプ場があり、これらはキャンプ場ガイドに登場することも無く、人知れずハイカー、キャンパーの訪れを待っているという。
この湖の存在は昔っから知ってはいたが、♪静かな湖畔の幕営♪が何より好きな私は近年になり行って見たい衝動が強くなる。6月頃ホタルを見に行くついでに行きたかったのだが、予定が合わず10月になってしまったが、行って見ることにした。
四尾連湖の水明荘さんに現地の情報を聞くと、ここのところの台風連打で、湖水が上昇し、湖を周遊する歩道が、水没していると言う。キャンプ場は湖の対岸にあるので、ボートで行かないとたどり着けないとのこと、しかし、こちらがバイクで荷物が少ないことを話すと、臨時でつけた踏み跡で行けるだろうとの事。少々心配だ。
八時過ぎに川崎を出発。16号で八王子へ向かい中央道に入る、勝沼ICで中央道を降りる。本日曇り空で少々肌寒い、ついこの間まで激暑だったのが信じられない。
一宮から広域農道に入りブドウ畑を眺めながら快適に走る、途中道の駅にて本日飲むワインを買い込み市川本町へ、町の中にある小さな四尾連湖の看板に導かれ四尾連湖に続く道へ出る、広くなったり細くなったりしているワインディングをひたすら上がると、蛾ヶ岳登山口と四尾連湖の入り口につく、そこから砂利引きの道を下りてゆくと四尾連湖だ!
水明荘で受け付けを済ませ、幕営道具を肩に掛けて湖岸の踏み跡を行く、やはり水位が上昇しているようで、周遊道が水面下50cmのところに見える。
しかし、周囲1km程の湖なので、10分も歩かず、対岸のキャンプ指定地につく。

キャンプ指定地はこんな感じの白樺の疎林の中だ、トイレと水場だけのシンプルなキャンプ場、風も無いせいか、とても静か、無音と言っても良いくらいだ。しかも直火OKのサイトなので今度来るときは是非焚き火をしたい。
四尾連湖はとても静かな湖で、透明度も高い、我々が行ったときは増水していたので濁り気味だったが、それでも結構澄んでいた。
住んでいる魚はワカサギ、ウグイ、コイ、例によってブラックバスである。他の富士湖の様に、マス科の魚はいないらしい、ブラックバスが住むようになってワカサギが激減したそうな、その昔冬の四尾連湖は全面結氷し、スケートや氷上の穴釣りが楽しめたそうである。今でも結氷はするそうだが、人が乗ったり出来るほどには結氷しないとか、ワカサギは激減するは、温暖化で結氷は甘いはでダブルパンチ感が強い。しかし最近ではバス狙いのルアー釣りの人が来るようになり、これまでと違った層が訪れるようになったとか。
更に、この湖は夏は泳げるらしく、ボーイスカウトの子供達とかが泳ぐらしい、ルアーが足に刺さらないか心配だが、今までそういうことは無いそうだ。

四尾連湖のほとりでコーヒーを沸かす、至福の時間だ!
しかし、ここにボーイスカウトがいてガキいや子供達がバシャバシャやってたら興ざめだろうな〜、夏来るのはやめよう。
さらに四尾湖連には四つの尾を持った竜の伝説があり、同じくこの湖に住んでいた牛の化け物を退治したところ雨が降り出したことから、干ばつのときには牛の化け物を退治した兄弟の墓に詣でた後、湖に牛の頭を沈めて雨乞いをしたそうな。
また湖のすぐ近くに子安神社があり、木花咲耶姫がこの地で子供を産んだことから、安産の神社になっている。
安産の神様だったり、雨を降らせる竜だったり、統一して欲しいものだ。
しかし伝説盛りだくさんなのも、この湖がなんとなく神秘的だからに他ならない。

我々のユルユルのキャンプサイト、このあと暗くなってからアンダーソンさんが道に迷いながらもやってきて、日本酒と甘い地元ワインで、四尾連湖の夜はズルズルと過ぎてゆくのでした。

翌日、四尾連湖の朝!ドピーカンである。
グズグズ起床しゆっくりコーヒーを飲む、幸せなひとときだ!!
本日は奇しくも子安神社の祭りの日だと言う、祭り囃子がいい感じで聞こえてくる。現場に行けばトン汁のおすそ分けがあるらしいが、我々が朝からキッチリ行事に参加するわけも無く、いつものようにテン場でくつろいでるうちに祭りが終わっていた。
結局、子安神社には行かずじまいだったが、子安神社には源頼朝がらみでマユツバ伝説付のリョウメンヒノキという大木があるらしいので、次来たときは行こうと思う。
最後に、このキャンプ場は水明荘さんの管理で、キャンプしたい方は水明荘さんにお問い合わせを!
この水明荘には管理人さんが住んでおり、土日のみ娘さんが手伝いに来ているそうです。この娘さんは、バイク乗りで、ハーレーに乗っているとか、しかもこの四尾連湖畔で育ったそうで、湖の事を詳しく教えてくださいました。水明荘の方は皆とても親切でした、お世話になりました。
以上