介助の盲点。

統合失調症は完治の無い病とは言え、社会復帰は可能です。
社会復帰そして自活までの間は、家族などによる介助が不可欠となります。
介助は文字通り、介添えし手助けをする事です。
親としては将来の自活を考え、衣食住の生活技術を身に付けてもらおうと考えます。
私は食を最優先に考え、食事作りを教える事にしました。
私自身が作れる簡単な男の手料理を手取り足取り教えました。(酒のツマミ?)
『宿敵の父』に教えられるのが屈辱だったのかも知れません。
その解決策として、インターネットで保証人不要のアパートを契約しました。
入居後は自分から地元の保健所にデイケアの申し込みをしました。
急性期だったのでしょう。本人は人一倍頭が働いていると信じていたと思います。

介助は病人の自主性を重んじ、危険の無い限り自主的行動を制限してはいけません。
軽ければ『食事にしよう』とか『寝よう』と促すだけで行動につながるでしょう。
でも、ひどければ我が子のように料理後にガスを消すのを忘れたり、
トイレを流すのを忘れる事もあるでしょう。
介助者はさりげなく気を配り、至らぬ行動を補佐し、促す必要があると思います。
とはいえ、どんなに気をつけていても病人の行動の総てを知る事は不可能です。
携帯電話で物も買えますし、アパートの契約もできますし、株だって取引できます。
外出すれば、パチンコだってやるかもしれません。
でも、それらを介助者が知るのは結果が出た後なのです。

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